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復活~ラリー仕様

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kachan

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我が家唯一の1/10 EP「TT-01」。
復活から、ラリー仕様へ改造するまでの道程を、いつもの日記スタイルで紹介します。

※ これ↑は、2008年4月1日現在の進行形・・・




2008/02/23
【TT-01 復活計画発動!・・・現状確認】


WRC最速マシンを作るぞ!と意気込んで、息子と無茶走りをさせていた2005年の初春。
とうちゃんにとって、30年ぶりに作る「ラジオコントロールカー」でした。

しかしクサラくんは、その3ヵ月後、グラベル全開走行中にギヤロック状態に陥り、今日までの3年間、オブジェとなっていました。
その後も、時々部品を買い集めたりして復活の日を待っていたのですが、他のR/Cに手を広げていったり、仕事が忙しくなったりで、なかなか手が付けられないまま時は過ぎ・・・。

最近は、インファ君たちを ”ブッ飛ばして ”ストレスを発散していましたが、時々棚の上で埃を被ってこちらを見ている姿を見るに付け、「何とかしてあげなきゃかわいそうだな」と思うようになりました。

今ではTT-01シャシも仲間が増え、最古のもの(初期仕様)となってしまいました。でも、豊富な改造情報やパーツ類は、容易に入手できますので、まだまだ現役で活躍してくれると思います。

「今以上に弄るものを増やして大丈夫?」
という不安もありますが、頑張って復活させてあげましょう!

復活するに当たり、まずは現状を確認しなきゃぁ・・・




・ギヤ類の汚染&損傷

まずは不動となった故障箇所を確認。
リアのギヤBoxを開けると、大量の砂が入り込んでおり、ピニオン・スパーおよびリアデフのリングギヤに至るまで、砂とグリースで酷い有様でした。
取り敢えずクリーニングしてみたものの、この状態じゃあとても使えそうにありません。

ピニオンはガリガリだし、スパーはピニオンが削れたアルミ粉で、すっかり灰色に染まっていました。


こんな所にまで砂が入り込んでいるんだもの・・・そりゃ駄目だわな。
待った無しで一式交換することにします。



・アップライトの折損

左前足がぶらーん。。。
長く放置していたことが原因なのか、微小なクラックがあったのか定かではありませんが、根元からポッキリ逝っていました。
2年前には問題なかったはずなのに・・・がーん



・センターシャフト&カップジョイントの傷

機能的には何も問題はありません。でも、こんなんじゃぁ気分が乗りません。
きれいなものと交換してあげましょう。



・バスタブシャシの傷&砂まみれのギヤBox諸々




こちらも機能的には特に問題ありません。清掃してあげればOKなんですけど、でもこの傷がねー・・・。
気分的に鬱になるのは嫌なので交換しちゃお。



2008/03/01
【整備方針】
TT-01は、本来オンロード用に設計されたものです。
でも現在の手持ちのボディといえば・・・


クサラと・・・


インプの2枚。

どちらもWRCマシンなんだもの、「オンでもオフでもガンガンいかにゃぁイカン!」というのが、2年前から現在まで続く基本方針です。


不動の原因となったギヤケース内の故障は、タミヤの忠告を無視して、何も対策を施さないままオフをガシガシ走らせたために、ギヤケースの隙間から小砂利が進入して、これを噛みこんでしまったためであることは明白。
シャシ内に進入した小砂利は、バスタブシャシのセンター部分の隙間にも入り込み、シャフト類を傷付けています。

「ターマック」「グラベル」両用・WRCイケイケ仕様を実現するためには、何といっても「防塵・防砂対策」が最重要テーマです。

それから、最低地上高の確保やダンパー交換など、足回りの強化もとっても大事・・・  ここはしっかりと手を入れるつもりです。



2008/03/04
【整備その1】
まずはシャシの交換。
メカ類や必要なパーツ類を取り外して、NEWシャシに移植。
と同時に、買い集めていたパーツ類も一緒にビルドアップしていきます。



・駆動系

リアデフは補修部品のリングギヤと交換。
分解のついでに、内部のベベルギヤには「AWグリス」を多めに塗布してから組み上げて、フロント「スルスル」・リア「ちょいネバ」のセッティングに変更しました。



ピニオンは、標準の19Tから22Tへ。スパーは、61Tから58Tに変更しています。


その結果、減速比は 8.35 から 6.85 と一気に高速化。
(540だと少し厳しい? )
フロントのデフ周りは・・・前回の走行時、無問題だったので、軽く清掃しただけで組み付けOKでした。
それから後は、買い直したプロペラジョイントを付けて、駆動関係は完了。

※使用部品※
・SP.1004 TT-01 G部品
・OP.665 TT-01 スパーギヤセット(55T/58T)
・SP.357 AVピニオンセット(22T,23T)
・OP.620 TT-01 アルミプロペラシャフト + ホイールシャフト袋詰(9005713)

今部品を手配するんだったら「OP.1026 TT-01アルミプロペラジョイント&シャフトセット」の方が良かったな?  当時はSPにリスト化されておらず、キット部品の袋詰としてでしか手に入らなかったパーツも、「SP.1006 TT-01ドライブシャフト」としてセット売りされてますね。



・ギヤケース&タワーバー

OILダンパーの装着を見越して、TGSのパーツを転用して強化することにしました。
グラスファイバー入りの強化樹脂で、「カッチカチやぞ!ゾックゾクするやろ!!」
                    ↑ 言ってみたかっただけです。

※使用部品※
・SP-1011 TGS A部品(アップライト)



・モータマウント部のガタ





キット組上げ時、既にメタルモータマウント(OP.666)を導入していました。 でも・・・

カタログでは「放熱効果」を謳っていますが、実際にはギヤカバーに覆われてしまうため、その効果は全く期待できません。
同じく「強度アップ」についても、シャシ側・カバー側それぞれに設けられた「位置決め用の溝」との嵌め合いが緩く、ガタが生じていたのでは、まるで意味がありません。
重くなるだけかよ!・・・と思いつつも、溝にシムを挟み入れ、しっくりとガタ取りをして使うことにしました。

※使用部品※
・そこらにあった、PETの切れ端。



2008/03/07
【整備その2】
折角だから、キャンバーも調整出来るようにしたいなぁ・・・
ということで、アジャスタブルアッパーアーム を導入します。


フロント側


リア側

取り敢えず、前後ともキャンバー角 -2° に組み上げ。
オリジナルのセッティング 0° に対し、少ーしだけ「ハのって」います。

アッパーブラケットもTGS用から転用しています。
※ 但し、アッパーフレーム(OP.672)と組み合わせる場合には、センターの突起部分を、追加工する必要があります。


同時に、リア側のアップライトは、2度のトーインが付いたものと交換。

※使用部品※
・OP.674 アジャスタブルアッパーアームセット
・OP.673 トーインリヤアップライト
・SP-1011 TGS A部品(アップライト)





2008/03/08
【整備その3】

キット付属のフリクションダンパーは、ダンパーにあらず。
ターマックならともかく、グラベルでは跳ねまくりで、どうにも収拾が付きません。
ここはやっぱり、OILダンパーを奢ってやらなきゃ駄目だな。
スプリングはソフトをチョイス。でもインファくんたちと比べると、これでも硬すぎる気がします。何か他のものを当たらないと駄目かな?

「シリンダシャフトの硬度が低くて、砂塵で直ぐに傷つくからOIL漏れするぞ!」みたいな噂も有りますが、まあいいでしょう。だめになったらなったで、その時に考えることにします。

※使用部品※
・OP.619 CVAダンパーミニ




前後のアンダーガード兼バンパーフレーム部分は、障害物に直接当たる部分なので、敢えて新品交換はせず、旧シャシのものをそのまま使うことにします。

傷だらけでなんだかチョット悲しいですが、新品に交換しても一回走行すれば、この状態と大して変わらなくなってしまうでしょうから、これでヨシとします。


ダンパーの伸び代を拡大するため、アームと干渉する部分(本来ストッパーとしてストロークを制限する部分)はカット。
こうすることで、5-6mm程度だけど車高が上がったかな? でもその分、ドッグの角度が大きくなったことがチョットだけ心配。
※ 軟質の樹脂パーツなので、加工自体は簡単。カッターで数回傷をつけて、ぐにぐにと折ってしまいます。


ストロークを増やしたのはいいんだけど、よく見ると、リア側のアッパーサスアームとカップとの隙間がほとんど有りません。
取り敢えず干渉はしていないけど、グラベルで小石が跳ねると噛み込んでしまいそうです。まぁ対策はその時に考えるということで・・・



2008/03/09
【整備その4】

ポッキリと逝っていたフロントのアップライトは、元々破損し易いパーツなので、ここでもTGSの繊維入りパーツを転用します。
でも、TTキットのボールと組み合わせると、キツキツで、ステアが切れなくなってしまいます。
このため、TGS 用のボールとの組み合わせが必須でした。


※使用部品※
・SP-1011 TGS A部品(アップライト)
・SP-1040 TGS P部品(サーボホーン)


TGSのアップライトは、TTのものとリブ形状が若干異なります。このため、ロアアーム上のステアリングストッパーと干渉してしまいました。
この回避法は至って簡単。ストッパーの一部をニッパーでチョッキンして対処します。



2008/03/10
【整備その5】

なんとも安っぽいリンケージがイヤ。


強度アップ&ガタ取りのためアルミパーツを投入することにしました。
ロッド類も交換して弄りどころを増やします。
組み上げた結果、ワイパーの上下動が少々気になりましたが、今回は取り敢えずスルー。
トーは取り敢えず、 0° としておきました。


リンケージの強化に合わせ、フニャフニャなサーボセイバーも交換しました。

※使用部品※
・P.864 TT-01 アルミステアリングリンク
・OP.670 TT-01 アルミレーシングステアセット
・OP.662 TT-01 ターンバックルタイロッドセット
・OP.457 TA04 ターンバックルタイロッド
・SP.1000 ハイトルクサーボセイバー




標準のドッグボーンは、太っとい樹脂製。
このため、フルステア中にサス伸びきると、脱落することがあるとか・・・

カップの淵との干渉も少なからず有りそうなので、ユニバーサル化も検討しましたが、デフ側のカップ交換なども必要で、費用負担が大きいため見送り。

アルミ化することで強度を保ちつつ、スリム化してあげることにしました。

※使用部品※
・SQUARE STD-50B アルミドッグボーン



2008/03/12
【整備その6】
元々取り付けていたアッパーフレーム&スタビを移植して、整備作業は一旦終了。。。
となるつもりでしたが、意外な不具合を発見。


無意識に前後のギヤBoxをブリッジしようとすると、取り付け穴が無視できない程ズレています。
アッパーフレームの捩れ? そんな馬鹿な?
実は、スパーギヤカバーの僅かな傾きによって、位置決めが斜めになっていたことが原因の様です。
ギヤカバーの押えねじを一旦緩め、アッパーフレームの位置決めをしてから、カバーねじを締めこむことで解決できました。


それから、もう一つ・・・アッパーブラケットを「TGS」用にした場合、付属するアルミのスペーサの長さが僅かに足りません。


切削加工するのも面倒だったので、0.5tのシムを落とし込んで逃げることにしました。


※使用部品※
・OP.672 TT-01 カーボンアッパーフレーム
・OP.694 TT-01 スタビライザーセット(フロント)
・OP.695 TT-01 スタビライザーセット(リヤ)
・3.0/0.5t シム



こうしてシャシの組み上げは漸く完了。
それにしても、「SP-1011 TGS A部品(アップライト)」は足回り強化に大活躍で、余すことなく利用することができました。


引き続き次は、防塵対策 を行います。




















































































































































































































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