俺「・・・あ、ありが」
優「もうほとんど灰だけどー」
俺「・・・よく消しゴムだとわかったな」
男「あ、サンキュ」
優「返して欲しくばジュース買ってこいー」
男「ちぇ、まぁいいや。何がいい?」
優「悩むから店に行って決めるよー」
男「はい?」
優「れっつごー!」
男「あ、消しゴムが…」
優「男の消しゴム、とったどーーー!!!!!」
俺「・・・・・なんだこれ?
優「角消しだよー
俺「俺のじゃないぞ
優「君のだよ-
俺「?
優「だって私がプレゼントしたんだもんー
俺「普通に渡せよ
男「あ、ありがと…ってキン消し? 俺のじゃないよ」
優「でも、こんなの幼稚なの使ってそうなの男君だけだよー」
男「…やめてくれ」
男「な、何!?丸くなってるジャマイカ!」
優「完全二十面体にして角が60個になったよー」
男「ちょwwwそれなんて神業?」
優「えへへー」
優「どんどん落ちてくるよー」
優「うあー、うまっちゃうよー」
~~~~~~~~~~~~~~~
優「ん・・・」
男「お、起きた。めずらしいな、お前が居眠りなんて」
優「なんだー、夢だったんだねー」
男「何の夢みてたんだ?」
優「とっても良い夢だったよー」
男「…??」
駄目だ、これじゃただの消しゴム大好きっ子じゃないかorz
- 池「あっ・・・いけね、消しゴム落とした・・・何処だ・・・?」
優「はいっ、イケメン君。これ貸してあげるー」
池「おっ、ありがとうな。優ちゃん!いつも、優しくてかわいいから、俺彼女にしたいわ」
優「えへへー」
男「・・・。おっと、消しゴム落としちまった・・・何処いったんだ」
優「どうしたー?男くん。私もいっしょに探してあげるよー」
男「・・・お前、他にも消しゴム持ってるから、俺にも貸してくれればいいのに・・・」
優「だって、少しでも男くんといっしょの時間共有したいんだもんー」
男「ゆっ、優・・・ごめんな、見つけてくれたら帰りに甘いものおごってやるからな」
優「わーい、ありがとー」
- 優「あっ・・・、消しゴム落としちゃった・・・何処だろ?」
男「ほら、これ貸してやるよ」
優「ありがとう、男くん!ほんとうに助かるよー」
男「ははは、いいよいいよ」
池「・・・。おっと、消しゴム落としちまった・・・何処いったんだ」
男「どうした?池くん。俺もいっしょに探してやるよ」
池「・・・お前、他にも消しゴム持ってるから、俺にも貸してくれればいいのに・・・」
男「だって、少しでも池くんといっしょの時間共有したいからさ」
池「おっ、男・・・ごめんな、見つけてくれたら帰りに甘いものおごってやるからな」
男「そんなことより俺のキンタマを見てくれ、こいつをどう思う?」
池「すごく・・・大きいです・・・てアッー!」
優「シャーペン落ちたよー」
優「赤ペン落ちたよー」
優「定規落ちたよー」
優「蛍光おt」
男「筆箱落ちたよー、じゃ駄目なのか?」
優「えへへー会話のチャンスは逃さないんだよー」
俺「マジ?なんだっけ?
優「ヒモが付いてて落とさない消しゴムだよー
俺「ちょwwwww欲しがってないしwwwww
俺「おっす
優「・・・・・・・・・
俺「どうした?また俺が前うるさいって言ったからか?
優「・・・・・・・・・
俺「おい!どうした?気分悪いのか?
優「それ消しゴムで作った優の彫刻だよー
俺「ちょwwwwww
男「ありがとう、いつも悪いな」
先生「席替えするぞ、ピンポン玉取れー」
優「遠くなっちゃったねー…」
男「もう消しゴム拾ってもらえないな(笑)」
優「…………」
男「あ、消しゴムが」
優「(にょきーん)消しゴム落としたよー」
男「マジックハンド!?」
男「ああ」
優「こ、これは練り消しだー!」
男「そんなに驚くことか」
男「あぁ・・ありがとう・・」
優「誰も返すなんていってないよー」
男「え?おい!なんでブラジャーの中入れてるんだよ!」
優「とってごらんよー」
~~~~~~~~~~~~~
男「って夢を見たんだ」
優「消しゴム落としてよー」
「あ、ありがとー」
「あれ?どうして語尾伸ばしてるのー?」
「それはねー」
「どっちが優でどっちが男かわかるまいー」
男「優、一人で何やってんだ?」
俺「え、でもそれ俺のじゃない・・・」
優「男なんだろー グズグズするなよー」
俺「・・・え?はい?」
優「胸のエンジンに火をつけろー」
俺「・・・蒸着!!!」
男「ありがと。」
優「えへへー」
男「はぁ、保守って辛いよな」
優「私達に会えるならこんなの朝飯前さー」
男「そうだな。保守保守っと」
俺「・・・あ、ありが」
優「あなたが落としたのはこの金の消しゴムですかー?それとも銀のですかー?」
俺「・・・普通のです」
優「正直なあなたにはこの2つを両方ともあげますよー」
俺「・・・だから普通のを・・・って、あ、絵の具が服にっ!うわっ!」
優「思いっきり時期外れだねー」
男「で、何部がいいと思う?」
優「そんなのわかんないよー。男くんはどういう部がいいのー?」
男「文科系がいいな」
優「じゃあ消しゴム部なんかいいと思うよー」
男「なんだそりゃ?」
優「こうやってねー、彫刻刀で消しゴムの彫刻を作るのー」
男「(そんな部あったか?)・・・奇抜なアートだな」
優「ちなみに部長は私でーす」
男「お前の部かよ!・・・まあいいや。そこに入る」
優「じゃあ早速作ってくるねー」
男「ちょwwwww」
優「池くん消しゴム落としたよー」
池「有難う、優さん」
優「もう落としちゃ駄目だよー(視線を黒板に戻す)」
池(・・・優って奴顔可愛いな。しかもお人好しで騙し易そうだし、今の女飽きたし、彼女にしてみようかな。)
俺「(ぽろっ)」
優「俺君消しゴム落としたよー」
俺「あ、また落としたか、サンキュー、優。」
優「角が磨り減っているから私のあげるねー。」
俺「そうか?まだ使えるし、大丈夫だから。」
優「ううん、いいのー(大きい自分の消しゴムをちぎる)」
優「はい、大切に使ってねー(にっこり)」
池「(・・・・こりゃあ、墜とすの難しそうだわ。)」
男「俺ら端と端なのに何故分かった」
優「…好きだから…」
男「?まぁいいやありがとう」
池「先生、右上端の優さんと左下端の男くんがうるさいです」
- 優「どうでもいいけど、『俺』じゃなくて『男』くんだよー」
男「だけどお前テスト中に消しゴム拾うなよな?」
俺「ありがと。」
優「髪の毛切ったー?」
俺「ああ、ちょっとだけ切ったよ。今日言われたの優が最初だ。」
優「えへへー。」
俺「ありがと。」
優「あれ?手怪我してない?」
俺「ああ、かすっただけだよ。大丈夫」
優「だめだよー、絆創膏貼らなきゃ。はい」
俺「・・・ありがと。」
俺「いつも、俺の細かいところまで見てるんだな。」
優「私えらいでしょー。」
俺「なんでそんなに気づくんだ?」
優「ひみつー。」
俺「なんだそりゃ。」
優「えへへー。」
優「・・・特別な人のことはいっつも見つめてるから、さー。」
男「あぁ・・ありがとな」
優「男君レーダーS-80落したよー」
男「ありがとう」(カバーついてないのに型番を……!?)
友子「あはははww」
優「…」
男「そこで山田が…お、優?どうした?」
優「財布落としてたから届けにきたよー」ビュッ!
男「サンky…ぐは!!」
…授業中
友子「消しゴム落ちたよ」
男「お、ありがとう」
優「む…」
男「あ、また」コロコロ
優「消しゴム落としたよー」ビュッ!
男「ありg…いて!」
…放課後
男「今日の優はなんかトゲがあるというか…」
優「そんなことないよー」
男「でも今は普通だよな」
優「もちろんだよー」
男「友子さんがいないから?」
優「…!……早く帰るよー///」スタスタ
男「分かりやすいなぁw」
仲良く帰りました。
男「さんきゅ…って、机の下から渡そうとするなっ!」
優「えー」
男「つか股の間に入ってくるなっ!」
優「あ、チャック全開♪ 締めてあげるよー」
男「ありが…口でやるなっ!」
男「ああ、ありがとう」
優「気を付けてNE!」
反省はしてない
男「…いらないよ」
優「じゃあネリケシつくるよー」
男「わり、サンキュな」
優「あれれー? わたしの消しゴムがないよぉ?」
男「…」
優「男くんのだ。あれ? あっちにも消しゴムがあるよー」
優「うわぁっ、向こうに消しゴムがいっぱい落ちてるよー」
ビンッ! ガタッ!
優「あれれ~?まっくらだよ~?」
男「まさかひっかかるとは思わなかった……」
男「お、悪いな」
男「・・・・・・」
男「おい・・・なんだよこれ・・・」
優「何って消しゴムだよー?」
男「そうじゃなくって!なんでカドケシみたいになってんだよ!」
優「そっちの方が使いやすいでしょー?」
男「お前、がんばったな。」
優「えへへー」
俺「何をだよwwww
優「消しゴムだよー
俺「何でだよwwwww
消しゴムを拾ってくれたときー!
やさしいときー!
険悪な雰囲気が優の一言でほどけたときー!
やさしいときー!
二人で懸命に捨て猫の飼い主を探したときー!
やさしいときー!
優の甘やかすだけじゃないやさしさを見たときー!
やさしいときー!
読んだ人みんなが優しくなれたときー!
やさしいときー!
やさしいときぃぃー!!
最終更新:2006年08月26日 23:25