引用・参照

しっかり引用しないと盗作になってしまいます(笑)
こわいこわい。
ということで、論文本文で引用する言い回しをいくつか。
他にも、論文中の表や図を引用する場合の言い回しも。



他人の研究を例として示す


Yamada studies impedance controlling.
山田はインピーダンス制御の研究をしている。

研究とは学ぶことなのですねぇ。
ちなみに他人の研究を引用する際は敬称不要です。

Yamada proposed the new method.
山田は新しい手法を提案した。

これも一つの引用方法です。
ちなみにこれは先に述べた例文とは若干ニュアンスが違います。
先の例文は「今もまだ研究を続けている」という意味。
今回の例文は「「論文や学会等で既に発表済み」という意味。
だから過去形なのですね。


他人の開発を例として示す


Denden developed the rescue robot.
電電氏は救助用ロボットを開発した。
一つの完成品として「モノ」を開発した場合はこの言い回しをします。


図、表、式



Figure (略:Fig.)


Table (略:知らん笑。調べときます) 


Equation  (略:Eq.)

論文中でよく用いる単語ですね。
略語も用意しましたが、ここで注意です。
英語論文において文頭には略語を置いてはいけません。

×:Fig.1 shows evaluation of this experiment.

頭に置くときはちゃんとFigure1としましょう。
文中に用いるときは略語で問題ないです。


図(もしくは表等)の参照


~is shown in Fig.1.
~は図1に示される。

これは受動態を用いるのですね。
科学技術英語では受動態は嫌われる傾向にありますが、
この文においての主語は図1ではなく図1に示された「内容」なので
このような表記をするのでしょう。

Figure1 shows flowchart of this system.
図1ではこのシステムのフローチャートを示している。

図を参照する際は必ず「現在型」を用いてください。
その図で表す以上、それは「事実」なわけですから。
普遍の事実も現在型で表しますよね?それと一緒です。


時間的な区間の表現


time period
時間的な区間、期間

任意の始点と終点までの時間的区間を意味します。
driving time period だと「駆動時間」ってこと。

This laptop's driving time period is about 7 hours.
このノートパソコンの駆動時間は約7時間だ。


最終更新:2009年08月13日 02:49