知るも知らぬも大阪の席

2007.12.江田島

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kyo

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12月29日(土)

年末自転車旅行へ出発
今年のシメの自転車旅行は江田島へ。

喫煙席なら帰省シーズンでも若干座れるのだ

まずは新幹線で腹ごなし。ちなみに新幹線はひかりレールスター。特別予約は取ってなかったけど、自由席で喫煙席なら空席がありました。他の車両は立っている人も結構いるのに、喫煙席は少し空席があって二人並んで座れたんです。喫煙席で煙にまかれるよりは、車内でずっと立つことを選ぶお客さんが多い、ということか。我々は煙にまかれてお弁当タイム。
相方は幕の内、私はたこむすび。これ、たこやきが入ってるんです。初めて食べた物だけど、かなり私は好きです。マヨネーズかけて食べます。

こがずに路面電車

広島駅に到着したら、自転車を組み立てて港までこぐ予定だったのだが、路面電車を見た相方が「あれに乗りたい。」と。若干、鉄チャン入ってます。我々の乗った路面電車はかなりレトロな旧式タイプだったが、すれ違う路面電車はトラムのような最新型のものもわりとあった。まぁでも、路面電車に揺られると郷愁がわくもんだなぁ。

予定してたランチスポットは年末休業
実は、江田島に行ったら寄りたかったランチスポットが2つあって、一つは定食屋さん、一つは魚市場の上の食堂。一応、フェリー乗り場で待っている間に電話してみたら、定食屋さんはこの日から年末年始のお休みで、市場の食堂はもう年末だからネタがない、と言われた。個人的にはかなりのダメージ。仕方なくフェリー乗り場の食堂へ入ることに。


仕方なく、と言いながらここの食堂、結構ほっこりした雰囲気でアタリでした。私は親子丼、相方はカツ丼でカーボローディングはばっちり。


広島港から江田島の切串港まではフェリーで40分くらい。切串の港に着くと、「ムキ牡蠣の出荷高日本一」というのぼりが、岸壁で迎えてくれる。確かにまわりは牡蠣の養殖用のいけすが海面にぷかぷか浮いている。
そういえば今年はまだおいしい牡蠣フライを食べていない。


瀬戸内の小さな島の冬の風景はどこもわりと似通っている気がする。少し冬枯れた木々の間から見え隠れする海面はぼんやりとした太陽の光をゆらゆらと反射している。年の瀬に観光に来る酔狂な客は少なく、また島の人もそれほどせかせかしていなくて、島全体がどことなくひっそりしている気がする。
今頃大阪の黒門市場とか行ったらすごい人なんやろなー、と坂をのぼりながら思ったりする。


港から30キロほど走ってこの日の宿「坪希旅館」に到着。たいした距離じゃないのに、久々なのと寒いのとで随分走ったような気分になる。このお宿、明治から創業しているらしいのだが、メインの通りからちょっと入ったところにあり、穴場中の穴場じゃないだろうか。趣ある(ありすぎるくらい。あちこち傾いている。)日本家屋の旅館である。仲居さんがつくようなタイプではなく、家族経営でとてもアットホーム。


お部屋は二間続きで、寝る部屋とお食事する部屋が別々。贅沢な気分。


お風呂は土蔵を改造したヒノキ風呂。


さて、待ちに待った夕食は海の幸づくし。サザエのお刺身もイケてましたが、大きなヒラメの半身の豪快なお刺身にテンションが上がりまくり。と、同時に食べきれるのだろうか、と一抹の不安がよぎる。


海老の踊りなんかも頂いちゃって、こういう時、途中で出て来た煮魚の立場って微妙です。あれ、あなたもいたの?みたいな。一緒に煮付けられていたお豆腐がおいしかった。


で、唯一洋風味の白身魚の陶板焼きガーリックソテー、個人的には一番おいしかった釜飯。お魚の旨味とアブラがたっぷり絡んだご飯が激ウマ。あぁ〜満腹じゃなかったら完食したかったが少し残す。無念。


かき揚げとふろふき大根。


そして、多分真打ち登場、のアワビソテーのはずなんだが、気分的にはすっかり終わってしまっていた感じなのでもったいなかった。正直、動けないくらい満腹で、即寝。ごちそうさまでした。

12月30日(日)

朝ご飯もがっつり

前日の夜に、朝食をお願いしていた時間よりも30分くらい寝坊してしまった。これが、坪希旅館さんの朝ご飯です。朝からたっぷり頂きました。
女将さんにお世話になったお礼と「よいお年を」と年の瀬のご挨拶をして、呉へ出発。

呉で大和ミュージアムに

旅館の女将さんにも勧められたのと、私自身行きたかったのとで、あまり気の進まなさそうな相方に(ロードバイクを放置することになるので)だだをこねて、大和ミュージアムへ入ることに。その前に向かいの自転車屋さんで頼りないワイヤーキーを購入して施錠。(これは即効壊れてしまった)
私、大和って宇宙戦艦大和しか知らないくらい無知だったのだが、彼等は目的地の沖縄へ到着する前に沈んでしまったのね。なんだか切ない。展示してある遺書なども読み、哀しい気分になる。

ひる:フェリーターミナル上の食堂

ここでも釜飯を頂く。が、前の晩の釜飯の方が断然ウマかった。

呉から広島へ移動

呉から一路、この日のお宿のある広島市内へ。呉から広島まではフェリーも電車もあるので、寒さにくじけてそうしようか、という案も出たが、今回の旅はあまりにも自転車をこいでいないので頑張ってこぐことに。呉から広島までは約30キロ。写真はその途中の標識。

またまた路面電車に乗る

世の中は晦日である。路面電車に乗ると、久しぶりに故郷に帰って来た同級生同士らしき女の子たちが、広島弁が抜けたとか抜けないとかの話をしている。久しぶりに帰って来る故郷ってなんだかいいよな。ずっと大阪だからそういうの、少しうらやましい。

よる:三喜寿司
広島市中区大手町5-19-5(082-241-6947)

まずは突き出しのナマコ。最初から熱燗に。お刺身の盛り合わせを頼んだあとに、水槽の中でカワハギが泳いでいるのを発見。旦さん、あて、カワハギ大好きでんねん、頼んでもよろしいやろか、一尾、頂いてもよろしいやろか。
ということで薄造りにしてもらい、ポン酢で頂く。カワハギの肝サイコー。思えば久しぶりに食べた。実家の家族はカワハギ好きなので昔はよく食べていたのだが、最近めっきり食べる機会がなくなっていた。結構お手頃なのにおいしい魚だと思う。


とりあえずお腹も落ち着いてきたので握りをいろいろと。


最後に頂いた巻のしそ穴子。これ、最高でした。おいしく味付けされた穴子とシソを海苔で巻いてあるんだけど、これと赤出汁頂くだけでも充分来る価値あるのでは、と思うほど。

2軒目:電光石火
ひろしまお好み物語 駅前ひろば(082-568-7851)

大阪の人間としては、やはり広島のお好み焼きを外すわけにはいかず、シメのお好みを。ホテルに戻る前に最近できたらしい駅前のお好み村へ突撃。結構遅い時間だったので、お客もちらほら程度の店が多い中、繁盛していたこちらへ。若いスタッフが元気に焼いていて、気持ちがいい。こちらも勢いに乗せられて、さんざんお寿司を食べた後のくせに、一人一枚ずつ頼むことに。もんのすごい量のキャベツが1枚のお好み焼きの中に入っていてびっくり。味もキャベツの甘みが結構効いていて、うちの近所の大阪のおばちゃんのお好み焼きとは全く異なる食べ物だった。おいしかったでござます。

12月31日(月)

朝ご飯はブッフェ

大好きなホテルの朝ご飯バイキング。洋食のおかずにご飯とお味噌汁、というのが好きなんです。相方は完全に洋食メニューでパンと洋食おかず。んーやはり好みが出るなぁ。
ちなみに今回のお宿は帰りのアクセス重視で駅前のグランヴィア広島。(駅の北側だったので遊ぶにはちょっと不便だった)
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