知るも知らぬも大阪の席

2007年12月

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kyo

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12月31日(月)

朝ご飯はブッフェ

大好きなホテルの朝ご飯バイキング。洋食のおかずにご飯とお味噌汁、というのが好きなんです。相方は完全に洋食メニューでパンと洋食おかず。んーやはり好みが出るなぁ。
ちなみに今回のお宿は帰りのアクセス重視で駅前のグランヴィア広島。(駅の北側だったので遊ぶにはちょっと不便だった)

夜は家にて年越し蕎麦
戻って来て、そのまま昼寝をして起きたらもう暗くなっていた。元旦の食材の買出しに出かけて、お祝い用の食事を仕込んで後に年越し蕎麦。この一年お世話になり、ありがとうございました。
年越しはAB'S倶楽部さんにご挨拶して洋燈で年越し沖縄そばを頂きに行く腹づもりだったが、あえなく沈没。寝ている間に年が変わってしまった。

12月30日(日)

朝ご飯もがっつり

前日の夜に、朝食をお願いしていた時間よりも30分くらい寝坊してしまった。これが、坪希旅館さんの朝ご飯です。朝からたっぷり頂きました。
女将さんにお世話になったお礼と「よいお年を」と年の瀬のご挨拶をして、呉へ出発。

呉で大和ミュージアムに

旅館の女将さんにも勧められたのと、私自身行きたかったのとで、あまり気の進まなさそうな相方に(ロードバイクを放置することになるので)だだをこねて、大和ミュージアムへ入ることに。その前に向かいの自転車屋さんで頼りないワイヤーキーを購入して施錠。(これは即効壊れてしまった)
私、大和って宇宙戦艦大和しか知らないくらい無知だったのだが、彼等は目的地の沖縄へ到着する前に沈んでしまったのね。なんだか切ない。展示してある遺書なども読み、哀しい気分になる。

ひる:フェリーターミナル上の食堂

ここでも釜飯を頂く。が、前の晩の釜飯の方が断然ウマかった。

呉から広島へ移動

呉から一路、この日のお宿のある広島市内へ。呉から広島まではフェリーも電車もあるので、寒さにくじけてそうしようか、という案も出たが、今回の旅はあまりにも自転車をこいでいないので頑張ってこぐことに。呉から広島までは約30キロ。写真はその途中の標識。

またまた路面電車に乗る

世の中は晦日である。路面電車に乗ると、久しぶりに故郷に帰って来た同級生同士らしき女の子たちが、広島弁が抜けたとか抜けないとかの話をしている。久しぶりに帰って来る故郷ってなんだかいいよな。ずっと大阪だからそういうの、少しうらやましい。

よる:三喜寿司
広島市中区大手町5-19-5(082-241-6947)

まずは突き出しのナマコ。最初から熱燗に。お刺身の盛り合わせを頼んだあとに、水槽の中でカワハギが泳いでいるのを発見。旦さん、あて、カワハギ大好きでんねん、頼んでもよろしいやろか、一尾、頂いてもよろしいやろか。
ということで薄造りにしてもらい、ポン酢で頂く。カワハギの肝サイコー。思えば久しぶりに食べた。実家の家族はカワハギ好きなので昔はよく食べていたのだが、最近めっきり食べる機会がなくなっていた。結構お手頃なのにおいしい魚だと思う。


とりあえずお腹も落ち着いてきたので握りをいろいろと。


最後に頂いた巻のしそ穴子。これ、最高でした。おいしく味付けされた穴子とシソを海苔で巻いてあるんだけど、これと赤出汁頂くだけでも充分来る価値あるのでは、と思うほど。

2軒目:電光石火
ひろしまお好み物語 駅前ひろば(082-568-7851)

大阪の人間としては、やはり広島のお好み焼きを外すわけにはいかず、シメのお好みを。ホテルに戻る前に最近できたらしい駅前のお好み村へ突撃。結構遅い時間だったので、お客もちらほら程度の店が多い中、繁盛していたこちらへ。若いスタッフが元気に焼いていて、気持ちがいい。こちらも勢いに乗せられて、さんざんお寿司を食べた後のくせに、一人一枚ずつ頼むことに。もんのすごい量のキャベツが1枚のお好み焼きの中に入っていてびっくり。味もキャベツの甘みが結構効いていて、うちの近所の大阪のおばちゃんのお好み焼きとは全く異なる食べ物だった。おいしかったでござます。

12月29日(土)

年末自転車旅行へ出発
今年のシメの自転車旅行は江田島へ。

喫煙席なら帰省シーズンでも若干座れるのだ

まずは新幹線で腹ごなし。ちなみに新幹線はひかりレールスター。特別予約は取ってなかったけど、自由席で喫煙席なら空席がありました。他の車両は立っている人も結構いるのに、喫煙席は少し空席があって二人並んで座れたんです。喫煙席で煙にまかれるよりは、車内でずっと立つことを選ぶお客さんが多い、ということか。我々は煙にまかれてお弁当タイム。
相方は幕の内、私はたこむすび。これ、たこやきが入ってるんです。初めて食べた物だけど、かなり私は好きです。マヨネーズかけて食べます。

こがずに路面電車

広島駅に到着したら、自転車を組み立てて港までこぐ予定だったのだが、路面電車を見た相方が「あれに乗りたい。」と。若干、鉄チャン入ってます。我々の乗った路面電車はかなりレトロな旧式タイプだったが、すれ違う路面電車はトラムのような最新型のものもわりとあった。まぁでも、路面電車に揺られると郷愁がわくもんだなぁ。

予定してたランチスポットは年末休業
実は、江田島に行ったら寄りたかったランチスポットが2つあって、一つは定食屋さん、一つは魚市場の上の食堂。一応、フェリー乗り場で待っている間に電話してみたら、定食屋さんはこの日から年末年始のお休みで、市場の食堂はもう年末だからネタがない、と言われた。個人的にはかなりのダメージ。仕方なくフェリー乗り場の食堂へ入ることに。


仕方なく、と言いながらここの食堂、結構ほっこりした雰囲気でアタリでした。私は親子丼、相方はカツ丼でカーボローディングはばっちり。


広島港から江田島の切串港まではフェリーで40分くらい。切串の港に着くと、「ムキ牡蠣の出荷高日本一」というのぼりが、岸壁で迎えてくれる。確かにまわりは牡蠣の養殖用のいけすが海面にぷかぷか浮いている。
そういえば今年はまだおいしい牡蠣フライを食べていない。


瀬戸内の小さな島の冬の風景はどこもわりと似通っている気がする。少し冬枯れた木々の間から見え隠れする海面はぼんやりとした太陽の光をゆらゆらと反射している。年の瀬に観光に来る酔狂な客は少なく、また島の人もそれほどせかせかしていなくて、島全体がどことなくひっそりしている気がする。
今頃大阪の黒門市場とか行ったらすごい人なんやろなー、と坂をのぼりながら思ったりする。


港から30キロほど走ってこの日の宿「坪希旅館」に到着。たいした距離じゃないのに、久々なのと寒いのとで随分走ったような気分になる。このお宿、明治から創業しているらしいのだが、メインの通りからちょっと入ったところにあり、穴場中の穴場じゃないだろうか。趣ある(ありすぎるくらい。あちこち傾いている。)日本家屋の旅館である。仲居さんがつくようなタイプではなく、家族経営でとてもアットホーム。


お部屋は二間続きで、寝る部屋とお食事する部屋が別々。贅沢な気分。


お風呂は土蔵を改造したヒノキ風呂。


さて、待ちに待った夕食は海の幸づくし。サザエのお刺身もイケてましたが、大きなヒラメの半身の豪快なお刺身にテンションが上がりまくり。と、同時に食べきれるのだろうか、と一抹の不安がよぎる。


海老の踊りなんかも頂いちゃって、こういう時、途中で出て来た煮魚の立場って微妙です。あれ、あなたもいたの?みたいな。一緒に煮付けられていたお豆腐がおいしかった。


で、唯一洋風味の白身魚の陶板焼きガーリックソテー、個人的には一番おいしかった釜飯。お魚の旨味とアブラがたっぷり絡んだご飯が激ウマ。あぁ〜満腹じゃなかったら完食したかったが少し残す。無念。


かき揚げとふろふき大根。


そして、多分真打ち登場、のアワビソテーのはずなんだが、気分的にはすっかり終わってしまっていた感じなのでもったいなかった。正直、動けないくらい満腹で、即寝。ごちそうさまでした。

12月28日(金)

よる:武蔵野
西区江戸堀2-3-5(06-6445-8791)

今年一年ありがとうございました、の感謝の意をこめて武蔵野さんで一足早い年越し蕎麦を。BAR WORLDを抜け出して来たのでお酒は飲めず、まずは出し巻きとお茶でほっこり。そしてちょっと贅沢して鴨のつけ汁をお願いした。最初は塩だけでお蕎麦を頂き香りを楽しみ、あとは鴨汁につけてずるずるずるっと。あぁ、ウマい。
出し巻きは少し量が多かったので包んでもらって、BAR WORLDのマスターへのお土産にした。

2軒目:Aのテーブル
西区京町堀1-17-7(06-6445-6008)
年末ご挨拶でこちらへも。スパークリングを一杯頂き、奥様とご近所話を。来年が楽しみになるような情報もお伺いする。

こうやって年末挨拶にまわっていると実感するが、京町堀って案外「村」だなぁ、と思う。いい意味で。ゆるやかではあるけどご近所さんでつながっているし、決して押し付けがましくないんだけど、なんとなく助けられているような気がする。

ご近所の皆様。新しい年も宜しくお願い致します。

12月27日(木)

ひる:ビストログリッツ
西区京町堀1-10-10(06-6447-4848)

会社の先輩と今年最後のランチを。ここのハンバーグ老舗のハンバーグってメニュー名なんですが、結構ボリュームがあって、焼きではなく煮込みで個人的にはかなりおいしいと思う。夜もおひとりさまコースとかあって、面白そう。実際におひとりさまで来たら、カウンターが高くて厨房や店員さんから断絶されてるから案外孤独な感じになりそうではあるんだけど。

12月26日(水)

よる:このは和食
西区土佐堀1-1-14(06-6445-0058)

私が仕事の打ち合わせをすっぽかした罪ほろぼしで、A君とこちらへ。ものすごく久しぶりに来たんだけど、5000円のコースだけじゃなくて7000円のコースもできてたのね。何が違うのか、と伺うとすっぽん鍋がつきます、とのこと。迷わずすっぽん鍋付きでお願いする。一番最初の白子のアオサあんかけ、おいしかったなぁ。白子好きなもんで。シメの雑炊も満足でした。またすっぽんを食べに行きたいなぁ、なんて言っていたらA君にスッポンなら京都の「大市」に行くべし、と言われる。さすが京旦那。まぁ、いつか機会があればお伺いしてみたいもんです。ほほほ。。
ここのご夫婦が切り盛りするカウンターは相変わらずほっこりする。帰り際に大将と武蔵野のお蕎麦の会の話なぞして、少し早い年末のご挨拶を。

12月25日(火)

お料理教室

クリスマスにお料理教室。しかもお正月料理。ある意味、酔狂です。今回は先生のご自宅で。毎度ながら大変おいしくお酒を頂きましてありがとうございました。このお正月に試してみようと思ったのはたたきごぼうと数の子ポテトサラダ。クレープみたいなものに具材をどんどん巻いて食べる韓国のメニューはとても食が進む一品。次回のパーティーにはトライしてみたい。

12月24日(月)

よる:AB'S食堂ダイニングバー
大阪市西区靭本町2-2-23(06-6446-2255)

クリスマスイブはAB'S食堂のパーティーへ。京町堀な人たちが集まってなんとなく自治会みたいな安心感。
周年パーティーの時もそうだったが、我々は一気に飲んで一気に食べてあっという間にただの酔っ払いになってしまった。Tさんと合流したのでもう少し一緒に飲みたかったのだが、無念にも早々に退散。
チキンもおいしかったし、ローストビーフのアボガドソースもウマかった。AB'S食堂って本当にほっこりするなぁ。

12月23日(日)

よる:bar river

クリスマスイブイブだけど、とりあえずクリスマスっぽく。生春巻きのサラダ仕立て
と骨付きチキンのクリームシチュー。満腹です。


12月21日(金)

ひる:えびす
北区堂島

この日も胃腸が疲れていたので和食のお店へ。初めて行ったお店だったけど、海鮮丼おいしかった。量は普通でした。

12月19日(水)

ひる:まくろびお
大阪市北区堂島1-3-28(06-6343-0961)

連日の忘年会で疲れ気味の胃腸を労ってこちらへ。マクロビオティック食を自分で作ってみると、ここのお料理の有り難さがますます実感できる。ものすごく時間と手間がかかっているのに、出来上がりはとてもシンプルに見えるんだよなー。

よる:ラ・カンティネッタ・モデナ
福島区海老江5-2-2(06-6457-3175)

トリノからの出張帰りの方と。3泊4日の強行スケジュールだったため、現地でおいしいイタリアンが食べられなかったので、どこでもいいからイタリアンに行きたいのじゃ、というオーダーで、福島のこちらへ。
アンティパスト盛り合わせの小を頼んだのだがこれだけで結構なボリュームでホタテのグリルと魚介類のパスタで満腹に。しかも、魚介類のパスタ、魚介類がほとんど売り切れだったそうで、今回はサザエ入り。ここで12時過ぎまでダラダラと飲ませて頂きました。

12月16日(日)

ひる:とんかつがんこ

うちの相方はとんかつがんこが大好きである。毎日でも行きたいらしい。という訳でこの日曜日はとんかつがんこへ。普段とんかつはあまり食べないのでよく分からないが、確かにここのとんかつは結構おいしいような気がする。チェーン店をあなどるなかれ。自身への教訓です。

12月9日(日)

未練がましく空港で最後の食事

坦仔麺
みんなはお土産を買ったりしておとなしく飛行機を待っていたが、私だけ早朝から空港のファストフードで最後の食事を。これがまぁ、台北史上最高にまずかった。麺はのびのびだし、スープはぼんやりしてるし。おろかな自分を呪いました。

帰りの機内でワイン2本
休みを名残惜しんで最後の飲酒。私とHさんが2本目を頼んだら、さすがにキャビンアテンダントさんから、「まだ朝ですよ!」と突っ込まれた。まぁそう言わず、もう500円払うから持って来てーなー、と私たちはなにわの親父まっしぐら。

同行の皆様ありがとうございました
今回はひょんなことから、4人で台北旅行に行くことになったのだが、想像以上に充実した旅行となった。私自身は準備不足で、台北市内の情報収集もそこそこに司馬遼太郎の「台北紀行」をひたすら読む、というまとはずれな台湾情報に接していたのだが、皆さんのきめ細かい情報と事前の旅行の段取り、本当にありがとうございました。今回の台北はかなり良い旅となり、再訪したい気分で一杯だ。(多分近いうちにまた行くことになりそう。)

ひる:bici cafe
大阪市西区京町堀1-8-27(06-6447-9898)

家に戻ってお昼寝してから、こちらへ。tubiのサンデーツーリング帰りの人が隣の席に。

12月8日(土)

あさ1軒目:鼎泰豐 ティンタイフォン

小龍包、鶏スープ、空心菜炒め、坦々麺
上品な小龍包。なぜか小龍包の写真がありません。セイロ2個分くらいなら一人で食べられそう。皮が薄くて繊細。坦々麺は山椒の辛さは全然なく、胡麻の風味が利いたコク+ほのかな甘さのあるタイプ。空心菜はどこで食べてもおいしい安定した一皿。鶏スープもあっさりしていておいしかった。朝からビールも頂き、エンジン全開でございます。

あさ2軒目:高記永康街

小龍包、大根団子、海老豚餃子、黒胡麻団子
鼎泰豐の近くの小龍包のお店。こちらの方が味も食感もしっかりしていて個人的には好みだった。海老豚餃子は意味不明。黒胡麻団子、アンコ饅頭みたいなやつを胡麻まみれにして揚げたやつかと思ったら、小さなアンマンみたいなものの中に黒胡麻ペーストが入っているタイプだった。これ、めちゃウマでした。
そしてビール。いい朝だ。

一応、故宮もね。

ってな感じで腹ごなしに故宮へ。10年前に行った時に見た、古き良き時代感ただよう故宮はどこへやら、すっかり現代的な建物にリニューアルされ、何となくうそくさいものを感じて残念な気分になってしまった。
しかしその残念感を補って余りある展示物群。清後期の細かい細工物たちは一日中見ていたくなるくらい、ドキドキわくわくする。

ひる:湘鼎坊 シャンティンファン
台北市松江路124巷27号1F

豆干肉絲(干し豆腐の炒め物)、生菜蝦鬆(海老そぼろのレタス包み)、
左宗棠鶏(鶏のピリ辛炒め)、青菜炒め、煮魚生湯
地元のファミリーでにぎわう、安くておいしいお店。表通りから一本裏側に入ったところにある。ご飯はセルフサービスでじゃんじゃんおかわりできる。が、そんなことするとおかずが食べられなくなるので、ご飯なしでおかずをガツガツいっときました。それでも残ってしまった。煮魚生湯は香菜の効いたスープ。こちらは期待ほどではなく。

よる:荷風中国菜
台北市民権東路三段106巷32号

麻婆豆腐、坦々麺、白菜と雲南風ハムのあんかけ炒め物、蒸しタラ、酸辣湯、小豆のデザート
MRTの中山國中駅を降りて大通りを1本裏手に入ったレストラン。裏通りにあるところが隠れ家風でいい感じだったが、このあたりには他にもおしゃれ系レストランが結構あって、なかなかいいエリアなのでは、と思った。
お料理は四川と雲南料理のフュージョンということで、はずれがなく食べやすいものが多かった。四川といっても、こちらも朝の坦々麺同様、山椒がたっぷりというわけではなくそれほど発汗系ではない。わりと洗練された雰囲気の中であれこれ食べて、飲んで(ここでもビールと紹興酒のみにした)4人で約7500円くらい。台湾はいいとこだー。

最後は士林夜市

ここが、最後の台湾食堂。MRTの淡水線劍潭駅を降りた時から、どこからともなく底知れぬ活気が漂ってくる。阪神巨人戦終了後の甲子園駅前の感じに近い。一瞬、人ごみに流されて我々も士林夜市の場外へ行きそうになったが、危うく戻ってきて現場へ。ここはB級グルメのパラダイス。大空間に1間か2間程度の大きさのお店がびっしり並んでいる。あの風景を前にするとそんなに食に興味がない人でもきっと興奮せずにはいられないだろう。
もちろん、我々は120%の興奮状態である。ここはやばい。既に夜の1食目を終了してしまっていたので、排骨スープと牛肉麺とお粥で終了したが、ここが1食目だったら何軒はしごしただろうか。ビールも安い。最後は左手に缶ビール持ちながら通りをうろうろしてしまった。お行儀の悪い日本人。

12時過ぎにタクシーでホテルへ。

12月7日(金)

あさ1軒目:趙記菜肉餛飩大王
台北市桃源街5號

ワンタン中碗
ワンタンのお店と聞いて想像していたものとは全く違うものが出てきた。水餃子に近い感じ。錦糸玉子と海苔がのってくる。あっさりスープに食べ応えのあるワンタンがごろんごろんと入っていておいしい。これで400円弱。次があるので4人で分けて頂く。この日の台北も朝からウマい。

あさ2軒目:永和豆漿大王

熱豆漿(熱くて砂糖の入った豆漿)、鹹豆漿(砂糖の替わりに醤油が入った方)、油條(揚げパン)
出勤前の人たちがずら~っと並んでいたので、あらかじめ予定していた排骨飯の店をパスしてこちらへ。我々が頼んだものの他にも、海苔巻きご飯や、肉まんのパンみたいなものに卵焼きと揚げパンを挟んだものやら、次から次へと皆さんお買い上げになって出勤していく。オフィスの席で朝食を食べながら仕事をする人が多いのだそう。こんな朝ごはん、うらやましい。

朝食後、腹ごなしに市内をぷらぷら。二二八和平公園を通り抜ける。蒋介石って、私が日本で受けた歴史教育のレベルでは単に中国国民党最後の総統ってイメージしかなかったが、この人、台湾にやってきて結構圧制をひいていたらしく、二二八事件はその中でも歴史的な弾圧事件だったようだ。この公園は亜熱帯の植物に囲まれたのどかな公園なのだが。

ひる:梅子餐廰

干し筍の煮込み、ニラと乾燥豆腐炒め、小エビの塩茹で、魚(イシモチ)の蒸し煮、ビールと紹興酒
日本人がよく行く台湾料理のお店らしい。イシモチの蒸し煮がかなりおいしく頂けた。他はまぁ、普通においしい感じ。はずれがない。

電車とバスを乗り継いで、いざ九份へ。
台北駅から電車で東へ瑞芳まで。だいたい50分弱。瑞芳の駅には常時日本語の分かる駅員さんがいらっしゃるらしく、九份までのバス乗り場を丁寧に教えて下さる。ここからバスで目的地までは20分くらいだったか。休日だと観光客でごった返しらしいが、この日は平日の金曜日だからか、それほどでもなかった。とはいえ、両脇にお土産物屋さんが立ち並ぶ細い路地はそれでも人で一杯でさくさくとは歩けないくらいではあったが。
残念ながらお天気は時々小雨降る曇天。晴れた日だと海まですっきり見晴らせる抜群の立地。まぁ、もやに包まれたようなしっとりした九份もそれはそれで神秘的でいい。

お茶:九份茶坊

こちらで阿里山烏龍茶を台湾式で頂く。1杯目、2杯目、3杯目と味も香りもどんどん変化していく素晴らしいお茶だった。台湾にしては、高かったけど。

よる:逸郷園

客家封肉(豚煮)、郷村閹鶏(茹で鶏)、客家小炒(野菜と干し豆腐炒め)、
客家鹹湯圓(団子スープ)、空心菜炒め、大腸と生姜煮込み
客家料理のお店。客家といえば、個人的には客家土楼という環状集落のイメージが強く、中国大陸の中の一民族、と思っていたが、客家の人はアジア大陸にも広く住んでいて、華僑の中にも客家人は多いらしい。かくいう李登輝元総統も客家の血を汲むそうな。
もともと内陸の方に住む人たちであるため、お味噌や、干した豆腐といった保存系の食材が多く使われているのが特徴。茶器屋さんで、「これから客家料理を食べに行くんです。」と言ったら、「ちょっと味が濃いかも知れませんよ。」と言われた。
こちらのお店の味は別段濃すぎることはなくおいしく頂けたが、大腸と生姜の煮込みだけは強烈な個性を感じる不思議な一品だった。団子スープがかなりほっこりするお味で紅白のもちもちした団子がなんとなく懐かしい感じだった。

深夜に緊急避難騒ぎ
夜中の3時半にホテルの警報がなった。何を言っているのか分からないので私は再び眠りにつきかけたのだが、表がなにやら騒がしいので同室のHさんが扉を開けたところ、はだしで荷物抱えて走っていく女性に遭遇。「なんかあったんですか」「とにかく避難しないといけないみたいですっ。」
とりあえず、我々ものそのそとベッドから出て階下へ降りることに。エレベーターで降りようとした我々に冷静なTさんが「こんな時にエレベーター乗ったらだめでしょう。」確かにそれもそうである。避難階段に出ると階下から水の音がする。さては火事でスプリンクラーでも発動したか。階段を下りていくと下の階の廊下が水浸し。ロビー階まで降りてスタッフに聞いたところ、我々の下の階で水漏れがあって、廊下にあふれ出し、それ以下の階の部屋の人は全員避難なんだそうだ。やれやれ。ロビーにあふれる人たちをよそに、のそのそと自分たちのベッドへ逆戻り。しかしあの時間に部屋を追い出された人たちは本当にかわいそうである。寝ている間に天井から水か降ってきた人もいたんだろうな。1つ上の階で本当にラッキーだった。

12月6日(木)

ひる:

台湾出発の日のランチは茶屋町にて。私はナシゴレンを、相方は揚げ豚を。

ノースウェストはアルコール有料。

うーん、国際線でまさかのアルコール一律500円。もちろん、払って飲みましたけど。前回のANAでの香港行きとは格段に差を感じるなぁ。まぁ、でも、個人的には安ければ飛行機内のサービスにはあまりこだわらない。(機材点検で手抜きは困りますが)

夜の10時頃台北市内到着。
さっそく晩御飯を狩りに華西街観光夜市へ出かける。龍山寺(ロンサンスー)の近くの夜市だ。10年近く前にここの通りの中にある、金ピカのウェッジウッドの食器ばかりの不思議なお店に来たことがある。懐かしい。今回は爆裂飲食ツアーなので、そういう店には行かない。投げ縄をぶるんぶるんと振り回し獲物を探したが、街の賑わいも一段落の時間で、開いているお店もまばら。入るお店を決めあぐねていると、とうとう通りの北の端まで来てしまった。そこで、少しだけ戻って、若干店仕舞いモードだった屋台風のお店でまず一食目にトライすることに。

よる1軒目:B區担仔麺の向かいのお店

魯肉飯(ルゥロゥハン)と排骨湯(パイクゥタン)と蚵仔煎(読み方分からず。牡蠣のオムレツ)を。これだけ頼んでお会計約500円。
牡蠣のオムレツは上にかかったソースが微妙だったが、それ以外は全ておいしい。排骨湯のスープのやさしさと魯肉飯の懐かしい味に台湾食への期待が大いに膨らむ台北1食目。

よる2軒目:B區担仔麺

青菜とシラスの炒めもの、蜆の醤油漬、担仔麺、うなぎチマキ。
ここでビールにありついた。蜆の醤油漬は以前食べた時はちょっと苦手な味だったが、今回は甘みと醤油とニンニクのバランスもちょうど良くておいしかった。ただし、あまりたくさん食べられる味でもないのは確か。酒のつまみには合う。青菜とシラスの炒め物もニンニクががっつり入ってイケました。口の中はかなりニンニク臭で満たされた。坦孔麺は味はさっぱりしていておいしかったが、麺はゆるめ。硬い方がスキなんだけど、台湾の麺はだいたいゆるめかな。
ごちそうさまでした。

コンビニで寝酒用にビールを購入してホテルへ。
なかなか良い滑り出しの第一日目が終了。


12月5日(水)

ひる:まくろびお
大阪市北区堂島1-3-28(06-6343-0961)

翌日からの台湾爆食ツアーにそなえて、カラダを浄めるランチを。
ここに来ると、よく噛んで食べようと努力するので、いつもより食べるのが極端に遅くなってしまう。

よる:中央軒
大阪市北区堂島地下街
残業メシで連荘ちゃんぽん。
スープが熱々の時にすぐに卵を崩して、スープで泳がせ、卵を少しモロモロと固めてから食べる。あぁ、ウマいなぁ、カップヌードルシーフード味に酷似した中央軒のちゃんぽん。私は飽きません。既にカラダの成分の10%くらいは中央軒かもしれない、という気分になってしまう今日この頃。

12月4日(火)

ひる:花様
大阪市北区堂島2-2-34(06-6344-2998)

知らない間にこんな店ができてたんだ、ということでとりあえず入ってみる。食材は近江自家栽培ファームから毎朝、というヘルシー路線で、量もヘルシー。少し物足りないがたまにはいいかも。

よる:中央軒
大阪市北区堂島地下街

ここのところ、残業前の腹ごしらえに再頻出の中央軒。この日もちゃんぽんで。一度カレーラーメンを頼んでみて大失敗してから一途にちゃんぽんオーダーで通す、と心に決めた。
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