千鍼@Wiki

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1.肺は気を司り、心を助けて臓腑や器官の働きを調整する。


肺は、呼吸を通じて天の陽気を体内に取り入れる。この天の陽気と、脾胃の働きによって飲食物から得た地の陰気が合して、宗気・衛気・営気・津液・血となる。このうち営気と血は脈中を行き、衛気と津液は、肺の働きにより全身に散布される。これらに臍下にあつまる原気が加わり、混然一体となって気を体内の隅々にまで行きわたらせる。心が血を、肺が気を、すなわち、心肺あいまって気血を全身にめぐらせることにより、全ての臓腑・器官・組織の生理活動が営まれる。
そこで肺は「気の本」「相傅の官」といわれるのである。

2.肺は皮毛を司る。


肺の働きが正常であれば、皮膚は潤い環境の変化に素早く対応できる。

3.肺は鼻に開竅し、その液は涕(鼻水)である。


肺は天の陽気(清気)を取り入れ、古くなった気(濁気)を排出する(吐古納新)。
肺の働きが正常でなくなると涕の分泌異常が起こり、鼻が詰まったり乾いたり、臭いもわからなくなる。
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