武鉄ブロック工法
武鉄ブロック工法は武蔵野車輌製造が日本車輌製造の技術などをもとに裾絞りを可能にした、ステンレス鋼車体の製造工法である。武蔵野鉄道7000系後期型、20000系、30000系、東鷹快速鉄道TS5100系、麻帆良電鉄M300系などに採用されている。
なお、ここではレーザー溶接を採用した次世代の武鉄の車体工法についても触れる。
なお、ここではレーザー溶接を採用した次世代の武鉄の車体工法についても触れる。
長所
- 長期間使用しても、ゆがみにくく高い強度を保てる高精度の車体が造れる。
- 車体の鋼材点数、溶接箇所を少なくできるので、品質のわりに低コストの車体が造れる。
短所
- 他の工法と比較して若干重い傾向がある。
- 2シート工法と比べるとやや高価。日立A-trainと同程度のコスト。
- ドア付近の枠が目立つ
今後の改良
レーザー溶接を主体を適宜組み合わせた新しい車体組み立て工法を量産化しており、すでに40000系電車で現車試験が行われ、50000系電車と一部の20000系電車に適応されている。美しい仕上がりと高い剛性・軽量性を実現した。60000系で出入り口フレームの内はめ化、自動溶接の適用の拡大を実施し、より滑らかな車体になった。さらに側構体・妻構体→台枠→屋根の順番でレーザー接合によるダブルスキン化を実施していく予定があったが、総合車両製作所とクロスライセンス契約を結び、Sustina構造を採用することになったためダブルスキン化は未定になった。