武蔵野鉄道300系電車
武蔵野鉄道300系電車は、平成18年に東名首都圏電気鉄道相互直通運転用として登場した特急型電車である。
平成18年増備車
平成21年増備車
コンセプト
- 東名電鉄12000系と共通設計
300系電車が用いられる運用は100系などの観光客主体の列車ではなくビジネス客などが主体になること、高性能な車輌を比較的低価格で製造しなければならないこと、乗り入れ先の車輌と機器取り扱いの共通化を図るなどの理由で東名電鉄12000系電車と塗装以外ほぼ同一の設計とした。なお、直通先の方針で全車禁煙である。
- 特急型にふさわしい動力性能
特急型車輌はその性質上高速性能を求められる。また、自社区間(特に新橋~蓮田間)、東名電鉄線内では起動加速性能も求められる。そのため車体には、アルミダブルスキン構造を採用。高い車体剛性と静粛性、軽量化を実現できた。足回りには軸はり式ボルスタレス台車を採用。当然空気ばね台車である。主電動機は定格出力245kWの交流誘導電動機を搭載、加速性能の確保と高い静粛性、高速化への対応を両立した。最高運転速度は160km/hである。制御方式はVVVFインバータ制御で抑速発電ブレーキ付き採用した。起動加速度は2.8km/h/s、減速度は常用4.6km/h/s、非常5.2km/sである。
増備について
平成18~19年に6両編成、3両編成が5本ずつ赤羽車輌製造、日立製作所笠戸事業所、川崎重工業で製造された。さらに、東名首都圏電気鉄道12000系4000番代を基本とした9両固定編成が平成21年に3本武蔵野車輌製造で落成した。
体質改善工事について
令和8年に製造から20年経過した車両が発生すること、また東名電鉄線などにおける高速運転による各部の劣化が認められるため、令和6年以降体質改善工事を実施することになった。
具体的には主回路を50000系同等に交換する、内装を座席以外500系と同等レベルにリフレッシュする、各座席にAC100Vコンセントを設置するなどの工事が実施される。
令和6年度に6両編成1本の施工を予定している。
令和7年度以降も毎年6~18両程度の施工を予定している。
全車両赤羽車輛製造で施工する予定である。
具体的には主回路を50000系同等に交換する、内装を座席以外500系と同等レベルにリフレッシュする、各座席にAC100Vコンセントを設置するなどの工事が実施される。
令和6年度に6両編成1本の施工を予定している。
令和7年度以降も毎年6~18両程度の施工を予定している。
全車両赤羽車輛製造で施工する予定である。