東鷹快速鉄道
東鷹快速鉄道株式会社 (とうたかかいそくてつどう、英称:Totaka Rapid Railway Corporation)は、東京圏(特に多摩地域)を営業区域とする鉄道会社。
コーポレートカラーは■オレンジバーミリオン。
東鷹快速鉄道株式会社 (とうたかかいそくてつどう、英称:Totaka Rapid Railway Corporation)は、東京圏(特に多摩地域)を営業区域とする鉄道会社。
コーポレートカラーは■オレンジバーミリオン。
社名の由来は中央線に対抗して東京―三鷹間を結ぶ路線を開業したから…ではなく、
東京の三鷹にある快い速さの鉄道という意味である。
東京の三鷹にある快い速さの鉄道という意味である。
沿革と概況
西武鉄道が赤字路線である多摩川線の分離を目的として1975年に設立され、1981年に多摩川線の改良と国鉄武蔵野競技場線の復活により多摩川緑線(現:多摩みどり線)を開業したのが始まり。その後はしばらく多摩みどり線とバスのみを運行する中小私鉄であったが、199x年に多摩都市縦貫線を開通。
その路線が現在の立川セントラルライン、である。その後同線は東急田園都市線との相互直通運転を開始、多摩地域の重要な交通動脈となり、東鷹快速の急成長の要因となる。
これにより大幅な黒字となった東鷹快速は資本拡大を行い、さらに新路線開業に向けて乗り出していった。
最近ではガイドウェイバスを導入するなど、常に時代の先を行くアイディアが売りでもある。
最近ではガイドウェイバスを導入するなど、常に時代の先を行くアイディアが売りでもある。
大元の流れからすれば西武グループ傘下もしくはそれに近い存在であるはずだが、実際は東急グループに近接した関係を持っている。しかしバブル崩壊後、東急グループが原則的に東急沿線や都市部に経営資源を集中させる、という方針を採ったためグループ傘下になるまでには至っていない。(東急グループ全盛の1950~80年代はまだ会社を設立したばかりであった)
会社概要
社名 | 東鷹快速鉄道株式会社 |
英文社名 | Totaka Rapid Railway Corporation |
種類 | 株式会社 |
市場情報 | 東証1部 9xxx |
略称 | 東鷹、東鷹快速 |
本社所在地 | 181-0012 東京都三鷹市上連雀 |
設立 | 196x年(昭和47年)4月1日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
代表者 | 代表取締役会長 瑞瀬ここね 代表取締役社長 柑奈まろん |
資本金 | 728億2300万円(2007年3月31日現在) |
売上高 | 単体 1642億7100万円(2007年3月期) 連結 5211億9500万円(2007年3月期) |
従業員数 | 3,214人(2007年3月31日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要子会社 | 東鷹快速バス株式会社 東鷹高速バス株式会社 株式会社東快交通サービス? 富士東鷹バス製造株式会社 東京新都心高速交通株式会社 麻帆良電鉄株式会社 株式会社東鷹アクセント |
歴史
1910年 多摩川の砂利輸送のため多摩鉄道設立
1917年 多摩鉄道 境(現・武蔵境)~北多磨(現・白糸台)間開業
1919年 多摩鉄道 北多磨~常久(現・競艇場前)間開業
1922年 多摩鉄道 常久~是政間開業
1927年 多摩鉄道が西武鉄道に合併、同社の多摩川線となる。
1950年 全線電化
1967年 貨物輸送廃止
196x年 4月1日 西武鉄道本体の改善の為、赤字である多摩川線の切り離しを目的とし東京三鷹電軌設立。
197x年 運輸省・国鉄・東京都・三鷹市・武蔵野市の答申により武蔵野競技場線の復活延伸を検討。
197x年 多摩川緑線を開業。
198x年 多摩川緑線是政~南多摩間延伸
1987年 多摩みどり線へ改称、武蔵境~南多摩間複線化
1991年 東鷹快速鉄道へ社名変更。
1993年 3月 バス事業を分社化、東鷹快速バスを設立。
199x年 3月 多摩都市縦貫線開業
1917年 多摩鉄道 境(現・武蔵境)~北多磨(現・白糸台)間開業
1919年 多摩鉄道 北多磨~常久(現・競艇場前)間開業
1922年 多摩鉄道 常久~是政間開業
1927年 多摩鉄道が西武鉄道に合併、同社の多摩川線となる。
1950年 全線電化
1967年 貨物輸送廃止
196x年 4月1日 西武鉄道本体の改善の為、赤字である多摩川線の切り離しを目的とし東京三鷹電軌設立。
197x年 運輸省・国鉄・東京都・三鷹市・武蔵野市の答申により武蔵野競技場線の復活延伸を検討。
197x年 多摩川緑線を開業。
198x年 多摩川緑線是政~南多摩間延伸
1987年 多摩みどり線へ改称、武蔵境~南多摩間複線化
1991年 東鷹快速鉄道へ社名変更。
1993年 3月 バス事業を分社化、東鷹快速バスを設立。
199x年 3月 多摩都市縦貫線開業
路線
すべての路線が直流1500V、軌間1067mmである。
自社路線同士が接続することが少ないため車両の転属・検査入出場の場合、他社線を利用することが多い。
自社路線同士が接続することが少ないため車両の転属・検査入出場の場合、他社線を利用することが多い。
■立川セントラルライン(多摩都市縦貫線)
大宮~あざみ野
■多摩みどり線
ひばりが丘~多摩センター
■インターシティ三鷹線
三鷹~川崎
■東京ベイシティライン(東京臨海副都心急行線)
臨海町~川崎
■ガイドウェイバス調布三鷹線
三鷹~調布
大宮~あざみ野
■多摩みどり線
ひばりが丘~多摩センター
■インターシティ三鷹線
三鷹~川崎
■東京ベイシティライン(東京臨海副都心急行線)
臨海町~川崎
■ガイドウェイバス調布三鷹線
三鷹~調布
車両基地
自社車両基地
■■ 多摩車両センター(多摩センター駅)
■■ 三鷹電車区(三鷹駅)
■ 立川車両センター(柴崎町駅)
■ 瑞穂車両センター(瑞穂殿ヶ谷駅)
■ 臨急運輸センター(臨海町駅)
■■ 三鷹電車区(三鷹駅)
■ 立川車両センター(柴崎町駅)
■ 瑞穂車両センター(瑞穂殿ヶ谷駅)
■ 臨急運輸センター(臨海町駅)
他社車両基地
■東京急行電鉄 長津田検車区(長津田駅)
車両
20m級4扉の通勤型電車がメインで、座席配置はロングシート・セミクロスシートを主体とする。
高加減速による効率的な運転を実現するため高性能な車両が多い。
高加減速による効率的な運転を実現するため高性能な車両が多い。
東鷹快速鉄道の車両も参照のこと。
武蔵野車輌製造をメインマニュファクチュアへ
旧来、東鷹快速グループでは東急車輛製造を車両発注のメインに据えていたが、近年の同社の品質低下や設備の老朽化を始め、他メーカーの品質・コストパフォーマンスの向上を理由として他社へのシフトを検討。
ここにきてレーザー溶接によるステンレス構体の新工法を開発し躍進している武蔵野車輌製造がステンレス車体を好む東鷹快速鉄道の指向と合致し、東急車輛に変わるメインマニュファクチュアへ採用となった。
武蔵野車輌製造はステンレスでのダブルスキン構造の開発も行っており、東鷹快速鉄道の目指すシンプルで美しいステンレス車の実現のため資本・設備面で協力することを表明した。
ここにきてレーザー溶接によるステンレス構体の新工法を開発し躍進している武蔵野車輌製造がステンレス車体を好む東鷹快速鉄道の指向と合致し、東急車輛に変わるメインマニュファクチュアへ採用となった。
武蔵野車輌製造はステンレスでのダブルスキン構造の開発も行っており、東鷹快速鉄道の目指すシンプルで美しいステンレス車の実現のため資本・設備面で協力することを表明した。
方針・体制
有料特急は運行しない
東鷹快速鉄道では有料特急・特別車両等特別料金が必要な車両は運転していない。
これについて、「特別料金は徴収せずとも特急並みのQualityを提供する―
本当の意味での「"Special"で"Limited"なRapid Service」を実現したい。
だから運賃以外の料金が必要な列車は着席保証料のみを頂くライナーのみ
全てのお客様に平等にハイレベルなサービスを提供したい。
そして満足してほしい…だから特急は走らせない。それが我々の信念です。」
と公式にコメントしている(鉄道○ャーナル2007年10月号より抜粋)。
これについて、「特別料金は徴収せずとも特急並みのQualityを提供する―
本当の意味での「"Special"で"Limited"なRapid Service」を実現したい。
だから運賃以外の料金が必要な列車は着席保証料のみを頂くライナーのみ
全てのお客様に平等にハイレベルなサービスを提供したい。
そして満足してほしい…だから特急は走らせない。それが我々の信念です。」
と公式にコメントしている(鉄道○ャーナル2007年10月号より抜粋)。
優先席の廃止
他社の殆どでは車両1両につき1箇所程度、優先席が設けられているが東鷹快速鉄道では全車優先席は存在しない(他社からの転入車両で一部座席の色等が違うものはあるが優先席としては扱っていない)。これは、優先席自体を否定するものではなく、優先席でないと席を譲らない・優先席があっても無視する現代人のモラルの低さを否定するものである。
「例えば、あなたの前に足を骨折して松葉杖を使って大変そうに歩いている人がいます。」 「座席はどこも空いていませんが、あなたの他に席を譲ろうとする人はいません。」 「もし、あなたが席を譲ってあげようと考えたとしましょう。」 「それは、あなたの座っている席が優先席だから、ではないでしょう?」 「本当の善意には、場所や状況なんて関係ない。だからこそ、素晴らしいことだと思う。」
(駅や車内広告の呼びかけより抜粋)
ただし車椅子スペースは各先頭車に1箇所設置されている。
女性専用車両
最近では朝夕のラッシュ時のみ扱うことが多くなり規模が縮小されつつある女性専用車両であるが、東鷹快速鉄道では一切このような扱いはせず、むしろ反対している。
男性・女性共に同じ運賃を払って乗車しているのに、女性専用車両が存在しては不公平なためである。女性専用車両は一種の男女差別ともいえる。 運賃は同額であるのにサービスに格差が生まれることは正当な運賃を払っている人には全て公平であるべき鉄道においてあってはならないことである。 ただし、ラッシュ時は駅係員や乗務員の警戒を高め、警察とも連携し、駅ポスター等目に付きやすい場所で痴漢防止のアピールを行っている。
携帯電話通話禁止の徹底
携帯電話の扱いは他社と変わらず、優先席は無いため車椅子スペース付近は電源OFF、そのほかの場所ではマナーモードという扱いであるが、通話禁止は特に徹底されている。
車内での通話は走行機器や風切り音による騒音によりどうしても声が大きくなりがちであり、他の乗客に多大な迷惑となる。社員もしくは他の乗客の注意を何度受けても話をやめなかった場合、その程度によっては警察に連行されることもある。
また、携帯電話と勘違いされやすい「PHS」(ウィルコムなど)は、携帯電話に比べ電波が微弱であり、心臓ペースメーカー等医療機器に影響を及ぼさないことが実証されており、医療機関でも緊急の連絡手段として使用されていることからすべての場所においてマナーモードでのメール・ネット接続の使用が認められている。ちなみに、乗務員の緊急連絡用にもPHSが用いられている。
かいそくろーくみ
東鷹快速鉄道の労働組合として、唯一存在するのがこの「東鷹快速労働組合」、通称「かいそくろーくみ」である。名前からも分かるように、やる気ゼロな組合とは名ばかりの集団である。「だるいから」「めどいから」という理由でストライキ、春闘等を一切行わない。正直組合なんてどうでもいいと思っている。ある意味究極の組合である。
ちなみに組合員が好きなキャラクターは「めどいさん」。過激派の代わりとして「めどい派」「ひどい派」が存在する。
ちなみに組合員が好きなキャラクターは「めどいさん」。過激派の代わりとして「めどい派」「ひどい派」が存在する。
他社との関係
- 武蔵野鉄道との関係はなかなか親密で、子会社の麻帆良電鉄とではあるが相互直通運転も実現した。最近ではF-T Bus Make?が武鉄バスグループから路線バスを多数発注を受けた。IT関連での交流も多い。
- 関東新都市鉄道には積極的に協力を行っている。最近では立川CL・地下鉄朝霞線と連絡運輸を行うようになりより協力関係が強化された。
- 東海道湾岸鉄道?とは互いの高速化・CS向上に対するスタンスは異なるものの、根本的な部分では共感できるところがあるようで、関係は良好である。ただしエリアや規格の違いなどで鉄道における直接的関係は特にない。
東鷹快速グループ
東鷹高速バス
高速バス及び東京都23区西部の一部路線バスを運行。
高速バス及び東京都23区西部の一部路線バスを運行。
東京新都心高速
東鷹快速グループの地下鉄「アーバンメトロ」を展開。
東鷹快速グループの地下鉄「アーバンメトロ」を展開。
麻帆良電鉄
所沢・川越~麻帆良学園中央を結ぶ学園線を運営する。
所沢・川越~麻帆良学園中央を結ぶ学園線を運営する。
東鷹アクセント
主に車両の設計・製造や様々なデザインなどを担当。他社への供給やアドバイス等も。
主に車両の設計・製造や様々なデザインなどを担当。他社への供給やアドバイス等も。
東鷹ステーションリテール
主に駅売店の経営、鉄道グッズの販売を行う。
主に駅売店の経営、鉄道グッズの販売を行う。
東鷹フードサービス
駅弁の製造・販売、駅のそば・うどん店の経営等を行う。
駅弁の製造・販売、駅のそば・うどん店の経営等を行う。
富士東鷹バス製造
富士重工と共同出資で設立。実質的に富士重工業のバス部門復活で、バス車体製造を全国展開で行う。
富士重工と共同出資で設立。実質的に富士重工業のバス部門復活で、バス車体製造を全国展開で行う。
東快交通サービス?
タクシー部門。主に23区西部~中央線沿線、立川CL沿線を中心に営業。
タクシー部門。主に23区西部~中央線沿線、立川CL沿線を中心に営業。