札幌急行電鉄2200系電車
札幌急行電鉄2200系電車は、2014年に導入した一般形交直流電車である。
主要諸元
起動加速度 | 4.0km/h/s(4M2T時) |
営業最高速度 | 100km/h |
設計最高速度 | 110km/h |
減速度 | 4.0km/h/s(通常) 5.3km/h/s(非常) |
最大寸法 | 18,400×2,950×3,730mm |
軌間 | 1,067mm |
電気方式 | 直流750V(第三軌条方式) 交流20,000V(架空電車線方式) |
主電動機出力 | 265kW/基 |
電動機 | 全閉自冷式かご型三相誘導電動機 海芝製 |
駆動装置 | TD平行カルダン駆動方式 |
制御装置 | VVVFインバータ制御 |
台車 | モノリンク式ボルスタ付台車 |
ブレーキ方式 | 全電気回生ブレーキ併用 電気指令式空気ブレーキ |
保安装置 | ATC二重系・武鉄形ATS-P・ATS-S |
製造メーカー | 豊前川崎重工業、赤羽車輌製造 |
概要
老朽化の著しい1200系電車の置換えと、列車増発のために登場した。
乗入れ先のホームドア対応及びダイヤ設定上の必要から、基本編成を従来の20m級×2両から18m級×3両とし、
起動加速度は阪神ジェットカー並みの4km/h/sとしたが、最高速度は100km/hに抑えられている。
増備を急ぐため、編成の一部を札幌市有としたほか、全国地方交通振興宝くじの助成金も受けている。
乗入れ先のホームドア対応及びダイヤ設定上の必要から、基本編成を従来の20m級×2両から18m級×3両とし、
起動加速度は阪神ジェットカー並みの4km/h/sとしたが、最高速度は100km/hに抑えられている。
増備を急ぐため、編成の一部を札幌市有としたほか、全国地方交通振興宝くじの助成金も受けている。
車体
各仕様とも扉数と座席配置が異なるのみで、基本構造及び機器類は同一である。
乗務員保護対策として制御車の前頭部のみ鋼製とし、ほかはアルミニウム合金ダブルスキン構造である。
床面高さを1,075mmとしてステップを廃し、室内高確保のため空調機器は床下設置である。
氷雪対策として、床下には機器カバーと融雪ヒータを装備し、客室側面窓はポリカーボネートと強化ガラスの複層構造固定窓である。
全車とも連結面間長は18,400mmで統一されており、2~4扉車が混在してもホームドアと扉位置は一致するが、3扉車の中扉はカットされる。
なお、4扉車の中扉2ヵ所は、簾舞-あいの里教育大間以外ではカットされる。
6両編成時に旭山方から2・5両目にあたる車両には、車イス対応スペースとトイレが設置される。
6両固定編成車を除き、制御車は自動幌を装備するが、電気連結器の採用は見送られた。
交流区間内のみ、JR735系と併結することが可能である。
乗務員保護対策として制御車の前頭部のみ鋼製とし、ほかはアルミニウム合金ダブルスキン構造である。
床面高さを1,075mmとしてステップを廃し、室内高確保のため空調機器は床下設置である。
氷雪対策として、床下には機器カバーと融雪ヒータを装備し、客室側面窓はポリカーボネートと強化ガラスの複層構造固定窓である。
全車とも連結面間長は18,400mmで統一されており、2~4扉車が混在してもホームドアと扉位置は一致するが、3扉車の中扉はカットされる。
なお、4扉車の中扉2ヵ所は、簾舞-あいの里教育大間以外ではカットされる。
6両編成時に旭山方から2・5両目にあたる車両には、車イス対応スペースとトイレが設置される。
6両固定編成車を除き、制御車は自動幌を装備するが、電気連結器の採用は見送られた。
交流区間内のみ、JR735系と併結することが可能である。
仕様・運用
- 4扉ロングシート6両固定編成(Mc+T+M'+M+T+Mc')
全編成が藤ノ沢区に配置され、主に簾舞-当別間で運用される。
うち2編成は市有車で塗装デザインが異なり、LED式行先表示装置が装備されている。
うち2編成は市有車で塗装デザインが異なり、LED式行先表示装置が装備されている。
- 4扉ロングシート4両編成(Mc'+M+T+Mc')
全編成が藤ノ沢区に配置され、主に付属編成運用に充当される。
- 4扉ロングシート3両編成(Mc+T+Mc')
本系列の基本形式で、全編成が藤ノ沢区に配置され、1ないし2連で当別以南で運用される。
- 3扉セミクロスシート2両編成(Mc+Tc)
全編成が沼田区に配置され、主に旭川市内区間で運用される。Mc+Tc+Mcで3両とする運用もある。
- 2扉転換式クロスシート2両編成(Mc+Tc)
全編成が沼田区に配置され、急行仕業に充当される。
この形式のみデッキ付・片引き扉で、半自動扉機能は省略されている。
この形式のみデッキ付・片引き扉で、半自動扉機能は省略されている。
- 2扉セミクロスシート(cMc)
本系列の量産先行車で、藤ノ沢区に配置され、定山渓線内で運用されるが、
まれに当別-沼田間に入ることがある。
まれに当別-沼田間に入ることがある。
増備
2016年3月ダイヤ改正までに54両(うち12両は受託車)が新製され、南北線直通の普通・急行列車(不定期列車を除く)はすべて本系列に置換えられた。残る沼田区の1200系・1300系についても順次置換える予定であるが、完了時期は未定である。