札幌急行電鉄1000系電車
札幌急行電鉄1000系電車は、昭和48年に製作された特急型電車である。
概要
札幌急行電鉄では、旭川開業以前から特急電車を運転することが決定していた。それに使用する車輌として開発されたのが1000系電車である。
コンセプト
- 経済性
メンテナンスコスト低減と性能向上のために、1200系と同じく制御方式に無接点化できるサイリスタ位相制御を採用した。過酷な気候の北海道では無接点化によって故障の可能性を最小限に抑える必要があったためだ。
高速で走行することを考慮して、1200系では省略された発電ブレーキの取り付けを行っている。
高速で走行することを考慮して、1200系では省略された発電ブレーキの取り付けを行っている。
- 安定した性能
主電動機は、武蔵野鉄道2000系で実績のある150kWモータをベースに交流電化区間、酷寒地での使用に最適化したものを採用している。
主電動機の冷却風は、雪切室から取り入れることで主電動機に雪が入り込むことを防いでいる。
ブレーキは、鋳鉄制輪子を採用しているが成分に改良を加えたものである。
最高運転速度は130km/h/s。
寒さ対策は断熱材、暖房の強化。機器類への保温ヒータの設置など多数ある。
主電動機の冷却風は、雪切室から取り入れることで主電動機に雪が入り込むことを防いでいる。
ブレーキは、鋳鉄制輪子を採用しているが成分に改良を加えたものである。
最高運転速度は130km/h/s。
寒さ対策は断熱材、暖房の強化。機器類への保温ヒータの設置など多数ある。
- 客室設備
基本的にリクライニングシートを採用している。シートピッチが狭いことを除き国鉄の特急グリーン車相当の設備をもつ。
増備について
昭和48~52年の間に4両固定編成が6本製造された。
添付ファイル