戦国BASARA/エロパロ保管庫

官兵衛×鶴姫7

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momo

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 指を抜かぬまま、官兵衛が動きを止めた。呼吸する度に、収縮する膣壁の粘膜が、中途半端に入り込んだ武骨な
指の形と熱を、鶴姫に否応なく分からせる。
 驚きが増幅した強い痛みが、やがて薄れる。はぁはぁと上がった息を宥めながら鶴姫が歯の力を緩めると、待ち
かねたようにねっとりと膣内を撫でながら、深く入り込まれた。
「あ…ふっ!」
 痛みを上回る気持ち良さが身体の中心を駆け上がり、甘ったるい喘ぎが室内にこぼれた。
 奥から湧き出す蜜が、太い指に圧迫されながらも狭い秘部を満たす。その指がゆっくりと抜き差しを繰り返すに
従い、自分の中がとろとろにほぐされていくのが、隙間を伝い落ちていく蜜の感触で分かる。
 こぼれでる声を必死に抑え、鶴姫は官兵衛の腕に必死に縋りついた。けれど淫らな水音が、声よりも雄弁に
何かを語る。
 その音に理性を剥がされながらも、なお残る羞恥に彼女は顔を歪めた。
 恥ずかしい場所に指を入れられて、動かされて、なぜこんなに気持ちがいいのか。
 袴に隠れて見えないのに、どうしてこの人物の指は、触って欲しい場所を読めているかのように動くのか。
 気持ち良さが高まり過ぎて、苦しい。助けて欲しい。
 その方法を、きっとこの人物なら知っている。この人物になら、もう何をされてもいい。
 それ以外のことが考えられず、懇願のために、鶴姫は朦朧と口を動かそうとし――
「殿! 一大事です!」
 その時、ドンドンドンッと激しく戸が叩かれた。
 と同時に、返事も待たずにその戸がバンッと開かれる。
「な、何だ! どうした!」
 とんでもない横槍にぎょっと目を瞠り、官兵衛が顔を上げた。その指が秘所から離れ、少女のはだけた胸元を、
腕を使って隠す。
 二人の体勢から一瞬で状況を察したらしく、現れた家臣の目が官兵衛への呆れと怒りで吊り上がった。
 外に聞こえないように抑えつつ、怒声が放たれる。
「このバカ殿!」
「何がだ!」
「まだ挿れてないとか、何ちんたらやってるんですか! ズバッと挿れてビュッと出せば済む話でしょうが!」
 あけすけに叱り飛ばされ、官兵衛が頬を赤らめて言い返す。
「ば、馬鹿者、そんな無体なことができるか!」
「充分に無体なことしておきながら、何を善人ぶったことを言ってるんですか!」
「それでも最低限の礼儀というものがあろう!」
「時間がないから急ぐって言ってたのはどこの誰ですか」
 やれやれと言わんばかりの冷ややかな眼差しが、官兵衛を突き刺す。
「きちんと備えさえねば、痛むであろうが!」
「そんなことしなくても殿のならささっと入りますって。ガタイに反して豊臣武将随一に残念だって、昔、大谷殿や
石田殿が話してたの聞いた奴がいるんですから」
「そんな根も葉もない噂の方を信じるなど、小生を泣かす気かお前は。いいか良く聞け、小さいと言う奴こそが
小さいわけで――」
「いえそんなことは今どうでもいいことなんで」
「大事なことだぞ」
「そんなことより、殿の見通しより早く、毛利が動いた模様です」
 最後の台詞に、それまでの散々な会話の空気が一変した。
 状況についていけずぽかんと目を丸くする鶴姫の眼前で、真顔へと表情を引き締めた家臣がひざまずく。 
「急ぎ、陣立てを」
「……まったく、ここでも不運は小生を見逃さぬか」
 官兵衛が息を吐き、己を嗤った。



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