戦国BASARA/エロパロ保管庫

幸村×濃姫5

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nozomi

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下腹部の違和感に、幸村はぐらぐらする視界の焦点をなんとかして合わせようとした。

「あ…くっ…」

 自分の口から洩れた声に、恥ずかしさの余り一気に覚醒する。
 いったい何事かと体を起こせば、ずきりと頭が痛んで視界がまた揺れる。
 しかしその先にある光景に幸村は絶句を通り越して硬直した。
 すっかりくつろいだ…くつろぎすぎた着物はもはや体を隠す役割を果たしておらず、
大の字に開かれた足の間に濃姫の顔があったのだ。

「…う、を、お、おおおおおおおおおおおおおおおお!?うぐっ」
「しっ」

 身を乗り出した濃姫の指が触れたとたん、大砲にどやしつけられたかのように幸村は黙った。
 襦袢姿の襟の合わせからは素肌が透けて見える。

「これは夢よ、ボウヤ」
「夢…っ!?しかしこんな破廉恥なっ」
「夢よ。そうでなければ…」

濃姫の空いた右手が、幸村の男根の竿に触れた。
ゆっくりとしごき上げる動きに腰が浮きそうになる。

「私がこんなことするはずがないでしょう?」
「そ、れは・・・っ」

混乱する頭が導き出す結論。
そう、濃姫がこんなことをするはずがない。潔癖な女性なのだ。
彼女の夫を殺したのは幸村で、いつも悲しみと苦しみの混ざり合った表情で
幸村の訪問を迎えていた。あの佳人が振り向くことはない。

先走りの汁を掌に絡ませるように時々亀頭に触れながら、濃姫は幸村をしごいて追い詰める。
すでに固く滾ったそれは限界に近かった。

「くっ」
「夢よ、ボウヤ」

言い聞かせるように濃姫が繰り返す。
(…そうだ、濃姫殿ならばもう某のことを「ボウヤ」とは呼ぶまい…)
人質として、ただ礼儀として、「幸村殿」と呼ぶその声がひどく悲しかった。
(やはり、夢なのか)
現のはずがない。何一つとして、現である要素がない。
細い指が陰嚢の後ろまで柔らかく這いまわり、滴る露で滑るほどの竿を強くしごき始めた。

「う、あっ」

短く呻いて、幸村は射精した。
勢いよく飛び出た精液が濃姫の手をべっとりと汚したが、幸村のそれは一向に萎える気配もない。

「あらあら、若いのね」

含み笑いで赤黒い肉塊に口づけると、ひくりと反応して震える。
指についた精液を、赤い唇と湿った舌先が舐めとるのを幸村は呆然と見上げていた。
ぴちゃり、という水音が耳からも幸村を犯しているようだ。
酒が残っているのもあるが、酔いというならこちらの方が段違いに強い。


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