戦国BASARA/エロパロ保管庫

官兵衛×鶴姫6

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momo

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 布がすべる感触がおかしい。どうしたことか湿っているように思える。否、湿っているどころではない。ぬるぬる
していると分かるほど、その量は多い。
 それを特別に気にすることなく、官兵衛の手が動く。静寂の中で、くちゅ、と布と花弁ががこすれる淫猥な音が響き、
武骨な指が少女の秘裂の先端あたりにある小さな珠らしき部位を捉え、集中的に愛撫した。
「ひゃんっ……!」
 塞いでも塞ぎきれぬ甘美な喘ぎが、鶴姫の喉をついた。おののきが、愛撫される中心をぎゅっと収縮させる。
 聞こえておらぬのか、外からの報告は冷静さを崩さない。
「周囲と島の残存兵力に対し、備え、配し終えました。殿の作戦通り、敵方はこちらに手出しできぬ様子」
「よし。小生が行くまでに、できる限り武器を取り上げ、無力にさせておけ」
「はっ」
 会話の内容が、現実を突きつけ、鶴姫の心臓を早めた。
 置かれた状況の目を覆いたくなるような情けなさに、ぽろぽろと涙がこぼれた。
 人質にされてしまった自分を案じ、味方が手をこまねいて苦しんでいる中だというのに、その心配を一心に受けて
いる自分はと言えば、服を半ば剥かれ、必死に声を堪え、不埒な愛撫にされるがままになっている。
 こんな辱めを受けているなど、皆には絶対に知られたくない。
 しかしそれ以上に鶴姫を混乱させているのは、官兵衛の指がすべる度に、その動きに敏感に反応してしまう己の
身体だった。
(どうして)
 自分が分からず、鶴姫は自問した。
 こんなやり切れない状況なのに、背中に感じる熱をやはり、どうしても優しいと思えてしまう。低く紡がれる声に、
傷つける意思など無いようにすら思える。
 憎めと――そう懺悔されている錯覚だけが、ある。
 異能の力を失わせる。その義務に酷似した哀れみのほか、何一つ彼を突き動かす感情が存在していないことが、
どうしてか悲しい。
「気分はどうだ」
 必死に肩で息をする鶴姫の様子に、官兵衛が静かに耳元に問う。
 気持ちいいのと熱いのと悲しいのと切ないのとが混ざって、鶴姫はただ息も絶え絶えに、頭を横に振った。
「お主から痛みを減らすための支度だ。すまぬ」
 官兵衛の指がうごめき、しっとりと形容できるほど濡れた襦袢の裾をめくり上げた。遮るものを失った秘所を直接
割り、熱い指が、ぬるりと秘裂を撫でる。
「ひゃっ……!」
 直に触れられ、ぞくぞくと駆け上がった快感に腰が跳ねた。じゅんっと何かが身体の中から染み出た感覚に、秘所を
すっかり濡らしているそのぬめりが、自分の中から出たものだと気づかされる。
「…あっ……わたしの身体……どうなってしまったん、ですか」
「そうだな。気持ちよくなっている……と言うと、お主に申し訳が立たぬか。先ほども言った通り、ただ、健常な
反射をしているだけだ」
「ふあ、ああっ!」
 再び、秘裂の入り口にある珠をこりこりと弄られ、意識が白く明滅するほどの快楽に鶴姫は悶えた。別の指で
間断なく割れ目をなぞられ、聞こえてくるいやらしい水音が聴覚から理性を責める。
 自力で口を押さえていられず、彼女は上半身をよじり、官兵衛の腕にすがりついた。自分の腕より一回り以上も
がっちりした二の腕に、歯を立てるように口を押しつける。
 朦朧と熱に浮かされながら、鶴姫は思った。
 官兵衛が謝るということは、この状況は、本来は気持ち良くなるべきではなく、悔しいとか、そんな風に思わな
ければならないのかもしれない。
(だけど)
 快楽に酔わせられた身体は、嘘がつけない。
 撫でられる度に、触れられた部分がきゅっと震える。剥かれてあらわになった珠を硬い指で擦られ、痛いほどの
気持ち良さが身体の奥から噴き出して、たまらなくなる。
「んんっ……ん……っ!」
 濡れそぼった割れ目を器用な指で開かれる感覚に身を硬くした刹那、耳元に言い聞かせるような声が落ちた。
「力を抜いてくれ」
「……っえ…?」
 どこから、と問い返す間もなく――溢れる蜜を帯びた官兵衛の指先が、つぷりと、鶴姫の秘奥へ侵入した。
「いたっ……いや!」
 想像したこともなかった異物によって押し開かれ、入り込まれる恐怖と痛みが、鶴姫を襲った。痛みのあまり
無意識に目の前のものに歯を立て、口中に鉄の味が滲む。
「抜いて……!」
「すまぬが、それは出来ぬ」


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