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中国シナリオ1-男性キャラクター(前編の後編)

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hachu

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中国シナリオ#1-男性キャラクター(前編の後編)


キョンシーの親父を除いた黒髭二人の紹介。
中国キャラは無駄に力が入ってるようで、長ったらしい話ばっかりになってしまいすんません(´・ω・`)

最初の武人の話が日本版のキャラ紹介とまったく違うのは仕様です、多分。

剛 武(グァン・ウー)
韓国版名:独孤鶴
職業:戦士
年齢:34
地獄殺と呼ばれる一人の男がいた。
その男からどこから来て誰に剣術を学んだのかは誰も知らなかったが、彼は剣一本のみで自分の通り道 にある全ての門派を善悪無関係に皆殺しにし、彼の通った跡はまるで地獄のように血なまぐさい光景だ けが残るので人々は彼のことを地獄殺だと読んでいた。
持続札の手に約10個の中小門派が滅門に遭うと、それを見かねた飛天門、黒殺門、破天門で成り立った 三門は地獄殺処理のために各門派の長老を派遣して彼を追跡した。
一ヶ月余りの追跡の挙句長安の一酒場で地獄殺を探し出した三門の長老たちはお互いに力をあわせて地 獄殺を攻撃した。
強豪の七大門派の中で武器を扱うことでは最高である三門の長老十余名の攻撃は優に山を崩すことも出 来るほどであったが、地獄殺はただ一度の薙ぎ払いで長老たちの全ての攻撃を受け止め、次の一撃で全 ての長老たちが二度と起き上がれない状態にしてしまった。
今まで地獄殺が剣を抜いた場所では生き残った者が誰一人といなかったので、誰も彼の実力がいかに強 大かがわからなかったのだ。しかし、長安の酒場で起きた決闘では何故かは分からないが地獄殺は長老 達のみを倒した後悠々と道を発ち、その光景を見た多くの人々の口を通じて地獄殺の恐ろしさが中原全 域に知れ渡った。
七大門派も三門長老がただ2度の攻撃によって倒されたという話に怒りを通り越して恐怖を感じ、これ から彼にどう対応するかの悩みに陥った。

実は以前は地獄殺は平凡な強豪の武士に過ぎなかった。いや、平凡というよりも実力もないくせに剣だ けをもって武士の真似事をしているのに近かった。
元々は農家だったが剣を振り回す武士が素敵で格好いいと思い、農業を辞めて家を売り、一番大きな鍛 冶屋へ行って一番高い剣一振りを買い、住居を持たずに流れながらすごしている者であった。
そのように流れながらすごしていたある日、とある田舎の村に着いた彼はちょうど金が無くなったので 老人と子供しかいない村で暴れて金をかき集めていた。いつもだったら大まかに数文の金が集まったら 他の村に出発していたのだが、なんとなくその日はひどく乱暴をはたらいて人々を苦しませた。
それを見かねた老人数人が棒を持って武士に食いかかり、そんな争いの中武士は手違いで老人一人を殺 してしまった。ただ怖がらせるためにしたことが人を殺してしまうと武士は怖気づき、初めての殺人の ために驚いた武士は狂ったように村を脱出して逃亡を図った。
そんなことがあってから数日後より、武士は刺客に追い回され始めた。武士が殺人をやらかした村の人 々が死んだ老人の恨みを晴らすために金で刺客を雇い、訓練を受けた刺客が剣をまともに使えない武士 を探すことは朝飯前であったので、刺客は追跡してすぐに農家の倉庫で恐怖に震えている武士を見つけ た。
あまりにも哀れな姿で隠れている武士を見つけた刺客は失笑し、遊びながらでも殺せそうな気がすると ゆっくりと遊戯を楽しむ余裕が出来た。獲物が逃げ出せないように倉庫に装置を設置した後刺客は影の 中に隠れ全ての準備が終わると一番目の遊びが始まった。心もとなく震えていた武士は急に腕に痛みを 感じ、自分の腕から血が吹き出ていることに驚き、何者かに斬られた傷だと気づいて周りを見回したが 、武士の目には何も見えなかった。
自分に何か恐ろしいことが起こっていることを感じた武士は倉庫を飛び出そうとしたが倉庫の門は開か れず、刺客の2回目の攻撃が彼の背中に深い傷を残した。そして3回目、4回目の攻撃が相次いで武士に 飛んできて、武士は全身傷ついたまま自分がどんな存在にどんな攻撃にあってるか分からず、恐怖にお びえていた。そんな状況でも剣だけは持っていた武士は顔に向けて飛んできた攻撃を最後に気を失って 倒れた。
そして武士は耳元で音を聞いた。自分が持っていた平凡だと思っていた剣が出す音を。
武士の血を啜って目覚めた地獄剣が出す音を。地獄剣は武士に言った。誰にも負けない能力を与えるの で自分に身を任せろと言った。武士は問うた。それでは今生き返ることは出来るのかと。地獄剣は言っ た。自分に身を任せば生き返る可能性はあると。武士は分かったと答え、倒れた武士の体がのたくる瞬 間影の中に隠れていた刺客の首が落ちた。そして地獄殺は誕生した。

実は地獄剣が目覚めた後武士は先制攻撃をしたことはなかった。武士はただ道を歩いていただけなのだ が目覚めた地獄剣の殺気のせいか理由もなく喧嘩を売る人々が多く、危機に陥るたびに地獄剣に自分を 任せた武士は我に変えると周囲の人々が全て死んでいた。
武士は人々が自分のことを地獄殺と呼んで自分の手で多くの命を殺すのが嫌いであったが、自分だけは 死にたくなかったので危機の度に仕方なく地獄殺の力を借り、武士はそのようにして生きながらえてき た。

ある日人と出会いたくなくて山や森の中で世間から逃れた地獄殺は深い山奥にある滝の前で巨大な弓を 担いでいる一人の老人に出会った。地獄剣の殺気に導かれて剣を抜くような人々と違い、その老人は地 獄札に食べ物を渡して疲れている彼に休んでいきなさいと勧めた。
本当に久しぶりの楽さに地獄殺は緊張を緩めて年寄りが与える食べ物を何の疑いもなく食べ、平和に話 を交わした。夕方になって地獄殺が老人に感謝の挨拶をし、また旅に出ようとすると、老人は急に地獄 殺に剣を捨てるように行った。自分を破天神弓の門主だと言った老人はそんなに濃い殺気を噴出す剣は 確かに地獄剣で、地獄剣を持った者はますます破滅に落ちるだけだと言って今からでも遅くないので剣 を滝に投げ捨て新しい生活を過ごして行きなさいといった。
強豪で最高の戸主の中の一人と知られている破天神弓門主・一陽弓の名は赤子でも知っているほど巨大 な存在であり、地獄殺は剣を捨てても一陽弓の保護の中生きていけると思った。
自分も地獄剣の血なまぐさい殺人が嫌いだったので地獄殺は普通の生活をしていく良い機会だと思い、 地獄剣を捨てるために滝の前に立った。しかし地獄剣は自分が捨てられることを見ていられず、急に地 獄剣の機運が強まり、黒い霧が地獄殺の体を覆い始めた。一陽弓が及んで手を使う間もなく地獄殺は黒 い霧によって完全にさえぎられ、黒い霧の中では凄絶な悲鳴だけが響いた。しばらく黒い霧が集まって 地獄殺の機運に支配され、本当に地獄殺という名前が似合うほど悪鬼のような姿に変わった地獄殺が姿 を現した。
一陽弓はもう元の武士を救う方法はないと判断し、地獄剣を弓で狙い、二人のおびただしい機運が激突 し始めた。

岩を割って地を崩して彼らは三十一日夜を争ったが、勝敗は決まらなかった。時のたつほど自分が不利 だと思った一陽弓は残った力を振り絞り、自分の最高武功の一閃矢を使って地獄剣を攻撃した。しかし 一閃矢をまともに受けた場合武士の命も保障できないことを知っていて威力を下げて使い、威力が弱い 一閃矢は地獄剣はやっとのことで受け止めた。威力を減らしはしたが地獄殺が一閃矢を受け止めたのを 見た一陽弓は地獄剣の強さを改めて感じ、ため息をつきながら他の対策を講じた。

しかし一陽弓の攻撃が何の効果もなかったわけではなかった。地獄剣が一閃矢を受け止めるために全て の力を使っている間武士の精神を支配する力が緩んでいたので、その隙に乗じて武士の精神が目覚めた 。目覚めた武士は自分が起こした状況に驚いて自分を支配している地獄剣の気運を追い払うためにばた つき、そうすることで地獄剣は武士の体を完全に支配することが出来なくて思い切り剣を振り回せなく なった。
地獄剣の行動に異常を感じた一陽弓は機会を逃さず地獄剣を押して行き、ややたって地獄剣の気運がま すますよわまりながら黒い霧が剣の中に吸い込まれていった。
黒い霧が完全に消えると地獄殺は完全に動きを止めたまま元の場所に元気なく立っていた。一陽弓は地 獄殺の内部で精神的な戦いが行われていることを感じ、武士が地獄剣を制することを手助けするために 自分の気運を武士の体に流し込んだ。
そのおかげで辛うじて地獄剣の気運と争った武士の精神は一陽弓の気運を受けて地獄剣に奪われていた 体を取り戻すことが出来、自分の意思どおりに体を動かせるようになった。
体を完全に取り返して目を開いた武士は自分に気運を入れてくれていた一陽弓にこれで大丈夫だと感謝 の言葉を言おうとしたが、その瞬間地獄剣が震え始めておびただしい爆発の気運を感じた一陽弓は地獄 剣を滝の中へと投げ込んで武士の体を抱えて周辺を保護する結界を生成しようとした。
しかし地獄剣の爆発は余りにも早く、強かった。地獄剣の爆発によって周囲の全ての地形が焦土と化し 、あらゆる生命体がなくなったかのように周辺は静かになった。
一陽弓の結界が全て生成される前に爆発した地獄剣の威力は一陽弓に大きな傷をつけた。武士は爆発の 威力のために一陽弓の手を去って滝下まで飛んでいってしまった。一陽弓は自分の怪我を治すのが優先 なので全ての力を治療に使い、武士が死なないことを望むしかなかった。

武士は地獄剣の爆発に巻き込まれて滝に落ちたが、幸いにも一陽弓の気運が体を保護してくれて大きな 怪我も泣く、落ちた場所があまり深くない場所だったのでそのまま滝の下流に流れていった。こうして 気を失ったまま一日がたった武士は下流で釣りをしていた一老人の手によって救出された。老人の看病 で無事に数日後に目覚めたが、爆発による衝撃のために過去の記憶を全て忘れてしまっていた。

一人身の生活が寂しかった老人は記憶を失った武士に独孤鶴(日本版名:剛武)という名前をつけ、いく 当てのない独孤鶴の面倒を見て一緒に暮らすことになった。
老人と一緒に一年余りの時を過ごした独孤鶴はある日村に買い物に出、偶然に剣を持った武士の対決を 見た。
その姿を見て何か朧気な感触を受けた独孤鶴はその後、変な記憶を夢で見るようになる。
その夢が少しずつだがかすかに繋がっていくと独孤鶴はそれらが忘れてしまった自分の記憶とかかわる ことだと思い、ここを去る頃だと感じた彼は老人に自分の記憶探しの旅に出ることを言った。
老人はいつか彼が去ることをしっていたので彼の決心を阻まず、記憶を探すために周囲で一番大きな都 会の長安へ行って見なさいと進めた。こうして地獄殺だった独孤鶴は老人の言葉に従って長安に向け、 記憶探しの旅に出た。

楊 探(ヤン・タン)
韓国版名:風玄陽
職業:商人
年齢:45
風玄陽(日本版名:楊探)は幼い頃貧しい暮らしをしていた。
風玄陽の両親は熱心に働いたが、他人の畑を借りている小作農だったので一年間働いても自分に返って くるものはわずかに暮らすことが出来るだけの食料であり、悪徳管理のためにその食料でさえまともに 返って来ないこともある生活を送っていた。しかし、風玄陽の家族は熱心に生きていき、大変では会っ たが幸せであった。

風玄陽が16になった年は特に日照りがひどく、大部分の作物が不作であった。なおさら大変な生活なの に不作にまでなって管理人に捧げる農作物が足りず、風玄陽の家族の心配は増えていった。風玄陽の家 族は足りない農作物を埋め合わせるために昼間は農業、夜は遅くまで薬草取りに通い、そうして手に入 れた薬草を売って何とか農作物に変えることが出来た。
大変な時が過ぎていよいよ農作物を収穫する日がやってきた。小作農民全てが目標の年貢を納めること が出来なかったことに対して管理人は激怒し、幾人かの小作農は他の小作農と取り替えるとまで言った 。
しかし苦労をしたおかげで目標量まではないが他の小作農よりも多くの農作物を差し出した風玄陽の家 族はそれでも自分は取り替えられないだろうと少し安心していた。
管理人の審査が終わって持ってきた農作物を置いて帰る道中、うっかり官庁に鞄を置いてきたことを思 い出した風玄陽は官庁に戻って鞄を持ってこようとしたが、すでに官庁の門は閉まっていた。家から官 庁まではかなり遠く離れた距離だったので翌日また来るのがしんどいとおもった風玄陽は、見つかって も大事にはならないだろうと重い、密かに官庁に忍び込み、その途中いくつかの小作農たちと管理人が 密会している現場を目撃した。
管理人と会っている小作農たちは今年一番出した農作物の量が少なかった者達が大部分であり、他の小 作農たちの顔ぶれも見えた。彼らは管理人に小さな風呂敷を渡して何かを話し、管理人は陰険な微笑を してその風呂敷を受け、慌てて席を立った。幼い風玄陽はそれが何をしているのかを知らず、官庁に密 かに入ってきたことを見つかってはいけないと思ったのでその後見張りの人が消えた後鞄を取って家に 帰った。

数日後小作農たちを全て呼び出した管理人は予告どおりに小作農を辞めさせる人々の名を呼んだ。その 中に風玄陽の父が含まれていた。風玄陽の父は一番多くの農作物を出した自分が何故やめなければなら ないのか管理人に問うたが、返ってきたものは管理人に対抗した罪で気を失うほどの鞭打ちだけであっ た。

怪我をした父を看病しながら風玄陽は町内に広がる噂を聞いた。その日他の小作農たちが管理人に与え たものが賄賂というもので、自分の家族は賄賂を渡さなかったのでこのようなことになったということ が分かった。
一生農業だけをして暮らしていたので小作農を辞めたら何をして生活していけば分からなかった風玄陽 の家族は村を出て棲家も無しにさすらいながら乞食のような生活をした。このような大変な生活の中食 料を求めに歩き回った父が町内のならず者たちに殺され、母も病に侵されたうえまともに薬も手に入ら ず死んでしまった。

世の中に一人きりで残された風玄陽は正直に暮らしてきたのにあまりにも惨めな死を迎えた両親の墓前 で、自分だけはどうしても生き残って両親の分まで暮らすと近い、その日から風玄陽は生き残るために 次から次へと仕事をし始めた。

あらゆる汚くて危険なことを死ながら風玄陽は少しずつ金を儲けることができ、20年後には長安でも有 数の金持ちになった。なかなかの量の金を儲けたが、金に対する渇きが癒えなかった風玄陽はより一層 金を儲けるために絶えず新しい道を探し、彼の新しい挑戦はいつも成功した。

こうして風玄陽が金持ちになって名前が知られるようになったある日、皇宮から幾人かの役人たちが彼 を訪ねてきた。その中には過去に風玄陽の父を小作農から追いやった悪徳管理人も一緒にいた。彼を見 ると風玄陽は殺意を感じたがいつのまにか40を過ぎた彼は自制心を持っていたのでいつものような顔で 彼らを迎えた。

皇宮の役人たちが尋ねてきた理由は一つだった。今度シルクロードを取って外国と大きな貿易をする機 会があるのだが、皇帝にその貿易の適任者に風玄陽を薦める代わりに貿易で生じる利益の半分を自分に 渡すことを約束してくれということであった。
あまりにも大きな国家間の取引であったので利益の半分と入っても自分に返ってくる利益はおびただし い量になる魅力的な提案であった。しかし風玄陽は絶対に賄賂は人に渡さないと親に約束しており、し かも自分の親を殺したも同然な元首に賄賂を渡すつもりは毛頭なかった。結局風玄陽は役人に汚い取引 は出来ないので家から出て行けといって追い出してしまった。

風玄陽は役人たちを追い出した後多くの後悔をしたが、過ぎ去ったことであり、今は力がなかった過去 の自分ではないので堂々と思うことにした。
しかし風玄陽はそのときの過ちがどれだけ大きいものかをわからなかったのである。

翌日から風玄陽は取引をしていた人々から一方的に取引をやめようといわれることになった。そしてキ ャラバンでは多様な悪い事件が発生し、品物を運送した商人が村の真ん中で誰かによって命を失い品物 を全て盗難にあうという事件まで発生した。
でたらめな事件に遭うと風玄陽は目撃者を探そうとしたが、その村の人々の誰一人として証言が出ず、 官庁でも証拠がないというばかりでまともに調査をしようとしなかった。

やっと風玄陽は自分でもう一度役人たちに会うことにした。今からでも役人たちに跪いて容赦を請えば もしかしたら商団を求めることができるかもしれなかったが、それは自分の命を捨てるも同然の行動で あったのが最後まで保留することにした。
時がたつと風玄陽の商団はますます孤立して行き、商団の働き手たちはますます彼の元を去っていった 。そうして風玄陽は商団がもっと財産を失って人々が怪我をする前に自分がやめなければならないと思 った。
数日後風玄陽は残った商団の人々を全員呼び出し、その場で自分の財産と商団の財産を全部分け与えた 。大変な状況でも風玄陽についていった人々は最後までともにすると風玄陽を引き止めたが、彼の決心 はすでに固まったあとであった。財産を全て分けた後無一文になった風玄陽は身軽に商団を離れ、彼に どこへでもついていくという人々さえも拒否して彼は道を発った。

また最初からやりなおすことになった風玄陽であった。再開するには少し年をとりすぎていたがそんな ことは問題ではなかった。シルクロードを通って旅に出、お金を儲けてみることもいいと思った風玄陽 は両親の墓を訪ねて挨拶をし、覚悟を固めた後にもう一度人生をはじめるためにその足をシルクロード に向けて踏み出した。
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