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研究内容」(2006/05/10 (水) 00:06:49) の最新版変更点

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*研究内容 実際にプレゼンテーションするときのように解説していきます。 ---- 音による空間操作 ---- 本校は放送活動のなかで行事紹介や思い出ビデオなど、さまざまなビデオを作る機会があります。 それらのビデオは放送活動の中で唯一「ステレオ」であり、 今回その「ステレオ」から立体的に音を表現できないかということを研究してみました。 通常、立体というものは「左右」「遠近」「上下」で表現されています。 だから、最初はその3成分を克服することを念頭において実験を進めました。 まず、人間の耳にどのように聞こえるか実験をしてみました。 ----      図(作成中) 説明: 真ん中に実験される人を被験者、まわりで実験する人を実験者とします。 被験者を中央に配置、目をつぶり、回ることで実験者がどこにいるか分からなくします。 実験者が様々な方向から声をかけて被験者にどこにいるかあててもらいます。 実験者の位置は ①真前から ②真左(右)から ③真後ろから ④斜め右前(45°) ⑤斜め右後ろ(45°) さらに被験者側を向くのと反対側を向くのの二種類づつそれぞれし、計10回の実験を局員にしてもらいました。 ちなみに屋外だと音が散らばって聞こえないことがあるため屋内でのみの実験としました。 その結果、 ・後ろからの音にはほとんど指向性が無い。 ・さらに被験者と反対側を向いた場合、近くで声を出していても遠くで聞こえる。 ・左右は音量の違いが大きい などということがわかりました。 なかでも被験者の感想の中には ・ ・(実際に実験して感想を得る) ・ ということがありました。 実験結果から、ある予測を立てました。 ---- まず、人間の耳の感覚で立体を再現するためには 「上下」「左右」「遠近」 のみでなく、もっとこまかく分類しなければならないことが分かりました。 図(作成中) 人間の中ではこの図のように 「左右」「遠近」「上下」 に加え、 「背後(反射音)」「前方(直接音)」 という2つの要素が大きく関係していると考えられます。 この反射音は基本的に後ろから聞こえる音、被験者と同じ方向を向いて発信された音などのときに使われます。 一方直接音は被験者と対面しているときに使われます。 また、考えていくと様々なことが導き出されました。 ・距離感は左右で聞き取る時間差によって生み出される    図(作成中)  遠くからのものは音が耳の中に直接入ってくる時間差があります。  例えば、聞いている人の右方向の遠くから声をかけられたとき、聞いている人の右側には直接声が聞こえてくるのですが、  左側の耳には直接入ってこないで、反射した音が入ってくることとなるのです。  この聞こえる時間の差が距離に影響しているのではないかという理論です。 また、その距離を考えてくるときに出てくる「直接音」と「反射音」には次のようなことが考えられます。 「直接音」:直接耳に入ってくるため通常の音となる。 「反射音」:一度壁に反射しているために高音部分が削減されている音となる。 つまり、 遠近は「直接音と反射音の量の差で」 左右は「音量で」 背後は「反射音を主体として」 前方は「直接音を主体として」 などを駆使して再現できるという理論が出来上がった。 が、しかしこのままでは「上下」の実現に至っていないことになる。 「上下」は、、、 (実験をしてなんらかの実験結果を得る。  予想としてそこまで上下の感覚を感じることが無い、鈍いと思うので  それとなく理論を作っておく。) ---- 先の理論を参考にしながら本校制作ラジオドラマ「春の○」を使って実験をしてみた。 (ここで編集をかけた音を流す。) (残念ながらこの会場では場所が広すぎてあまり効果があるように思われないと思いますが、、、という流れを作る。) ---- 今までは理論的なことを導きだしてきたわけですが、実際に録音するときにはこれでは手間隙かかって大変です。 そこで、様々な実験を繰り返すうちになかなか良い効果が得られたものを紹介いたします。 ※ここで「超小型マイク」の話や耳(バイノラル録音)の話をする予定。  実験結果がでないとなんともいえない。。 これでどの学校も簡単に、確かに精度は微妙ですが、立体的に表現することができるのです。 ---- (※ここより先は時間があったら) 私たちはこれらの実験を有効利用しようと早速あらたな実験を行ってみることにしました。 それは 「視覚と聴覚の間に矛盾が生じたらどうなるか」 というものです。 つまり、見ているものと聞いているものが反対だとどんな感覚を覚えるだろうかということです。 ( 3DCGを使って小部屋の動画を作り音源が移動しているように見せる。 絵と反対に音をかける ) ---- これで私たちの研究発表を終わります。 最後にこれらの実験内容などは全て http://www12.atwiki.jp/3d-oto/ のページに掲載されていますので、是非ご覧下さい。。 ---- **要項対策 要項では「日常の放送活動から」となっているが、 KBCでは通常モノラル放送でしかない。 よって、要項に反している。 しかし、「行事紹介ビデオ」などではステレオも考えられる。
*研究内容 実際にプレゼンテーションするときのように解説していきます。 ---- 音による空間操作 ---- 本校は放送活動のなかで行事紹介や思い出ビデオなど、さまざまなビデオを作る機会があります。 それらのビデオは放送活動の中で唯一「ステレオ」であり、 今回その「ステレオ」から立体的に音を表現できないかということを研究してみました。 通常、立体というものは「左右」「遠近」「上下」で表現されています。 だから、最初はその3成分を克服することを念頭において実験を進めました。 まず、人間の耳にどのように聞こえるか実験をしてみました。 ----      図(作成中) 説明: 真ん中に実験される人を被験者、まわりで実験する人を実験者とします。 被験者を中央に配置、目をつぶり、回ることで実験者がどこにいるか分からなくします。 実験者が様々な方向から声をかけて被験者にどこにいるかあててもらいます。 実験者の位置は ①真前から ②真左(右)から ③真後ろから ④斜め右前(45°) ⑤斜め右後ろ(45°) さらに被験者側を向くのと反対側を向くのの二種類づつそれぞれし、計10回の実験を局員にしてもらいました。 ちなみに屋外だと音が散らばって聞こえないことがあるため屋内でのみの実験としました。 その結果、 ・後ろからの音にはほとんど指向性が無い。 ・さらに被験者と反対側を向いた場合、近くで声を出していても遠くで聞こえる。 ・左右は音量の違いが大きい などということがわかりました。 なかでも被験者の感想の中には ・ ・(実際に実験して感想を得る) ・ ということがありました。 実験結果から、ある予測を立てました。 ---- まず、人間の耳の感覚で立体を再現するためには 「上下」「左右」「遠近」 のみでなく、もっとこまかく分類しなければならないことが分かりました。 図(作成中) 人間の中ではこの図のように 「左右」「遠近」「上下」 に加え、 「背後(反射音)」「前方(直接音)」 という2つの要素が大きく関係していると考えられます。 この反射音は基本的に後ろから聞こえる音、被験者と同じ方向を向いて発信された音などのときに使われます。 一方直接音は被験者と対面しているときに使われます。 また、考えていくと様々なことが導き出されました。 ・距離感は左右で聞き取る時間差によって生み出される    図(作成中)  遠くからのものは音が耳の中に直接入ってくる時間差があります。  例えば、聞いている人の右方向の遠くから声をかけられたとき、聞いている人の右側には直接声が聞こえてくるのですが、  左側の耳には直接入ってこないで、反射した音が入ってくることとなるのです。  この聞こえる時間の差が距離に影響しているのではないかという理論です。 また、その距離を考えてくるときに出てくる「直接音」と「反射音」には次のようなことが考えられます。 「直接音」:直接耳に入ってくるため通常の音となる。 「反射音」:一度壁に反射しているために高音部分が削減されている音となる。 つまり、 遠近は「直接音と反射音の量の差で」 左右は「音量で」 背後は「反射音を主体として」 前方は「直接音を主体として」 などを駆使して再現できるという理論が出来上がった。 が、しかしこのままでは「上下」の実現に至っていないことになる。 「上下」は、、、 (実験をしてなんらかの実験結果を得る。  予想としてそこまで上下の感覚を感じることが無い、鈍いと思うので  それとなく理論を作っておく。  しかし、一番実現したいのが「上下」、、、) ---- 先の理論を参考にしながら本校制作ラジオドラマ「春の○」を使って実験をしてみた。 (ここで編集をかけた音を流す。) (残念ながらこの会場では場所が広すぎてあまり効果があるように思われないと思いますが、、、という流れを作る。) ---- 今までは理論的なことを導きだしてきたわけですが、実際に録音するときにはこれでは手間隙かかって大変です。 そこで、様々な実験を繰り返すうちになかなか良い効果が得られたものを紹介いたします。 ※ここで「超小型マイク」の話や耳(バイノラル録音)の話をする予定。  実験結果がでないとなんともいえない。。 これでどの学校も簡単に、確かに精度は微妙ですが、立体的に表現することができるのです。 ---- (※ここより先は時間があったら) 私たちはこれらの実験を有効利用しようと早速あらたな実験を行ってみることにしました。 それは 「視覚と聴覚の間に矛盾が生じたらどうなるか」 というものです。 つまり、見ているものと聞いているものが反対だとどんな感覚を覚えるだろうかということです。 ( 3DCGを使って小部屋の動画を作り音源が移動しているように見せる。 絵と反対に音をかける ) ---- これで私たちの研究発表を終わります。 最後にこれらの実験内容などは全て http://www12.atwiki.jp/3d-oto/ のページに掲載されていますので、是非ご覧下さい。。 ---- **要項対策 要項では「日常の放送活動から」となっているが、 KBCでは通常モノラル放送でしかない。 よって、要項に反している。 しかし、「行事紹介ビデオ」などではステレオも考えられる。

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