戦国BASARA/エロパロ保管庫

真田×伊達♀8

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白い肌を引き立たせるようについた醜い傷跡。
男なら勲章だと威張れるが、女の肌についたそれは悲壮感しか煽らない。
どの傷跡も、ついた瞬間から記憶しているのだろう。
上から痕をつけたところで、それは政宗の記憶には残らない。
幸村は傷そのものに対して嫉妬を覚えた。せめて今だけでもと痕を残す。
痕を残し感触を確かめるだけで精一杯だった。
どうすればいいのかなど分からない。ただ白い肌に溺れていたかった。
けれど燃えるような茂みの奥に隠された場所に触れた途端、それだけでは駄目だと何故か勘付いた。
ぬるりとした感覚。血とも汗とも違う。
きゅうきゅうと締めてくる柔らかな襞。解す行為がもどかしかった。
すでに張り詰めていた肉棒をあてがい、政宗の体内に埋めていく。
柔らかいがひどく狭いそこは必要以上に力が入っていて、幸村の侵入を固く拒む。
幸村は果実のような乳房に顔を埋め、熱く色づいた尖端を舌で転がした。
は、と熱い吐息が漏れ、政宗の体から力が抜ける。
政宗の体をかき抱いて自身を奥深くに押し進めた。
ひゅうっと息を飲む音。
白い咽喉が反らされる様子がひどく情欲を煽った。一度再奥を穿ち、腰を引いた。
空気の漏れる音と共に赤い液体が漏れた。
それの正体を幸村は知らない。ただ、白い腿に赤い液体が線を引いていく様子は酷く淫靡で、体の奥底がざわついた。
熱病に似たものが体内を駆け巡る。
政宗も同じように熱を巡らせているだろうか。同じ熱を持ちたい、と思った。
緩慢な動作を繰り返すうちに、政宗の内部が蠢いた。
熱く官能的な動きに、腰が融けそうになる。
「ああ――」
熱く甘い悲鳴。指を絡めようにも拳が固く、力を抜いてくれそうにない。
それならばと爪の痕がついた拳を手に取り、背中に回させた。
「や、だめ――」
言葉の上では拒みながらも、政宗の熱い手は背中を這った。
「構わぬ。某に、どうか」
それだけを告げるのが精一杯だった。気遣う余裕などない。
政宗と一度舌を絡めると、幸村は込み上げてくるものに従って体を動かした。

水音が聴覚を刺激し、液が肌を伝い感覚を刺激する。
濃い女の匂いが鼻をくすぐり、目をやれば政宗が官能に震えていた。

ぶるりと体が震える。
それが政宗の体内に放たれるとどうなるのか。考えることができない。
思考が滑り、答えを導けない。互いに互いを昇らせていく。
幸村は背中に鋭い痛みを覚えた。引きずられるように熱いものを解き放った。
だくだくと注ぎ込まれる己の精が政宗の腹の中で実を結ぶかもしれない、という事に気づいたが、構わず幸村は政宗の肌に腕を絡めて体を弛緩させた。


――いっそ、身篭ることができればいいのに。
事態を動かす格好の材料になる。
腹に手を当てるが、そんなことは起こらないような気がした。
勘でしかないが、きっと今回は子種は実を結ばない。
ぐったりと眠る幸村を尻目に後始末をすると、傍らに置いたままの懐剣を手に取った。伊達家家紋の入った守り刀。
「気づいてたんだろ? これ」
背を向けて眠る幸村が答える筈がない。
奥州の情勢は、いよいよ緊張を高めている。
秘密を守るための機会は、今しかない。
政宗はけだるさと押し開かれた痛みを残す体に鞭を打つように懐剣から鞘を払い高く振り上げた。
「政宗殿」
唐突に話しかけられ、びくっと体が跳ねた。
起きて、いたのか。
がたがたと震えが走る。自分は一体何をしようとしている。
「今の伊達にとって、某は邪魔にしかならぬ。同盟を組むこともならぬのなら、潰すしかない。
秘密など、漏らされるに決まっている」
「幸村」
「殺せば、筆頭の秘密は守られ、奥州を制覇するための憂いはひとまず消える。某が政宗殿の立場でも、同じことをいたすであろう」
幸村の手が自身の首筋を指した。
「切るなら、ここを。さすれば、余計な力などいらぬ。血が噴く故、刃を落とされぬよう気をつけられよ」
そして手は元通りの位置に戻される。
政宗は目をつぶり、両手で懐剣を握り締めた。再び高く振り上げる。



懐剣を鞘にしまう。かぶりを振り、睫毛を濡らす雫を払った。
「冗談だ。――お前が、俺の秘密を漏らすような男じゃねぇってことくらい分かってる」
「政宗殿」
真摯な目を向けられる。政宗は懐剣を懐にしまった。
体を起こす幸村に、政宗はできるだけ柔らかい微笑を向けた。
「俺は、お前を信じるよ。俺が惚れた相手だ。間違いが起きるはずがねぇ」
「政宗殿。いや――」
「言うな」
唇を重ね、幸村から言葉を奪う。
女として生きていたときの名は捨てた。教えたのはただの戯れにすぎない。
だからその名で呼ばれ、答えることはできない。
体を絡めるように抱きしめ、政宗は目を閉じた。背に腕が回る。



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