111 :オリサs [sage]:2008/07/06(日) 22:24:37.04 ID:.8bBcwA0
[同性的な彼女]
午前2時、深夜の公園にボクは来ていた。昼間は沢山の人で賑わいを見せているこの公園も、この時間になると人気は無くなり、静寂な雰囲気が漂っている。
ボクは今、女物の服を着せられている。勿論、ボクの性別は間違いなく男である。
どうしてこうなったのかというと、それはボクの背後から付いてくる幼馴染みの女の子の所為である。ボクは彼女にゲームで負け、その罰ゲームとして女装をしながら公園一周を課せられているのだ。
彼女の名前は“ハルカ”。近所で有名所の私立女子校に通っていて、才色兼備な上に人当たりが良いためにとても人気者である。しかし、そんな彼女にも一つだけ欠点がある。
ボクは今、女物の服を着せられている。勿論、ボクの性別は間違いなく男である。
どうしてこうなったのかというと、それはボクの背後から付いてくる幼馴染みの女の子の所為である。ボクは彼女にゲームで負け、その罰ゲームとして女装をしながら公園一周を課せられているのだ。
彼女の名前は“ハルカ”。近所で有名所の私立女子校に通っていて、才色兼備な上に人当たりが良いためにとても人気者である。しかし、そんな彼女にも一つだけ欠点がある。
それは、彼女は天性的なレズビアンなのだ。
そもそも、そのことを知ったのはボクとハルカが小学生の時だった。家が隣同士だったボク達は小さい頃から仲が良かったのだが、小学6年生の頃にボクはハルカに校舎裏へと呼び出された。
その頃のボク達は、クラスメイトから“ラブラブ”と冷やかされるほど仲が良かった。その為、呼び出されたあの時は告白されるものだとばかりボクは思っていた。そして、実際にボクは校舎裏でハルカに告白された。まあ、その告白はどちらかというとカミングアウトに近かったけど。
自分が女の子にしか恋心を抱けず、ずっとボクが好きだったということ。そして、ボクを今までずっと女だと勘違いしていたこと。ボクはあの時、この二つの事実を知ることになった。
その後、ハルカはボクが本当は男であったことにショックを受けたのか、暫く口をきいてはくれなかった。そしてハルカはそのまま中・高一環の女子校へと進学して行き、ボクとハルカは別れ離れになる・・・・・・はずだった。
しかし、その後ハルカは頻繁にボクの元へと遊びに来ることになる。
理由は簡単だった。「ユキちゃんより可愛い女の子が居ないんだもの」だそうだ。
こうして、今に至るまで、ボクとハルカの変な関係は続いてきた。
その頃のボク達は、クラスメイトから“ラブラブ”と冷やかされるほど仲が良かった。その為、呼び出されたあの時は告白されるものだとばかりボクは思っていた。そして、実際にボクは校舎裏でハルカに告白された。まあ、その告白はどちらかというとカミングアウトに近かったけど。
自分が女の子にしか恋心を抱けず、ずっとボクが好きだったということ。そして、ボクを今までずっと女だと勘違いしていたこと。ボクはあの時、この二つの事実を知ることになった。
その後、ハルカはボクが本当は男であったことにショックを受けたのか、暫く口をきいてはくれなかった。そしてハルカはそのまま中・高一環の女子校へと進学して行き、ボクとハルカは別れ離れになる・・・・・・はずだった。
しかし、その後ハルカは頻繁にボクの元へと遊びに来ることになる。
理由は簡単だった。「ユキちゃんより可愛い女の子が居ないんだもの」だそうだ。
こうして、今に至るまで、ボクとハルカの変な関係は続いてきた。
そして話は現在に戻る。突然、ポシェットに入れていた携帯電話が鳴り響く。ディスプレイにはハルカと表示されていた。
「もしもし、どうしたのさ。もう終了なら大歓迎なんだけど」
「バカね、そんなはずないでしょ」非常な答えが返ってきた。「それよりも、あそこのベンチを見てちょうだい」
そう言われ、ボクはベンチを目で探した。50m先に、一つのベンチが寂しそうに蛍光灯のスポットライトを浴びていた。そこに人が座っている。
「あれがどうかしたの?」ボクはそう尋ねながらも嫌な予感がし始めていた。「まさか・・・・・・」
「ユキちゃん、あそこに座ってる人に話しかけてくれるかしら」ハルカは電話越しでとんでもない指令を出してきた。「もちろん、出来ないとは言わせないわよ」
ボクは何か反論しようと思い後ろを振り返った。しかし、物陰に隠れているハルカはこれ見よがしに自分のデジカメをヒラヒラとさせている。ボクは途端に観念せざるを得なかった。なぜなら、彼女の持っているデジカメの中には、ボクの女装した恥ずかしい写真が沢山残っているからである。そして、この罰ゲーム中に少しでも反論したらその写真をボクの学校にばら撒くと脅されているのだ。
「わかったよ!話しかければ良いんでしょう!」ボクはもう自暴自棄に陥っていた。
「ふふん、解かればよろしい。」そう言い残し、電話は一方的に切られた。
「もしもし、どうしたのさ。もう終了なら大歓迎なんだけど」
「バカね、そんなはずないでしょ」非常な答えが返ってきた。「それよりも、あそこのベンチを見てちょうだい」
そう言われ、ボクはベンチを目で探した。50m先に、一つのベンチが寂しそうに蛍光灯のスポットライトを浴びていた。そこに人が座っている。
「あれがどうかしたの?」ボクはそう尋ねながらも嫌な予感がし始めていた。「まさか・・・・・・」
「ユキちゃん、あそこに座ってる人に話しかけてくれるかしら」ハルカは電話越しでとんでもない指令を出してきた。「もちろん、出来ないとは言わせないわよ」
ボクは何か反論しようと思い後ろを振り返った。しかし、物陰に隠れているハルカはこれ見よがしに自分のデジカメをヒラヒラとさせている。ボクは途端に観念せざるを得なかった。なぜなら、彼女の持っているデジカメの中には、ボクの女装した恥ずかしい写真が沢山残っているからである。そして、この罰ゲーム中に少しでも反論したらその写真をボクの学校にばら撒くと脅されているのだ。
「わかったよ!話しかければ良いんでしょう!」ボクはもう自暴自棄に陥っていた。
「ふふん、解かればよろしい。」そう言い残し、電話は一方的に切られた。
112 :オリサs [sage]:2008/07/06(日) 22:25:16.08 ID:.8bBcwA0
ボクは恐る恐るベンチに近づいてゆく。暫く近づいたところで、そこに座っているのが男性であることに気が付く。それも、この熱帯夜に冬用のロングコートを着込み、襟を立てて顔を隠している。
(怪しい・・・・・・)ボクはそう思い、作戦の中止を指示してもらうために後ろを振り返った。
しかし、ハルカは親指をグッと突きたて、ゴーサインを出し続けている。ボクは観念してその男性に話しかけた。
「あの、こんばんは」男性がボクの方を振り向く。隠れていて良くわからないが、40後半くらいの年だろうか。「今夜は暑いのに、そのコートは暑くないですか?」
男性は何も言わずにスッと立ち上がり、ボクのほうに近づいてきた。ボクは反射的に同じ歩数分だけ後退りした。
「お嬢さんこそ、こんな夜中に一人で何をしているのかな?」男はニヤリといやらしく笑う。
「ボ──、私はちょっと眠れなくてお散歩を・・・・・・」
ボクは危険を察知し、ハルカに助けを求めようと後ろを振り向いた。しかし、それがいけなかった。
「あぐっ!」突然、横腹に鋭く重い痛みが走る。どうやら棒のようなもので力いっぱい殴られたようだ。「うぅ・・・・・・」
痛みに耐え切れず、地面に膝を付く。見上げると、あの男が卑猥な笑みでボクを見下していた。
「だめだよぅ~お嬢ちゃん。こんな夜中に一人で歩いたら危ないんだよ~?」ボクは男に茂みの中へと引きずられていく。「オジサンがどんなに危ないか教えてあげるねぇ」
抵抗する間も無く、テープのようなもので口や手足を封じられ、マウントポディションを取られる。必死に抵抗するが、非力なボクの力では抜け出すことが出来なかった。
「さーて、お洋服をヌギヌギしましょうねぇ」男の嫌らしい手が、ボクのワンピースの裾を掴んだ。
(怪しい・・・・・・)ボクはそう思い、作戦の中止を指示してもらうために後ろを振り返った。
しかし、ハルカは親指をグッと突きたて、ゴーサインを出し続けている。ボクは観念してその男性に話しかけた。
「あの、こんばんは」男性がボクの方を振り向く。隠れていて良くわからないが、40後半くらいの年だろうか。「今夜は暑いのに、そのコートは暑くないですか?」
男性は何も言わずにスッと立ち上がり、ボクのほうに近づいてきた。ボクは反射的に同じ歩数分だけ後退りした。
「お嬢さんこそ、こんな夜中に一人で何をしているのかな?」男はニヤリといやらしく笑う。
「ボ──、私はちょっと眠れなくてお散歩を・・・・・・」
ボクは危険を察知し、ハルカに助けを求めようと後ろを振り向いた。しかし、それがいけなかった。
「あぐっ!」突然、横腹に鋭く重い痛みが走る。どうやら棒のようなもので力いっぱい殴られたようだ。「うぅ・・・・・・」
痛みに耐え切れず、地面に膝を付く。見上げると、あの男が卑猥な笑みでボクを見下していた。
「だめだよぅ~お嬢ちゃん。こんな夜中に一人で歩いたら危ないんだよ~?」ボクは男に茂みの中へと引きずられていく。「オジサンがどんなに危ないか教えてあげるねぇ」
抵抗する間も無く、テープのようなもので口や手足を封じられ、マウントポディションを取られる。必死に抵抗するが、非力なボクの力では抜け出すことが出来なかった。
「さーて、お洋服をヌギヌギしましょうねぇ」男の嫌らしい手が、ボクのワンピースの裾を掴んだ。
「こらこらオジサマ、それより先は私の所有地よ」
不意に、男の背後から声がした。男は驚いた様子で後ろを振り返る。そこには、ハルカが腕を組み仁王立ちしていた。笑顔ではあるが、どす黒いオーラを放っている。
「なんだ、お友達が居たのか」男は声の主が女の子だと解かり油断したのか、立ち上がるとハルカの腕を掴み取った。「盗み見とは悪い子だねぇ~。お嬢ちゃんもお仕置きが必要だねぇ」
しかし、ハルカはどんなことでは動じていない様子だった。それもそのはず、だって彼女は──。
「ハァ!」静かな公園に、怒声が響き渡る。その直後、ドシンッという振動と共に、男の体が地面に叩きつけられた。「あら?ごめんなさいね。私、柔道で赤帯なのよね」
男はどうやら、一発で気絶をしてしまったらしく、ピクリとも動かない。ハルカはその姿を見てふんっと鼻を鳴らすと、もう興味が無いというようにその男を見捨てて、ボクの元に寄ってきた。ハルカによって口を封じていたテープが剥がされる。
「ぷはぁ~!危なかった・・・・・・。これも全部ハルカの所為だよ!」開口一番、ボクはハルカを叱り付けた。
一方ハルカは・・・・・・というと、反省するどころか、なぜかあの男のように呼吸がハァハァと荒くなっていた。
「ユキちゃんの縛られてる姿・・・・・・」ハルカの喉がゴクリと鳴るのが解かった。「もう我慢できない~!」
「な、なんだってー!?」
その後、縛られたままハルカの部屋に担ぎ込まれたボクは、またしても彼女により涙で枕を濡らすことになるのだった。そんな夜のお話。
「なんだ、お友達が居たのか」男は声の主が女の子だと解かり油断したのか、立ち上がるとハルカの腕を掴み取った。「盗み見とは悪い子だねぇ~。お嬢ちゃんもお仕置きが必要だねぇ」
しかし、ハルカはどんなことでは動じていない様子だった。それもそのはず、だって彼女は──。
「ハァ!」静かな公園に、怒声が響き渡る。その直後、ドシンッという振動と共に、男の体が地面に叩きつけられた。「あら?ごめんなさいね。私、柔道で赤帯なのよね」
男はどうやら、一発で気絶をしてしまったらしく、ピクリとも動かない。ハルカはその姿を見てふんっと鼻を鳴らすと、もう興味が無いというようにその男を見捨てて、ボクの元に寄ってきた。ハルカによって口を封じていたテープが剥がされる。
「ぷはぁ~!危なかった・・・・・・。これも全部ハルカの所為だよ!」開口一番、ボクはハルカを叱り付けた。
一方ハルカは・・・・・・というと、反省するどころか、なぜかあの男のように呼吸がハァハァと荒くなっていた。
「ユキちゃんの縛られてる姿・・・・・・」ハルカの喉がゴクリと鳴るのが解かった。「もう我慢できない~!」
「な、なんだってー!?」
その後、縛られたままハルカの部屋に担ぎ込まれたボクは、またしても彼女により涙で枕を濡らすことになるのだった。そんな夜のお話。
おしま・・・い?