戦国BASARA/エロパロ保管庫

星合の空6

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信玄は温泉につかり空を見上げていた
「おお、いい星空じゃ」
それからぼんやりと白い湯気を見つめた。その濃い湯気はふと彼の脳裏に
合戦の時の事を思い出させる
 当初、武田軍は幸村が考案した『啄木鳥戦法』で挑んだのだが見事に見破られ劣勢を極め、
弟や山本勘助を失った。結果的には奇襲に向かった味方軍と運よく合流し助かったのだが
「あれは凄かったのう…」
目の前の白い湯気があの時の朝の白い霧を彷彿とさせる
 そう、あの霧の中から上杉軍勢が……

「っ!! ぬわっ…」
信玄は思わず足を滑らした
白い湯気の中から突然人影が現れたのだ。そこには黒髪に優美な顔立ちの
女性が一糸纏わぬ姿に一枚の布を羽織って立っていた
「おお、これはしつれいした」
女性はいたって平然とした態度をとっている


(…信玄公か?)
謙信は湯に浸かっている見覚えある男を見た
さっきまで戦っていた男と偶然にも一緒となるが、彼女はさして気にもしなかった
「しつれいするぞ」
信玄に軽く断りを入れると湯に足を忍ばせた
 彼女の体から布が体を滑るように床に落ちていく

…………………………………。
何ともいえない沈黙が続く
謙信はちらりと信玄の方を見た。彼は岩のようにどっしりと構えている
(『甲斐の虎』と呼ばれた男…)
彼女はこの男とは幾度か戦を重ねその武勇に日頃から心にひっかかっていた
自分と互角に渡り合える程の力を持ち、部下から絶大な支持を受けている猛将
(しかし、こうも合い間見えるとは)
謙信は静かに笑った。不思議なもので敵とはいえ今、戦を離れて会ってみると落ち着くものはある
包容力というか安心感というか…例えて言うならば山のような存在
「かくもおもしろきおとこだ」
謙信は自分でも聞こえるかどうかの声で呟いた
星合の空7

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