戦国BASARA/エロパロ保管庫

星合の空3

最終更新:

bsr_e

- view
だれでも歓迎! 編集
 ……………………。
二人の間に静かな時間が流れ、かすがはおずおずとした様子で謙信の返答を待った
「わるくないはなしだ。…さっそくですが、その『ひとう』にあんないしてはもらえぬか?」
謙信は柔らかな身のこなしで立ち上がった
「は、はいっ!」
(ああ、謙信様のお役に立てたぁ…)
かすがの心に感激の念が込み上げ、今にも歓喜を上げるのをぐっと堪えた

謙信は留守を家臣にまかせ、かすがと二人で外に出た
今宵は月が細く目の前の道は真っ暗で灯りが無ければ前にはとても進めなかった
ましてやでこぼこした山道を歩くのだから尚更である
「申し訳ありません…」
かすががぽつりと言った
「どうかしましたか?」
謙信が小首を傾げた
「こんな時に温泉のお話をしてしまいまして。これでは歩きにくいですのに」
「ふふ、そんなことをきにしていたのですか。あんずるな、よきことにはかならずこんなんがあるものですよ。…もっともこれはこんなんのうちにははいりませんが」
謙信は微笑を浮かべて空を仰いだ
空には満天の星空が広がっている。京の煌びやかな布が一枚覆っているようだった
「うつくしいほしぞらではないですか。こんなひにゆにつかるのはぜいたくというものですね」
かすがは空を見た後、謙信の方を向いた。星空を見つめるかの者の姿は美しくもどこか儚げだった
(ああ、私は星空よりもあなた様の方が…)
かすがは恍惚とした表情を浮かべていた
「どうかしました?」
「あ、いえ」
ぼんやりしていたのか謙信に声を掛けられかすがは慌てて頭を大きく振った
星合の空4

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー