戦国BASARA/エロパロ保管庫

花魁

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売れっ妓花魁さすこの廓生活。
色んなカプ入り乱れの悪寒。
とりあえず初回はお館様×さすこですドゾー


「なんだこりゃあ・・・」

それがコレを初めて見た時の俺様の第一声。
「変わった・・・禿だね・・・」
あまりにそれが"色物"だったもんで、俺は吸っていたキセルを思わず落としそうになった。
慌ててそれを握り直すと、端の火鉢へと灰を捨てる。
そして改めてため息混じりに、コレを俺の元へ連れて来た元親を、チラリと見上げた。
この楼主自身も、さてどうしたものかと値踏みをする様に腕組みをしながらコレを眺めている。
「かむろとは何でござるか・・・!?某の名は・・・っ」
「おめーの名は今日から『幸村』だ。昔の名なんざ、忘れろ」
喚く禿の言葉をぴしゃりと遮り、元親は言い放った。
「幸・・・村・・・?」
新しくあてがわれた名を、意味を解していないようにコレは呟いた。
それにしても、なんてーの?これは・・・また・・・
「随分と武士道な禿だね・・・」
そうだ。ここに来る子なんてのは、大抵が薄汚れていて、教養の教の字もないような、
品性なんてかけらもない、いかにも孤児ってのばっかりだってのに、
この子と来たら、生地は安物だけども身なりはきちんと整え、あまつさえ正座して俺の話に耳を傾けている。
それにこの目だ。この、意志の強そうな、力強い瞳。
ここがどんな所かも分かってないだろうに、けして気後れする事もなく、真っ直ぐに俺を見つめてくるものだから、
逆にこっちが飲み込まれそう。
「あぁー・・・なんつったっけかな。なんとかって言う、昔はちったぁ名の知れたお武家様だったらしいな」
元親がこの武士道っぷりについて説明してくれた。
"昔は"って事は、今は落ちぶれたって事だ。
先の大戦で将軍家に目を付けられて、御家取り潰し、領地没収の処罰を受けた武家は腐る程いた。
その後のお武家様の行く先なんてのはたかが知れてる。
商才のある人間だったら商人に転じたって話もたまに聞くけど、一族郎党路頭に迷って一家霧散ってのが相場だったかな。
それは分かる。それは分かるんだけどさ。
「この子、女の子じゃない?」
そうだ。
成りは男児の着物を着て、髪は短く切り揃えられてるけれども、禿として連れてこられたからにはコレは女の子でなくてはならない。
なくてはならないっていうか、男の子じゃ商売にならない。
なのに、なんでこんなに武士道なの…?
「細けー身の上まで俺が知るかよ」
女衒の連れて来る女だぜ、と元親は肩を竦めた。
女衒から買う子は、色街から色街を転々と売買されるのがほとんどだ。
女衒自体がそれを知らない事だって多い。
出身も身の上も知る由がない。
「大方、"男"に育てて跡継ぎにしよーとか売りたくねーとか、そんなとこじゃねーの」
お武家様の考える事はよく分からない、と元親はさして興味もなさそうに答えた。
当の本人『幸村』は、自らの話をしたくないのか、どうでもいいのか、黙って俺達のやり取りに聞き入っていた。
全く肝の座った子だね。
「・・・で、お前さん付きの禿にしたいんだが」
元親が本題を切り出す。
確かにこれは癖がありそうだ。
他の誰に付かせられるって言うんだい?
「いいよ・・・気に入った。この佐助姐さんがアンタを世話してやろうじゃないか、幸村」
新しい名を呼ばれて幸村は、少し遅れて頷いた。
その言葉の意味も知らないだろうに。

「ようこそ、鷹波屋へ」

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