マイケル・マンリング(Michael Manring)

マイケル・マンリング(Michael Manring)
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世界を代表する鼻高フレットレスベーシストの一人。
優しそうな顔してかなりおかしなことをやってる変態ベーシストの一人でもある。

1960年生まれ。1969年、彼が9歳の時にベースを手にし、1978年からフレットが取り除かれて以来
今日までフレットレスベースを弾き続ける。

存命の著名なベーシストにほぼあてはまるように、というかフレットレス弾きなら全員そうだと思うけど、もちろんジャコ・パストリアスの影響を受けている。というかジャコに師事してた。
パット・メセニーの「Bright Size Life」でのジャコのプレイに憧れてフレットレスを始め、
10代のころはバージニアでピーター・プリンシオットというベーシストから学び、
そしてかの名門バークリー音楽院に10か月ほど在籍し(本人は、音楽を学ぶというよりはセッション仲間を探しに行ってたらしい)、それからジャコに師事してた。
他にも影響を受けたアーティストに、アルフォンソ・ジョンソン、パーシー・ジョーンズ、ラルフ・アームストロング、ボズ・バレル、スタンリー・シェルダン、トニー・レヴィンを挙げている。

と、いかにも何の変哲もないただの巧いフレットレス使いに見えるが、やってることは全然普通じゃない。
まずはこの動画を見てほしい。


見ての通り、美しい曲ではあるが全く見慣れない奏法を駆使している。彼のベースはかなりいびつと思える
形をしているのに加えて、通常つける人でも4弦にしかつけないエクステンダー(D-チューナー)をヘッドに、
4弦全てにつけられているほか、ブリッジにも、おそらくヘッドレスベース用のエクステンダーと思われる
ハードウェアをつけて、ハーモニクスの音階を自在に変えている。まさしく変態的。てかめちゃくちゃチューニング大変そう。その前にピッコロ的チューニングというか、開放弦の音がコロコロ変わる訳だからどういうチューニングにしてるのかもよくわかんないし。途中から若干音程が不安になってきているのはもう仕方がない。そういう器具じゃないし。

他にも、フレットレスなのにスラップやったり(この辺はもう珍しくもなくなってきたかも)、音域の広いベースを駆使して高音の方でパコパコとパーカッション的な音を出したり、フレットレスでベンダーもついてるにも関わらずタッピングとかネックベンドをしたりする。誰にもまねできない。というか真似させる気なんて更々ないよね。

  • 機材
動画からお察しの通り、メインで使っているのはZONから出ている彼のシグネチャー、
その名も「Hyper Bass」。
極端に延長された長いフェノール樹脂のネックを持ち、その音域は3オクターヴに及ぶ。
つまりフレットで言うと36フレット以上。
ちなみにかの天空仙人ウリ・ジョン・ロートの有するスカイギターは最大40フレット。4オクターヴ以上。
天空仙人すげえ。まあベースとギターのスケール比べるのも野暮な話か。

それはともかく、その超ロングネックの結果かなりえぐれたカッタウェイを持つ。ボディも結構薄い。
「どうせピッコロチューニングで使うんだからボディから来る低音とかどうでもいいだろもう」的な思い切りの良さを感じるシェイプ。でもきっとZONとManringのことだからよく設計されてのことだろう。きっと。
ハードウェアの奇怪な特徴はその前に述べたとおりだが、他にもブリッジにはピエゾピックアップが仕込まれてる。でもピエゾぐらいじゃもう驚かないよ。
このベースや、これにZONのSonusシリーズベースを掛け合わせ、ちょっとスケールが短くなった代わりに
ハムピックアップが2つついたハイブリッドベースをメイン機としている。
他にも様々なベースを持つが、ほとんどがフレットレス。最初のフレットレスベースはUnivoxのPベースの
ボディにFenderのフレットレスネックを取り付けたもので、フランケンシュタインと呼ばれていた。

アンプはMark Bassを基本使用するが、Ampegもちょっと使ってるっぽい。弦はダダリオを使用。


Helios:変態技術をさらに凝縮させたような曲。曲?もうわからん。
ネックをスクラッチするような奏法とか、パーカッシブなサウンドといった、彼独特の世界を見られる。
オーディエンスからは笑いが。仕方ないな。

My Three Moon:ダブルネックを使うだけでベーシストなら結構なものだが、ただ単にベースを4本使っている。
おかしい。アシスタントもニヤニヤしながらベース持ってるし。せめてタイトルにちなんで1本減らしたらどうか。

  • 作成乙!名鑑の目次に追加しといた。が、他の記事と整合性を取るなら記事名はカタカナ表記のみの方でもよくないかい? -- 名無しさん (2015-07-23 23:28:38)
  • 最初作った記事でカタカナ表記のみのタイトルにしたんですが、誤ってワープロ編集モードにしてしまって・・・ -- 名無し (2015-07-23 23:49:41)
  • この記事は2回目に作った違う記事なんでタイトルおかしいんです。すいません。できれば管理人の方は前の記事の削除とこの記事のタイトル変更をお願いします。 -- 名無し (2015-07-23 23:51:28)
  • ウィリアムアッカーマンのパストライトの中でのシンプルなプレイが素晴らしすぎる -- 名無しさん (2016-10-15 02:06:14)
  • この記事の作成者様はまだおられますか?? -- 岡本 (2017-03-16 13:28:28)
  • あおすじ吾郎だろこれ ホナウド教に入ルのダ! -- コエンフレッホイ (2022-06-14 15:14:35)
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最終更新:2022年06月14日 15:14
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