東京都立多摩科学技術高等学校
概要
理数系の難関大学への現役進学を前面に打ち出した2010年創立の進学校です。初代校長を日産自動車から招き入れ、国際社会で活躍する科学技術者の育成を目指します。2011年に完成した新校舎は、東京都内で最も実験設備が整った高校であり、20の実験室には大学と変わらない研究環境を実現しました。日立製作所や早稲田大学など全国の有名企業・大学から科学技術アドバイザーが集まり、学校教育の支援をおこなっています。1年次から英語、理科、数学、科学技術で少人数授業や学力別授業編成となります。。土曜日には大学入試対策講習や定期テスト対策補習を実施。長期休業中にも「予備校いらずの大学進学」を目標とした受験対策講習が多く開かれます。2013年に一期生が卒業し、定員割れ世代が国公立大17名現役合格と話題に。2015年は国公立大30人現役合格の快挙。最難関・東京工業大にも現役で合格者を輩出。偏差値が伸びています。2013年~2015年の「塾がすすめる注目の高校」で3年連続の1位認定。
偏差値 63―65 (都立高校最新偏差値ランキング)
ミニ情報 駅から近い 予備校いらず 面倒見が良い 理系に強い 冷暖房完備
入試対策
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<都立専門家の視点 2015年~2016年 学校事情と将来の展望>
一期生が奇跡の大学進学実績を出し大注目! 都立トップ校と迷うだけの価値
一言で言って「奇跡の進学校」だ。理系の難関大進学に特化した進学校の開校は、うまくいくのか当初は大きな不安があった。ふたを開けてみれば、定員割れの一期生国公立大に現役17名。2015年卒の三期生は国公立大に現役30名。奇跡といってもいい進学実績。入学時の偏差値から出したまともな国公立大合格者数予想は6~8人。3年間でここまで引き上げたのは教育力の高さの賜物といえよう。
教育力の高さは今さら言及する必要はないだろう。それに加えると、多摩科学技術高校の生徒は全員理系なので、国公立大を諦めて私立志望に転換する空気が少ないというのも大きな要素だと思う。これは科学技術科という特殊な進学校ならではの空気。環境は人を左右する。理系志向の人間が国公立大を目指しやすい空気がある。
さて定員割れは過去の話。今や偏差値と倍率はうなぎ上りに上昇。2013年度に60を突破し、2016年度の予想偏差値は63-65となっている。近隣でいえば、武蔵野北高校、町田高校、小金井北高校といった学校よりさらに上の、立川高校、国分寺高校、都立武蔵高校、新宿高校らと競合することになるだろう。
改めて思う。受験生は偏差値だけで高校を選んではならないと。以前から「科学技術高校は偏差値+5の入学価値がある」という言葉があるが、多摩科学技術高校はもっと上乗せて、「偏差値+10」ぐらいの価値は十分にある。ここ2年間の入試では、先見の明に優れた偏差値70オーバーのトップ校レベルの入学者も増えているようだ。立川高校や国分寺高校などの強力なライバル校として成長するのは確実だろう。合う合わないのはっきりしている学校。理系志向なら、都立西高校や都立国立高校といったトップ校志望者でも一度は見学すべき学校。来年以降は、今よりもさらに進学実績が躍進していることは確実。
【2015年 「塾がすすめる注目の高校」1位認定】
中高受験制度研究会は、2015年4月、多摩科学技術高校を、都立全日制174校のうち、
「塾がすすめる注目の高校」の1位に認定したことをここに証明します。選定理由は以下の通り。
①卓越した理数教育をおこない、多摩地区の進学校に新しい風をもたらしていること。
②開校から2年間の定員割れという苦労を乗り越えて躍進していること。
③在校生、卒業生、保護者からの評判が極めて良好であること。
④入学者偏差値が著しく伸びており、今後数年間で、飛躍的な大学進学実績の向上が確実視されていること。
⑤進学塾及び高校入試関係者からの評価が極めて良好であり、教え子を進学させたいとの声が最も多かった学校であること。
※(参考)2009年~2012年の4年間は新宿高校を「塾がすすめる注目の高校1位」と指定。新宿高校は指定後、倍率が全都1位を連続で記録し、国公立大が指定前の3倍に増え、週刊誌で『伸びてるお得な高校』として紹介されるなど、進学校として完全に定着し、評判を不動なものとしました。2013年~は、連続して多摩科学技術高校が1位認定されています。
多摩科学技術高校リンク集
・多摩科学技術高校、奇跡の進学実績躍進に2016年偏差値が急騰