1章(4)

第1章(4) 魔物


少し時間はかかったが、キサゴナ遺跡にたどりついた

さっそく、不気味だったが中に入ってみた

ただ前に進んでいったが、前には、石碑が立っていた

その文字を解読してみると

「悪しき魔物の犠牲者をこれ以上増やさぬため

この遺跡の道を封印する」

と書かれていた

「…はぁ…ここまで来たけど、別に問題はないのか…」

と思ったが、後ろに少し気配を感じた

振り向いてみると、老人のような風貌をした人…いや、幽霊が立っていた

しかし、その人はこっちに気付いたのか、すぐに後ろを向き、歩いてしまった

でも、僕は行くあてもないし、ちょっと追っかけてみようと思い、老人の後を追ってみた



追ってみると、そこは古い戦士像が置いてあるだけだった

でも、老人はその突き当りにいる

ためにし話しかけてみる事にした

「あ…あのー…」

「…!!」

びっくりしたようだが、すぐに話を再開した

「…この…像の…背中に…」

そう言い終わると、老人はすぅと、消えてしまった

「…背中…?」

試しに、像の背中を調べてみると、首の所にボタン状のものがついていた

自分は、そのボタンを試しに押してみた

どこかで、何かが動く音がしたのが聞こえた

「…もしかして!!」

そう思い、元の場所に戻った…



…やっぱりそうだ!!

石碑が横に動いて、その先に道が続いている

さっそく、先に進んでみた



道を進んでいくと、そこには瓦礫に足を取られている女性を見つけた

駆け寄って、話を聞いてみた

「大丈夫ですか…?」

「あらビックリ!こんなところで人に会うなんて…珍しいこともあるものね」

少し自分が引いていると

「…ねえ、あなた」

「あ…はい?」

「ちょっとそこの瓦礫をどけてくださらない?

けがは大したことないんだけど、足をはさまれちゃって動けなくって困っていたの」

そう女性は言うと、足に覆いかぶさるように足にのっている瓦礫を指差した

「あ…はい、大丈夫ですよ…うっ、お…重い…」

自分が苦戦してると、その女性は

「…またあいつが来る前に、早く脱出しないと…」

とつぶやいたので、少し気になり

「あの…あいつって?」

と聞くと、女性は真顔になって

「あいつは…」

と言いかけたその時!!



「ドシン…ドシン…!!」



と、鳴る音が聞こえ、瓦礫が天井から別の場所に落ちてきた!!

「来るわ…奴よッ!!」

そういうと、大きな獣形の魔物が、こちらに向かってきた

僕は、背中にしまっておいた「皮の鞭」を手に取る

また…バトルスタートだ!!

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最終更新:2009年08月20日 21:28
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