登場人物

  • 味方パーティー
+ ヤスノリ一行
『騎士ヤスノリ』
本作の主人公。惑星サイバートロンの防衛隊に所属する正義感の強い一介の騎士。
思わぬ事故で次なるスペリオル顕現の依代となってしまった彼の運命は…。
次に目覚めた時、彼は金の世界樹に囚われの身となるが、謎の鍵を握る孔明に救出される。
その身に起きた全ての謎を解明する為に、彼と三種の神器を求め旅立つ事となる。
主な武装はナイトソードに電磁スピアの二つ。これらによる連携技を得意とする。


『フルアーマー騎士ヤスノリ』
黄金魂に目覚めたヤスノリがクラスチェンジを果たした姿。
ナイトソードは『炎の剣』、ナイトシールドは『力の盾』、騎士の鎧は『霞の鎧』へとパワーアップを果たした。
これらの光の力はヤスノリに大きな力を与え、これまでとは比べものにならないくらい己の力も高まっている。


『未知の戦士ゼロ』
本作のもう一人の主人公。金の世界樹が秘密裏に進めていたヒトマキナの創造、そのプロトタイプである。
彼もまたZEROの名を持つ者であり、金の世界樹の者達には『プロトゼロ』と呼ばれている。
近距離にも遠距離にも長けている戦闘のエキスパートであり、ビームサーベルとゼロバスターを主軸として戦う。
ジンルイの負の力がその体に覆われており、力を解放する度に『何か』を思い出していく事となる。
果たしてゼロの行く先には何が待ち受けているのか、それはヤスノリ達と旅をしていく事で明らかとなるだろう。


『怒りの戦士ゼロ』
怒りと哀しみを感じ取る事で、闇の力が表に現れゼロと一体となった姿。またの名を『ブラックゼロ』という。
ゼロが持つジンルイの負の力が大きな闇の力を生み出し、光ある所に闇もまたそこに在る、というような存在である。
通常形態と比べパワーが遥かに上がっており、ゼロが怒りと哀しみを増幅させる事でその力に限度は無い。
最初に発現したのは『光』を見せたヤスノリと共振するかのように発生された。これが果たして何を意味するのか…。


『流浪の軍師・諸葛亮孔明(ZERO3版)』
ZERO2からの続投。本作の狂言廻しの役割を担う。
惑星ガイアースから黄金の光球の行方を追って惑星サイバートロンへ。
ヤスノリの抱く黄金の光球に纏わる疑問に同調して、彼に三種の神器を集めるように進言した張本人。
どこか慇懃無礼で掴み所のない性格は相変わらず。
自身の策謀と2424年の未来から持ち込んだ多種多様なツールを駆使してヤスノリ達のサポートの精を出す。

+ サイバートロン篇
『見習い戦士ガンクーア』
サイバートロンにおいてサイバスター率いるAT-Xの新人隊員。
生真面目で礼儀正しい振る舞いとスタンダードな戦法が特徴的。
『金の世界樹』と呼ばれる金枝篇を独自解釈した教義を掲げるカルト教団から、
恒常的に自爆テロを繰り返すテロリスト集団へと変遷していったこの組織を鎮圧するための追加メンバーとして配属される。


『風の魔装剣聖サイバスター(ZERO3版)』
ZEROから引き続きAT-Xのリーダーを務めている。
本作ではDCの残党が大同団結した金の世界樹によるテロを阻止すべく心血を注ぐ。


『エージェント『ラファエル』』

+ 地球篇
『魁傑ディスヌフ』
寺田市の水木高校に通うエヴァのクラスメイト。
高校生でありながら無銭飲食に喫煙・暴力沙汰等を繰り返し囲から不良のレッテルを貼られている。
それらは全て本人の道理に曲がった事は許せないというある種の純粋すぎる真っ直ぐな意志が激昂して発生したトラブルなのだ。
最近は本人もその激情家の性格を意識してかカッとなりそうになった時は
「やれやれ」と自分に言い聞かせて自制しているらしい。


『七拳の漢ガクエンオー』
寺田市の影山学園に通う他校生徒。ディスヌフの親友である存在。
『七拳』の称号を持っており、市内で彼の事を知らぬ者は存在しないほどの強者である。
彼の特注学ランは実は重装甲であり、これを錘として身に着ける事で行動するだけで鍛え上がる。
ディスヌフとは違い怒りを面に出す事はなく、あらゆる局面でも冷静さを欠かさないのが彼の強さの一つである。


『ガクエンオー・軽装本気モード』
ガクエンオーが特注学ランを脱ぎ捨てる事で、本来の力を解放した姿。軽装本気(けいそうマジ)モードと読む。
身軽になった事で迅速なフットワークで七拳を叩き込んでいく姿は正に、喧嘩の鬼である。
本来ならば三拳までしか使えない所、この姿になった時のみに二拳、そして必殺の一拳を使えるようになる。


『刻の謳い手ラーゼフォン(ZERO3版)』


『暴走野郎エヴァ(ZERO3版)』
ZERO1の時を経て、エヴァは寺田市の水木高校へ通う学生に戻った。
以前のおどおどした性格は変わり、戦いの中で成長した彼は元気な姿を見せている。
不良のレッテルを張られてるディスヌフには、校内で唯一分け隔てなく接しており友人の間柄である。
今回は寺田市の様々な事件に巻き込まれていく事となり、ディスヌフと共にそれらの解決に励む事となる。


『トロンベの弾丸アウセンザイター(ZERO3版)』
AT-XとDCや七大時空起源達との戦いでAT-X側の軍医を務めた地球出身の機械生命体。
前作で離れ小島の別荘が破壊されてしまい、そのローンの債務をまだ抱えている事。
更に別荘の再建計画がヴァルヴレイヴやリヒトカイザー達と連絡が取れなくなった事で断念。
最終的にエヴァの誘いもあって極東の地方都市・寺田市に住居を移して改めて開業した。

ディスヌフはエヴァの誘いでアウセンザイターの病院を知ったことで
ケンカをして怪我をするたびによくこの病院へ足を運んでいるそうだ。


『弁当野郎キャスモドアマイガーD』
寺田市の弁当屋であり、とにかくお客様は神様という精神を忘れる事なく、熱く(暑苦しく)接客を行っている。
店の評判はそこそこあって、学生から大人まで皆が立ち寄り、弁当屋と言えばここ!と言われるほどである。

+ ガイアース篇
『鋼の拳 凱皇(ZERO3版)』
ZERO2の最後からガイアセイバーズに入隊し活躍している修羅の末裔。
先祖の凱皇と同じ名前であるが、この彼は拳と脚の二つを交えた拳法を使う事が出来る。
人手不足の中、貴重な戦力として前線で戦いの渦に身を置いている。


『友情合体 Gコンパチブルカイザー(ZERO3版)』
ZERO2の戦いを経て、新たな戦いに身を置いているコンパチカイザー。
今回はAGE-2が不在により隊長代理で、謎の『辻斬り』により仲間がやられた所から人手不足で苦労している様子。


『超時空勇者Gエクスカイザー(ZERO3版)』
至高神ZEROとの戦いを終えて2424年の未来へと帰還したエクスカイザー。
しかし、その戦いを通じて本来滅びの末路を辿った修羅たちが生き残る未来へと書き換えられたことで
修羅の末裔にして影鏡の同盟の盟主であるツヴァイザーゲインという悪しき時空犯罪者を生み出す結果になってしまった。
その思わぬ過ちを精算すべく2016年へと逃げこんできた影鏡の同盟を追って再びこの時代に姿を現す。


『バウンティハンター ファントム』


『旅人の虎輝(ZERO3版)』
1603年の日登ノ国に存在する旅人のからくり人。
様々な真実に興味があり、ひょんな事からヤスノリ一行と同行する事となる。

+ 神々の争乱篇
『老骨武神・零式』
岩塊惑星ギレルモで孤独に暮らす独居老人。
彼が若き日から度々虚淵源の使者たちから住民達への殺戮攻撃が繰り広げられていたようで
これらの戦いを通じて先祖代々伝わる示現流の剣技を極めて生き延びた最後の生き残り。
自らを「しょうもない老耄」と韜晦しているが、数々の言動から示唆に富む内容の教えや
老齢を感じさせぬ零式斬艦刀を用いた達人級の戦闘力で苦境に塗れたヤスノリの心の支えとなっていく。

『不滅の魔神ディスヌフ・魁(かい)』
ディスヌフのスパークと彼の所有物たる不滅の宝玉がリンクしたことで一時的に発動した強化形態。
彼自身の魂から生み出される若き熱情が全身に紅い炎のようなオーラとして具現化されている。
火事場の馬鹿力を彷彿させる底力を原動力とした戦闘スタイルで敵を翻弄していく。

『因果律の識者リベル・レギス』
デスティニーとの戦闘で重症を追った孔明はベルグバウによってマギへの転生を促す漆黒の球体へ隔離されてしまう。
その球体の中でゼロの手を離れ、孔明を次なる担い手に選んだ狂乱の宝鏡が彼の体内と融合した結果・・・
デウスでもマギウスはおろか、ムンドゥスにも属しない突然変異種「デウス・エクス・マギウス」として
再誕を遂げた漆黒の両翼を掲げた堕天使のフォルムが特徴的な機械生命体。
(それはアストラナガンやアウネカリスに通じるマギの属性を受け継いだともいえる)

彼に与えられた能力は限定的ながら「目に見える範囲での因果律の上書き」。
この宇宙を構成するあらゆる法則や因果律をプログラミングに例えて
ビッグバンとビッグクランチによる輪廻転生を「バグ」と認識。
自分の役割はその「バグ」を修正する事と彼は語る。


『術式兵装サイバスターM.M.(ZERO3)』
ケイサル・エフェスとの決戦以来、久々に披露する事となった
『マギア・ムンドゥス』としてのサイバスターの姿。
ディスカッターを天に掲げて円を描くと、自動的にこの鎧装が装着される仕組みとなる。

この姿を見たコンパチカイザー達が驚いていたのは、ZERO2作中で登場した
絶望の未来の語り手の「ソル・シュロウガ」と同一の容姿をしていたからである。

また、ソル・シュロウガの正体は至高神ZEROによって殆どの機械生命体が滅亡したケースの未来を辿った
サイバスターが絶望に彩られてシュロウガに再び人格を乗っ取られてしまった未来を辿ってしまった彼自身。

『魔に生きる者 ベルグバウ(ZERO3版)』

『生霊王 ディス・アストラナガン(ZERO3版)』

  • 敵勢力
+ 金の世界樹
『天意の預言者アルヴァアロン』
旧DCの残党テロリストが大同団結した金の世界樹の指導者。
ある日の朝に彼は夢の中で「自分は神の生まれ変わりだと」いうお告げを受けたこと。
それに踏まえてサイバートロンの遺跡で発掘された「天意の宝剣」の資格者に選ばれたことで
自分は機械生命体の創世神・黄金神スペリオールの生まれ変わりであることを確信。

その後は金枝篇を独自に編纂した教義を用いて自らをスペリオールそのものだと僭称。
更には旧DCの残党や戦乱続きの世情で不安や孤独を生じた者達の心の隙間を付け入ることで
徐々に金の世界樹の戦力を拡大させていく・・・。


『黄金神竜アルヴァトーレ』
アルヴァアロンが金色の西洋竜を模した追加ユニットと合体した姿。
竜の頭部を模した機首に内蔵された大型荷電粒子砲は万物を滅却に還す光そのもの。
それ以外にも鏃を模した黄金のGNファングによるオールレンジ兵装やGNフィールドによる守備対策も万全であった。
かつて黄金神スペリオールが、旧きジンルイを滅ぼして機械生命体の世を創造したと同じように、
彼もまた旧き機械生命を根絶させて自ら創造した新たなる生命・ヒトマキナの世を到来させんと企んだ。


『尊厳者レガシー・オブ・ゴールド』
アルヴァアロンの右腕的存在で組織のNo.2。
彼に絶対服従を誓ったことでアルヴァアロンから「尊厳者」の二つ名を拝命する。
戦闘面においては腹部のフレイザー砲の爆発的火力と妙にハイテンションな巻き舌調の語り口で
敵軍をその勢いで圧倒していく戦法を定石としているようだ。


『強打戦士コレン・カプル』
金の世界樹の一員であり、メンバーの中ではあまり洗脳されきっていない者。
性格柄、部下にはよく信頼されており、金の世界樹の中ではコレン隊は唯一まともな部類であった。
ミンチドリル一本で戦い、サイバスターとまともに戦える実力を持っている。


『プロフェッサー・ガレアン』


『金の世界樹信徒・GN-XⅢ』
金の世界樹の構成員。
その多くは過去の戦乱によって家族や友人を失った事による孤独や不安を抱えた民間人出身。
何が正しいのかわからない。そんな心の空虚感をアルヴァアロンは自らの絶対優位性の下からその答えを授けてくれる。
こうして彼等は名も無き民間人から、治安を混乱に導くテロリストへと変質していったのだった・・・。


『異形の汎用体・ヒトマキナ』
金の世界樹がジンルイと機械生命体のDNAを組み合わせて誕生させた有機生命と機械生命のハイブリッド。
それこそがこのヒトマキナである。それはとてもアンバランスで醜い異形の姿をしていた。

かつて、黄金神スペリオールはジンルイを滅ぼして機械生命体が繁栄する世を創世して神となった。
これを創造したアルヴァアロンは自分が機械生命を滅ぼしてこのヒトマキナを繁栄する世界を創世することで
自らが神の生まれ変わりであることを証明しようとしている。ある意味彼等は歪んだ機械生命体達の野望を体現する道具に過ぎない。

+ 寺田市に蠢く悪意達
『氷滑のペンギーゴ』
河野高等学校に通う学生であり、ディスヌフには一方的な因縁を付けている。
腹に氷を展開し、地面に滑り込みながら標的に突っ込む『ショットガンアイス』を得意技としている。


『鮮血巨漢ベヘモス』
河野高等学校に通う学生でペンギーゴの悪友。
その巨体とメタルシャフトと呼ばれる鉄パイプの一撃で暴れっぷりで周辺生徒により恐れられている。
最期は寺田市を跋扈する連続猟奇殺人鬼によってバラバラ死体にされ、その生涯を終えた。


『敵性策謀宇宙人メタトロン』
寺田市に人知れず潜伏している別の星から来訪した機械生命体。
本人は自らをエイリアンと称していた。

彼はこの寺田市に設置された公用無線LAN(Wi-Fi)の送信施設から発せられる電波を利用して
ある実験を行っていた。それは電波に機械生命体の電子頭脳を狂わせる有害な磁気作用を混ぜ込むことで
スマホなどで公用無線LANを利用する寺田市民の暴徒化させてその信頼関係を破壊した末に何が起こるのかを
影で虎視眈々と観察していたのだったが・・・。


『大険鬼 GP02コーカサス』
連続猟奇殺人犯の正体であり、仮面の姿に青い薔薇を持つ特徴的な姿をしている。
犯行を行う際には目標に対し必ず『私の薔薇に彩りを加えましょう。機械生命体の赤い血と、恐怖の涙を』と言い放つ。
彼の殺人動機はそのセリフの通りであり、様々な真っ赤な薔薇を作る為に殺人を繰り返している。
そしてあらゆる者を殺める事で辿り着くのは『最強』と思っており、強きも弱きも全てその力で殺し続けてきた。
主に脚技を利用、ローゼスビットなどの遠隔武装も備えており、戦いに関しては隙のない戦法を行う。

+ 影鏡の同盟
『修羅新皇ツヴァイザーゲイン』
2424年に身を置く修羅の末裔にして時空犯罪組織「影鏡の同盟」を束ねる時空犯罪者。
未来の平穏な機械仕掛けの生活に飽き飽きしていた彼は、自分の祖先が活躍していた修羅の時代に思いを馳せる。

そして、「永遠の闘争が連綿無く続く修羅界の再興」を目的として同様の思想へ感銘した各時代の同志を募って影鏡の同盟を結成。
更にはこれを具現化するために必要な「狂乱の宝鏡」を簒奪すべく計画を進めていたところを時空警察カイザースに目をつけられ・・・
カテドラル・テラで新西暦1603年へ逃亡する。以後は運命は作中で語られるとおりである。


『慟哭鬼・戦極明主十零頑駄無(ZERO3版)』
影鏡の同盟の一員で「二天一流」を得意とする凄腕の剣客。
ニ本の斬滅刃を用いた剣術のみならず、武術にも精通しており、明より伝来した
「発勁」と呼ばれる武術を基に編み出した「龍脈発勁」の技の使い手。
異様なまで研ぎ澄まれた直感と日本酒が大の好物。

「からくり人の本性は修羅。修羅が修羅らしく、生きる世界を求めるのは生きとし生けるものとして当然の理」
という独自の哲学を抱えており、徳川家康頑駄無による天下統一による安寧な世を血祭りにあげたいという
破壊欲を抱えて生きていた。そんな折、文字通り修羅の末裔たるツヴァイザーゲインの思想に心から共感して
永遠の闘争が連綿無く続く修羅界の再興すべく同盟の一員となる。


『影忍ノ刄雷』
影鏡の同盟の一員で元は風魔忍者の出身。
座右の銘は「誰も知らず、世も知らず、影となりて敵を討つ」。
その長けた忍術の身のこなしと足技主体の武術の冴え渡りを
ツヴァイザーゲインに認められて同盟の一人として加入した。
斬るか、斬られるかの戦国乱世を渡り歩いた経験から生き延びるためには手段を選ばぬ事も必要と悟りながら
心の何処かでは真剣勝負による一騎打ちを愉しめる相手を探しており・・・
遂に彼はその相応しき相手とこの物語で相見えることになる。


『屍喰ノ鬼戒武者・皇餓』
影鏡の同盟に籍を置く一員で戦国時代の出身。
共食い(カニバリズム)を良しとする異常者でからくり人を喰らうがために
数多の殺人行為を繰り返してきた。
影鏡の同盟に参入したともあらゆる時代に存在する機械生命体を食い荒らしたという
下衆な欲望が起因しての動機である。


『炎剣の甲鬼(ZERO3版)』
影鏡の同盟の一員で、炎剣と呼ばれる武器を扱う。
特に個性はなく、長いものには巻かれよ精神である。

+ 虚淵源よりの使者達
『巨悪の意志ズール・スペクター』
かつて、黄金の光球と相対していた紫炎の光球の正体。
紫炎の光球がガイアースに到来した暁にそのベールが全て明かされた。
その正体は銀河に煌めく数多の星々に脈々と流れる星の命「ライフストリーム」を喰い荒らすために宇宙を彷徨っている悪意の思念体。
ガイアースにも同様にこのライフストリームを全て喰い尽くすべくして襲来した。

何故彼のような存在が誕生してしまったのか。
遥かな昔にアズガルド星雲と呼ばれていた星系で超新星爆発が発生してこの星系で栄えていた文明は滅亡。
そして、この星雲に棲まう生命体達の思念の塊が銀河の中心に存在する剥き出しの特異点たる「虚淵源」の先に到達してこのズールが誕生。
誕生したズールは前述のライフストリームを喰い荒らすために、そしてその行動を通じて宇宙の輪廻転生するにあたって障害となり得る
生命の芽を刈り取るという宇宙の意志によって与えられた役割を全うすべく存在してその過程で黄金神スペリオールとも対立していたのだった。


『邪竜騎士デスティニー』
ガイアースを旅立ったヤスノリ達を迎え撃たんが為に出現した虚淵源よりの最初の刺客。
雷龍剣と呼ばれる刀剣を用いて空間を裂き、その裂け目から重力崩壊の振動を発生させる秘技の持ち主。
この裂け目を機械生命体の身体に刻むと、やがてその裂け目がブラックホールのような風穴となりて
次第に内部崩壊を起こして死に至る。

実はこの形態はまだ仮の姿にしか過ぎない・・・。

『破滅経之運命ファートゥム』
邪竜騎士デスティニーの真なる姿。
その正体は「宇宙の意志」を自称する宇宙の輪廻転生の概念が自らの認識が実体化する隔絶空間内部で創造した
多数の意思を併せ持ったビッグクランチの妨げとなる生命体を抹殺するための尖兵。

両腕にそれぞれ「絶望の男面」と「恐怖の女面」という独立した人面を有しており、デスティニーの人格も含めた
多様な意識集合体。右腕の男面で視線の先にある敵を金縛り状態にさせ、左側の女面の眼で対象の生きる意志を剥奪して
物理的に殺すこと無く、「生ける屍」同然の状態で敵を葬り去る。


『超弩級魔神カテドラルラゼンガン』
ヤスノリ達の宇宙を航海する母艦となったカテドラル・テラが虚淵源の使者たちに乗っ取られて
その尖兵とされてしまった事で誕生した超弩級魔神。
本艦に憑依したのはデスティニーが用意したジンルイのまつろわぬ怨霊の残党。
超弩級戦艦の船体も彼らに憑依されたことで無理やりジンルイを彷彿させる四肢へと変態させられてしまった。
また、この亡霊は後にヤスノリの身体を真似て「虚淵騎士バーサルシャドウ」と彼に決闘を挑んだ。

『宇宙結晶怪獣セプタギン』
惑星サイバートロンの南アタリア島に落下した謎の大型隕石。
その正体はデスティニーが送り込んだ惑星在住型生命体の抹殺兵器。
全身から放つクリスタル・マスメルは新たなる個体を増殖させる種子ともなっており
惑星全土に増殖されきったセプタギンがそこの生命を一つ残さず殲滅していくという戦略である。

『虚無の謳い手ベルゼフォン』
(詳しくは巨大暗黒卿グランゼボーマの項を参照)


『巨大暗黒卿グランゼボーマ』
ベルゼフォンが自らを漆黒の繭に包んで神化による転生を果たした姿。
堕天使のような高貴なフォルムは見る影も無く醜く歪な魔神として生まれ変ってしまっている。
反螺旋ギガドリルブレイクでヤスノリとサイバスターが蓋をした虚淵源に対する封印の蓋を穿ち
相反する関係にあるラーゼフォンを隔絶宇宙空間へ引きずり込んで最後の死闘を繰り広げる。

ラーゼフォンとベルゼフォン。
二つのゼフォンの正体は創世者聖戦で滅びた知性有機生命体「ジンルイ」が
自らに刃を向けた機械生命体にする最後の切り札として創造した禁忌の自律型機械生命体。

一体何が禁忌なのか。
それは「調律」と呼ばれる因果律操作によってこの宇宙の法則を作為的に書き換える・・・
すなわちこの世界を自在に改変・破壊すらも可能とするオリジン・ローに次ぐジンルイの危険な発明の産物だった。

ジンルイの指導者カミナは二つのゼフォンを使って自分達に反旗を翻したスペリオールら機械生命体を
この調律を利用して宇宙の因果から完全消滅させる事を目論んだ。しかし、二つのゼフォンの創造に関与した
調律師・ワタリがこの考えに反発してカミナを殺害。

こうした内輪揉めのクーデターに付け込んだ機械生命体側の総攻撃によってジンルイは一人残らず滅亡。
二つのゼフォンは目覚めること無く、その時間軸から失われてしまう。

後の時間軸で目覚めたラーゼフォンは呪われし放浪者として記憶が不完全なまま宇宙を彷徨い続け、
一方のベルゼフォンは自らが生まれながらに課せられた調律の使命に苦悩を続け・・・

やがて一つの結論に辿り続く。

調律を持って自らに課せられた運命を清算する。
ただ、自分と「みんな」が対等の存在として一緒に暮らせる世界が欲しかっただけだった・・・それだけ。


『無限の闇・零』



『虚淵源の化身・闇の帝王』
ゼロに憑依していた悪鬼の如き姿をした思念体。
(闇の帝王と言うのはあくまで便宜的な名称である)
それは46億年前の宇宙の開闢と共に誕生した
「宇宙の輪廻転生」を司る概念が虚淵源の中で実態化した姿。

その目的は自らがこの宇宙を形作る概念的事象の一つとして
虚淵源を中核とした宇宙のビッグバンとビッグクランチの円環によって行われる
「宇宙の輪廻転生」を繰り返すためだけに存在している。

そのサイクルの一つにあたるビッグクランチによる宇宙の収斂。
収斂を円滑に行うための道具として虚淵源の中になだれ込んできた
ジンルイのまつろわぬ怨霊たちをケイサル・エフェスとして合一させる等して
この宇宙をZEROに還そうとした宇宙の闇に潜みし諸悪の根源。


『大魔神我『ZERO』』
ゼロから分離した闇の帝王が虚淵源内部に乗り込んできたベルグバウ達を相手とせんがために
自らも彼らを模した鋼鉄の四肢を具現化させた。

神々しさと禍々しさの双方を併せ持ったような異形と
数字の『0』を模したような大翼を背に掲げた姿が唯一無二の存在感を醸し出す。

概念や認識が実体化する隔絶宇宙空間の原理を利用した
完全に物理法則を超越した「七ツノ業」と呼ばれる
特殊能力で輪廻転生を阻む機械生命体を灰燼に帰そうとする。

七ツノ業一覧

第一ノ業:自己再生
第二ノ業:吸収
第三ノ業:強化
第四ノ業:未来予測
第五ノ業:変態
第六ノ業:因果律攻撃
第七ノ業:魔神化

我々が棲まうこの宇宙を形作る事象の化身がこの終焉の魔神。
言うなれば、我等は宇宙に喧嘩を売ってしまったに等しい。

神と言えども、所詮はある種族で最も高次の存在に至ったものに過ぎない。
どうすればいい・・・。

+ その他のキャラ
『アルバイター・サイサリス』
水木高校に通う学生であり、クラスメイトにはよく『人がいい』と言われている存在。
現在はキャスモの弁当屋でアルバイトをしており、日々仕事に精を出している。
しかし、そんな彼にはある秘密が…。

その正体は、連続猟奇殺人犯のGP02コーカサスである。


『謎の浮遊霊』
かつて、この寺田市に在住していた一般市民のまつろわぬ霊魂。
この世に何かしらの無念を残しているらしく、一部霊感のある市民からは度々目撃されており
謎の幽霊騒動と称して寺田市の奇っ怪七不思議の一つとしてまことしめやかに噂されている。

俗名は「リーベングイズ」。死亡前日は水木高校への入学式を控えていたらしいが・・・。


『東照大権現・徳川家康頑駄無(ZERO3版)』
戦国の世を制した天下人にして江戸幕府の開祖たる時の征夷大将軍。
白馬に跨り童子切安綱を片手に徳川譜代名一同と共に戦乱の世から
徳川による覇道を斬り開いた大器晩成の英傑。

本作では出雲大社より徳川家へ献上された宝物「狂乱の宝鏡」。
これが物語の主軸となってヤスノリ一行と影鏡の同盟らによる
未来より到来した戦乱に巻き込まれてしまうことになる。


『司教 天海法師(ZERO3版)』


『幕府足軽・雑魚武士(ZERO3版)』
徳川幕府に仕えし足軽兵。
主な武装は足軽用の槍と火縄銃。
今日も日夜幕府の天下統一による安寧に貢献すべく日々頑張っている。


『超弩級時空戦艦カテドラル・テラ』
ツヴァイザーゲインが新西暦2424年の未来で調達した戦艦型タイムマシン。
超弩級クラスの船体にして戦艦をモチーフとしたことで戦艦級の武装が宿されている。


『光と影を『観る』者』
1603年の日登ノ国で突如現れた謎の機械生命体。
何やら光と闇に関する何かを知っているらしいが…。

+ 黄金神
『黄金の光球/古の黄金神スペリオール』
全宇宙の機械生命の始祖にして機械生命の起源たるオリジン・ローの光を全宇宙に拡散して
この宇宙において機械生命体が生きとし生ける世界を創生した神ともいうべき存在。

それではその史蹟を詳しく辿ってみよう。
オリジン・ローを創造して自分を含めた最初の機械生命体群の創造者でもあるジンルイを相手に
創世者聖戦において自ら陣頭に立ってそのジンルイを滅ぼして機械生命体による自由を掴み取った彼。
聖戦後、オリジン・ローを携えて全宇宙に機械生命の種子を拡散する旅に出るが・・・ここで大きなしっぺ返しを受ける。

そう、ジンルイのまつろわぬ怨霊がケイサル・エフェスという一つの集合体と化して
サイバートロンに住まう機械生命体へ復讐を果たすべくして招来してきたのだ。
これに対してスペリオールはオリジン・ローに秘められし「無を有にする特性」を利用してケイサル・エフェスを封印。
自らはケイサル・エフェス誕生の真意を探るべく、封印したケイサルとそれを解放する鍵にもなり得るオリジン・ローの管理を
配下の「七大時空起源」達に託して再び銀河の海原へ旅立ったのだ。
(SRX ZEROの前日談部分)

そして、彼はケイサル・エフェスを誕生した黒幕とも言えるべく存在に気付いてしまう。
そう、黒幕の正体はこの宇宙の開闢と共に宇宙の中心部存在する虚淵源という名の剥き出しの特異点。
黒幕の正体を探っていく中で彼はケイサル同様に虚淵源によって生み出された使者達との戦いで深い傷を負ってしまい、
ガイアースと言う名の惑星でしばしその傷を癒やすべく冬眠に入る。
(SRX ZERO2前日談部分)

しかし、冬眠中にその身体をジンルイのまつろわぬ残滓を宿したデスサイズによって占有されてしまい
黄金神スペリオールのご神体は至高神ZEROの顕現に利用されてしまうハメとなって当人の黄金魂も放出されてしまう・・・。
(SRX ZERO2本編において)

宇宙へ放出された黄金魂は銀河の海原を放浪する過程で数多の星々を喰い荒らす紫炎の光球と遭遇する。
その光球の正体はケイサル同様に虚淵源によって生み出されたズール・スペクター。
この所業を食い止めるべくズールと交戦するものの、神体を失った今の彼にはかつての力は残されておらず・・・
敗北して自分の生まれ故郷にあたる惑星サイバートロンへ墜落してそこに住まう騎士ヤスノリを巻き添えにしてしまう。
(SRX ZERO3冒頭において)

最期にこれらの過程と真実は三種の神器を全て収集した事でスペリオールとの対話に成功したヤスノリに対して
語れられることとなり、魂だけのスペリオールは残った高次の力を対話相手のヤスノリに全て託すことで・・・
その生涯を閉じた。
(SRX ZERO3本編において)

機械生命の始まりを知る神はここに死んだ。しかしその遺志や僅かばかりの力と可能性は次の担い手に託された。
原初よりの神の玉座を継承して、先代の黄金神が遺した大いなる命題を解決すべくヤスノリ達によって新たなる神話がここに紡がれる。

SRX ZEROシリーズの物語を体系化された一つの黄道へとたらしめた存在・・・それが黄金神スペリオールである。


『黄金起源新生・SD』
ヤスノリがアルガスペリオル・ソウルの呪文を唱えた時、三種の神器と共に新たな『可能性』を見せた姿。
それはかつてのスペリオールと姿が似ているが、人格はヤスノリそのものである。
黄金の球体との衝突の真実をヤスノリが知り、球体の正体であるスペリオールにその力を授かった。
時空起源の光である『ガンダム』の全てと言っても過言ではない新たな可能性であり、
三種の神器を光る装甲に変え、その身に装着していきそれらの全ての力を引き出す事が出来る。
天意の宝剣に黄金魂を与えた光の剣『ガンダムソード』は、あらゆる闇である存在を両断する。

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最終更新:2017年02月08日 14:24