筋書


ここは「日登ノ国」と呼ばれる武士達が台頭する世界。
かつて、「戦国乱世」と呼ばれる時代が到来し、各地で日登ノ国の天下統一を巡って群雄割拠が争いあって居た。
だが、そんな世も「徳川家康頑駄無」が最終的に勝利を収め、天下統一を迎えた事で終焉を迎え、
今では彼が日登ノ国の統治機関として設立した「幕府」によって安寧な世が訪れている。

が・・・そんな折に、平和の世を脅かす前代未聞にして奇想天外の事変が発生するのであった。
突如、天の彼方より空中を浮遊する「未知の円盤」が出現し、日登ノ国の首都「江戸」を火の海に化したのである。
更に撃墜された円盤からこの世界の住人同様「からくり人形」の残骸が発見されるという驚愕の事実が判明。
幕府は天の彼方より現れたことを意味して、これ等の痴れ者達に「天上人」という名称を与え、治安維持の為に
天上人との戦の準備に走ることとなる。
これは日登ノ国のからくり人と天上人と呼称された機械生命体達との戦いを通じて発現した
「未知との遭遇」が描かれた物語であるのだ・・・




「からくり人」
日登ノ国で生活を営む機械生命体の呼び名。
この世界では「機械生命体」という呼称は使用されていない代わりに、
こちらの名称が使用される。


「幕府」(味方組織)
日登ノ国の天下統一を成し遂げ、征夷大将軍と地位を手に入れた「徳川家康頑駄無」を頂点に組織された
この国の唯一無二の最高統治機関で、国防の役目はここの管轄下にある「幕府軍」が執り行っている。
物語は天上人と未知の遭遇を果たす幕府軍に所属する武将や兵たちの視点を主軸に展開されるのだ。



「天上人」(敵組織)
突如、日登ノ国に謎の「浮遊する円盤」に乗って襲来した一団。
彼等の正体は「青の星」と呼ばれる惑星を狙って外宇宙から襲来した異星人の艦隊であるが、
日登ノ国には「宇宙」や「惑星」といった概念が存在しない(天文学がそこまで発達していない)が故に
「天の彼方より飛来した」という意味で「天上人」と名付けられた。
円盤母艦マザーバーンから発進する円盤兵器ミニフォーと行った物を駆使して青の星(日登ノ国)の侵略を開始する。

「倒幕血盟党・十本刀」(主な敵組織その2)

徳川家康によって開かれた江戸幕府の倒幕を目的とし、
頭目の十ノ刀こと「戦極明日十零頑駄無」を中心に組織された
戦・内政・知略面において選りすぐりの十人の物部達が大同団結を果たした武装集団。
幕府への不満・豊臣による王政復古など様々な各々の目的こそ異なるが
主義主張を超克して大同団結を果たせたのは頭目を務める戦極の圧倒的な
カリスマ性による者が窺える。

大坂城を拠点とし、現・豊臣氏の長である豊臣秀頼を陰で唆して
関ヶ原の軍勢で敗れた西国の大名達を中核に幕府に対する倒幕行動を開始。
また、地球外から来訪した天上人達をも己が目的の為に利用を企む等
天上人の排斥を提唱する幕府のやり方とは一線を画した手法をも駆使する侮れない内敵。

十本刀衆 一覧

一ノ刀 蜃気楼(幕府からの裏切り)

ニノ刀 怒宇勉狼

三ノ刀 甲鬼

四ノ刀 無明(雌伏)

五ノ刀 百士鬼

六ノ刀 真田幸村頑駄無

七ノ刀 イズラフェール

八ノ刀 ボン太くん

九ノ刀 クリアリア

十ノ刀(頭目) 戦極明主十零頑駄無




「龍脈」
日登ノ国の地下に脈々と流れる「気」と呼ばれるエネルギーの源。
それが龍の姿の如く脈々流れ様に見えた事から「龍脈」と定義される。
生まれながらの体質でこの龍脈の流れを無意識的に享受できるからくり人がごく一部存在する。
無意識的に龍脈の力を享受しているからくり人は、武力・知力・気力・天啓等に大いに恵まれると信じられており
特に天下の三英傑に数えられる

  • 第六天魔王 織田信長頑駄無

  • 豊国大明神 豊臣秀吉頑駄無

  • 東照大権現 徳川家康頑駄無

は三名は特にこの龍脈の流れを享受する事に関しては誰よりも長けていた体質だったからこそ、
天下を掴めたのではないかと噂されている。
また、ヘルサイズの言う一部のからくり人の「質」が高いと評した理由の答えは
彼等が無意識的な龍脈の恩恵を受けていたからである。

一方、天上人側ではこの龍脈の存在は「ライフストリーム」という名で定義されている。
蒼ノ星のからくり人は無意識的に生まれながらの特異体質で生を受けた者達でしか恩恵を
享受できない。しかし、天上人達は自身の発達した科学力で龍脈の力を解析する事で
誰しもが龍脈の力を自在に操作する事を通じた機械生命種の進化。
最終的には、龍脈は新たなるエネルギー資源への転用を目論む為に蒼ノ星侵攻を実行に移したのである。


『第六天魔王 織田信長頑駄無(本編開始前の史実上の人物)』
戦国時代で一大勢力を誇っていた戦国大名で、自らを第六天魔王と称して天下取りの一歩前までに迫っていた。
しかし、敵味方の内外を問わず徹底した「弱肉強食」を良しとする冷酷非道な性格が災いしたのか
1582年、家臣の明智光秀の裏切りにあって死亡したと史実では記されている。

その真相は彼自身、南蛮貿易を通じて入手した地球儀を通じて蒼ノ星の全体像を察知。
やがては日登ノ国の天下統一後に自身を支える強大な龍脈の力を活用して、この星全体の天下人へならんとする野望を抱いていた。
この野望を見抜いた明智光秀は心底から恐怖を覚え、不意討ちと言う形で信長に対する謀反を起こしたと云う背景が本能寺の変の真実だったのだ。

しかしながら、彼の死後もその影響力は依然強く残っており本編中の人物だけでも
徳川家康頑駄無は彼の築いた地盤を引き継いで天下人の野望を成就した点や
戦極明主十零の座右の銘たる「弱肉強食」は信長からの影響である事は否定できない。
無論、天海法師もまた・・・。

ある意味では、「日登ノ国が生んだ皇帝キャスモ・ズール」とも言える巨悪へと昇華できる危険性を孕んだ人物であったとも言える。



「因果応報」
ある者が龍脈の力を我がモノとして享受し過ぎたが故に発生する反作用。
例を挙げるならば、龍脈の力に頼り過ぎた織田信長頑駄無は本能寺の変で滅亡。
豊臣秀吉頑駄無は、朝鮮出兵の失敗と大病という不運が重なり過ぎて病死。
龍脈から享受できる力は時にその者を天下への覇道へと押し向ける。
しかし龍脈の源を一方的に利用すればそれは、世を破滅へと追いやりかねない。
その為龍脈の加護を利己的に使い過ぎれば因明の自浄作用が働き、
何かしらの事象によって報いが本人に訪れる。
畢竟、最終的に龍脈による力とその差し引きは等しくゼロと因果を迎える。

「斬滅刃」

かつて、この世に生を受けた稀代の刀匠・蘊奥靱によって創造された
日登ノ国の中において数本だけ存在する名刀中の名刀。
その名の如く目前の敵を「斬って滅する刃」を具現化するためにその刀身を打たれた。
現存する斬滅刃でその存在が作中で確認できる限りでは、

  • 斬滅刃・「卍蕪」(大雷雲が所持)

  • 斬滅刃・「炎一文字」(戦極明主十零が所持)

  • 斬滅刃・「虎徹錠」(同じく戦極明主十零)

この中でも大雷雲の所持する「卍蕪」が全ての斬滅刃の中で「最高傑作」とされ
それを個人的に戦極が欲しているとされる。
また、何故この「卍蕪」こそが最高傑作と評されるのかは本編と共に明らかとなる。


「アズガルド銀河帝国」
天上人と呼ばれる者達の正体。
皇帝のキャスモ・ズ-ル1世を頂点とした銀河規模の専制君主制国家。
代々皇帝を務めあげて来たキャスモ王家の掲げる「弱肉強食」の原始的な大義名分を元に
これまで多くの外宇宙の惑星を侵略・滅亡に追いやって来た事に起因して今の銀河規模の帝国へと拡大し続けて来た。
太陽系の数多存在する星々の中で蒼ノ星に目を付けたのは、その星の一部の地域において
脈々と流れつづけている無限力の一端。「龍脈」をその手中に収める為である。

合図は「イエッッ・アースガルッッ!!」
余談ではあるが、アズガルドはキャスモドン語で「最強」の意。
蒼ノ星の北欧地域ではアズガルドは「天上」・神々の世界を指し示す単語として通用する。

「チタウリ」

蒼ノ星で幕府軍が必死にアズガルド銀河帝国よりの侵略に戦っているように
別の星系においてアズガルドの侵略に対抗している義勇軍の一つ。
別名「チタウリの騎士」とも言われている。
彼等は「フォース」と呼ばれる龍脈のような非科学的エネルギーの実用化に成功。
そのフォースの力を利用した光の刀剣「ライトニングセイバー」で日夜アズガルドの侵略と
戦っていると、XVⅡは幕府軍の者たちに対して語ったのだ。
この銀河においてアズガルドと一、二を争うぐらい科学技術による文明が発達しており
蒼ノ星に流れ着いたXVⅡとは、全部で31隻建造されたアズガルドに対抗する為の宇宙戦艦の
内の1隻がこの星に漂流して来たのである。

チタウリ以外にも、この宇宙は銀河全土の支配を企むアズガルド軍の脅威から
日夜戦い続ける数多の星の義勇軍が存在しており、自分達と同じ存在が想像の範疇を超えて
無量大数に存在し続ける事を知った幕府軍は、自分達の行いに絶対の自信を抱くのであった。


「フォース」

龍脈同様に無限力の一端とされるエネルギーの一つ。
龍脈が蒼ノ星の中で流れるエネルギーの体系であるならば、
フォースは銀河全体を体系して漂流している非科学的エネルギー。
高い知性をもったチタウリ達はこのエネルギーの実用化に成功して
アズガルド軍の侵攻を度々退けていた。一方でこのエネルギー利用はチタウリの
独占による技術であり、アズガルドが執りつく暇は一片たりともなかった。

それ故に同様の非科学的エネルギーの龍脈の実用化を持ち出せば
自分達も同位に持ち込めるんのでは無いと考えたキャスモ・ズール皇帝は、
龍脈を内包する蒼ノ星へとキャスモ艦隊を送りこんだ。



「アズガルド親衛隊」

アズガルド銀河皇帝直属の親衛隊。
主に皇帝が身を置くデスキャンサー要塞の防衛が主任務。
親衛隊司令・仮面のアルタルフを筆頭に親衛隊兵キャニス達がそのポジションを固める。
所謂エリート兵の待遇に当たり、実力も相応の者を兼ね備えているが故に
一般兵と違い一筋縄では攻略できない存在。
デスキャンサー要塞のネーミングかに座をモチーフとしているように
親衛隊兵キャニスの名前もかに座から由来している。


「マシン・スレイヴァー(通称:奴隷機械兵)」

アズガルド銀河帝国が使用する量産型自律戦闘兵器。
実は帝国が占領した星々の人々や帝国の奴隷階級の機械生命体のスパークを抜き取って
機械部品として組み込まれた非道極まりない設計思想が採用されている。、
このように弱肉強食の思想の下で弱者はより強き者の糧となるべきと考える
皇帝キャスモ・ズールの非人道的な価値観がそのまま現われていると言っても過言ではない。


「デスキャンサー要塞」

アズガルド銀河帝国の本星にして移動要塞機能を兼ねた人工機動衛星。
あまりに禍々しいとしか形容のしようが無いフォルムが特徴。
名前の由来は「死+かに座」を起源としている。

元々、帝国の民はアズガルド星と呼ばれる遥か遠くの銀河の彼方に位置する
惑星に住んでいたが過度な科学進歩の功罪により惑星そのものを生物の住めない
死の星として汚染しまった。このデスキャンサー要塞の雛型となるモノは
その際に方舟として利用された宇宙船を母体に生み出されたものであった。

生き延びた民の避難場所を確保すべく帝国は侵略を開始。
やがて、侵略その者が銀河に覇権を轟かせる手段にすり替わってしまった事により
「弱肉強食」を家訓とするキャスモ家が皇位継承権を掌握。
以降は彼等が代々皇帝の座を務めることになった。


「反陽子爆弾」

ズールが対蒼ノ星侵略の最終手段としてデスキャンサー要塞に持ち込んだ
反陽子エネルギーを爆発させることで惑星クラスの天体を消滅させる威力を秘めた兵器。
仮に蒼ノ星侵略の進捗がが必要以上に膠着した場合、無駄な戦力の消費を抑えるべく
これを投下する事を目論んでいる。


「黒の叡智」

真暦1582年、本能寺の変が勃発する直前に明智光秀が触れてしまった
銀河創生からその終焉におけるまでの歴史やそれに纏わる知見が収められた知的概念。
叡智からひもとかれた、日登ノ国で脈々と流れ続ける龍脈の存在に主君・織田信長頑駄無の野望
そして、この銀河もまた果てしなく遠き未来に終末の光によって滅亡する残酷な真実を彼は知覚してしまった。
黒の叡智に触れた事に起因してあの本能寺の変が発生した事を考えれば、
これもまた日登ノ国の歴史を変えてしまった「未知との遭遇」と言えるかもしれない・・・。
しかしながら、魅せられた明智本人も黒の叡智の本質を理解しておらず、
その他にもこれの存在を是とする証言が何一つ存在しない事から、果たして「本当に実在しているのか」さえ怪しい存在とも言えよう。

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最終更新:2015年02月27日 22:00