新訳SRXタイム 第三部
あらすじ
第二次創生者聖戦から8ヵ月後経過した平行世界における物語。
デスティニー連合軍は、新たに機動要塞バルジを拠点とした
特務平和治安維持組織「αナンバース」として再編された。
αナンバースメンバーによって、ルイーナとフューリーという
機械生命体の創世神と太陽系の創世者を打倒したことによって安穏な平和が永遠に続くであろうと
保証されていたがに見えていた。
しかし、シャドウミラーと呼称される謎の組織による台頭により脆くも崩れ去ることとなる。
彼らは突如、太陽系宙域に拠点たる次元要塞ダモクレスと共にこの世界に転移。
その全容は明らかでないまま、αナンバーズのメンバーは
主にシャドウミラー三将軍にあたる
- 魔装将軍デュラクシールorナグツァート
- 修羅将軍エクスティム
- 遊星将軍Dr.パルパレーパ
の三名とその配下達に多大な苦戦を強いられてしまうこととなる。
未曾有の窮地に陥る中、前大戦から暗躍を続けていた「来訪者」なるメンバー達も
表立った行動を開始して戦況を更に混乱へ陥れていくこととなる。
ある者は、αナンバースに接触を図り、ある者はシャドウミラーに接触して恭順の意を示す。
組織単位での彼らの行動の真意は愚か、「来訪者」の全貌さえ掴めぬまま時代の流れに翻弄されていく。
第二次創世者聖戦を乗り切ったαナンバーズに異世界からの来訪者シャドウミラー、
そして敵か味方すら判別不能たる全てが謎の「来訪者」の三つ巴の戦況。
そんな中、物語は全大戦で重要な史跡となった火星の遺跡。
そこで眠っていた「刻の卵」を巡るαナンバーズとシャドウミラーとの小競り合いから
新訳第三部の物語は幕を開ける。
刻の卵から孵りし、戯曲を奏でるこの奏者こそが物語にピリオドを打つであろうとは予想もせずに・・・
~各組織新規設定~
今回の味方組織となる特務平和治安維持組織。
その実態第二次創世者聖戦を経て新たに組織が統合され直したデスティニー連合軍。
組織名は「α(始まり)」から新たな年号を刻むという意味合いで名付けられた。
拠点も心機一転、従来のネオ・ダークアクシズから機動要塞バルジへと移設されている。
組織が発足し、バルジへの拠点移設が完了した矢先に今回の戦乱・・・
後世に「次元銀河大戦」と名付けられる第二次創世者聖戦をも超える、最後の戦いへの
幕開けになろうとはこの時誰もが予想していなかった。
突如、次元要塞ダモクレスを従えてこの世界に出現した謎の軍事組織。
治安維持を妨げる軍事行動を度重なり行使することでアルファナンバーズと敵対。
シャドウミラー総帥たる次元皇帝バンプレイオスを最高指導者に、
「三将軍」と呼ばれる以下の三人の最高幹部を従えている。
- 魔装将軍デュラクシールorナグツァート
- 修羅将軍エクスティム
- 遊星将軍Dr.パルパレーパ
また、この他にもアドラステア艦隊と呼ばれる艦隊戦力も保有している。
その目的は彼らが「次元銀河」と呼称する抽象的概念において恒久的平和を維持すること。
そのための手段として、この世界に眠りし、「神の器」と「その鍵となるファクター」
その二つを自身の手中に収めるべく画策している。
また、グランヴェールらの言によると過去に地底世界ラ・ギアスを侵略していたことも判明し
次元銀河内の数多の世界を侵略によって手中に収めていることが容易に想像できるだろう。
遥か銀河の彼方から来訪した組織で正式名称は「アル・イー・クイス」。
その存在は第一次創世者聖戦の頃から確認されているほど歴史は長い。
組織そのものの目的と全容は不明とされている。
シャドウミラーが欲する「神の器」と「その鍵」と組織そのものが深い繋がりがあるとされているが、
忘却の海レーテと呼ばれる装置によってその記録は抹消されているので真偽は不明。
メンバーは三つの段階にクラス分けされており、
- 組織の意思決定に介入できる「時空神」
- 鍵となる対象の情報収集にあたる「監察官」
- 末端の一員として活躍する「実行員」
組織の意思決定は時空神クラスの最高幹部の合議制によって決定される。
つまり、最高指導者たる存在がこの組織には存在しないのが従来のトップダウン型の組織と
明確に相違点を顕にしている大きな特徴と言える。
それ故の欠点か、近年は時空神クラスで意見の決裂が決定打なっており組織全体の意思決定が決断できない
状態に陥ってしまっている。
その結果としてあるメンバーは、αナンバーズに接触すれば、ある者はシャドウミラーに恭順する。
- 畢竟、これらの現状から第三者間から見れば組織単位の一貫性が見られないという事態が発生しているのだ。
ちなみに「来訪者」というコードネームは、地球側が組織の正式名称を把握してないが為に
便宜上として名づけたものである。
最終更新:2012年11月07日 01:31