プロローグ


これは『上を見上げ、馬鹿野郎達が肩を並べて歩いて行く』物語。

4月が始まり、春の季節が訪れる。
かつて様々な問題を起こし、問題児と指定された魁は『水木高等学校』に入学する日がやってきた。
その学校は様々な問題を起こした奴が多く、この水木高等学校、通称『水木高』は『不良が隔離される場所』と呼ばれている。
この頃退屈ばかりしていた魁であったが・・・この学校に入学してから、彼の日常は変わっていく。
それは新入生が入学した時から始まる、毎年行われている『市内最強校争奪戦』と、その最強の頂点に立つ『影山学園』の存在。
水木高は毎年唯一、影山学園にだけは勝利を手にする事が出来ず、頂点の座を奪う事が出来ない。
その影山学園には魁のライバル、セヴンが入学している事が明らかになり、その主人公もやる気を起こす。
様々な不良が居てやり方がバラバラな中、魁は『一学年統一』を目指し、その市内最強校争奪戦へ挑むのであった。
この1年間、様々な仲間と巡り会い、水木高等学校が影山学園の伝説へ挑むのである・・・


これは『上を見上げ、馬鹿野郎達が肩を並べて歩いて行く』物語・・・!





舞台設定


『水木高等学校』
通称『水木高』と呼ばれ、『不良たちが隔離される場所』と言われている高校。
不良が集まると言われるこの高校では、その集まりが市内でNo.1、2を争うほどである。
毎年行われる『市内最強校争奪戦』では毎回、影山学園に叩きのめされ苦汁を味わっている。
しかし水木高は影山学園の次に実力を持つ学校でもある。
そんな魁が入学し、これからの1年間の喧嘩を描いていく舞台である。


『影山学園』
『市内最強校争奪戦』でその頂点の座を永きに渡り君臨し続ける最強の学園。
魁が幼き頃から争い続けたセヴンが此方の舞台に入学する。
此方の学園では不良も居れば、頭脳派、肉体派など様々な機械生命体が存在し、最強と呼ばれる所以も理解出来る。
生徒の中では水木高を馬鹿にしている奴も居るが、ちゃんと危険視している生徒も居るので、
見下してばかりでいない影山学園は、最強と言う名の座に君臨し続けているのである。


『市内最強校争奪戦』
寺田市内で毎年、4月になり高校に新入生が入学してくる時に開始される、お祭と言う名の『喧嘩』。
3年の卒業式間近まで行われる1年間の喧嘩で、市内何処かの卒業生が遺していった伝統だという。
全学年の『頭(ヘッド)』を叩けば勝利、殺害は起こさないというルール以外は、何でもありな喧嘩である。


『一学年統一』
1、2、3学年のヘッドを決める為に行う戦いであり、各学年がその学年同士毎年争っている。
ヘッドの言う事は絶対であり、その『絶対』はある意味『信頼』あっての絶対とも言って過言ではない。
中には力で捻じ伏せてヘッドになる場合もあり、その場合はまた例外が存在する可能性もある。
言わば、『ヘッドがルール』と言ったようなものである。


『通り名』
通り名とは、その名を持つだけである程度の知名度があるという証明である。
中には魁のように通り名があっても、一部の機械生命体しか知らない場合もあり、実力を隠す事も出来る。
しかし通り名が多く知られていれば知られているほど、高実力保持者という証明も出来る。
(キャスモは通り名がかなり知られているが、彼の場合のみ例外とする)

『SRXタイム EXTREME VS』
この世界で大流行しているゲーセン匿体型のチームバトルアクションゲーム
ゲームの製作元は株式会社「フォルテ・ソフトカンパニー」。
ルールは相手のコストを0にすれば勝ちで、そのコストの減り具合は使用キャラによって異なり
プレイヤーのセンスが大きく問われるゲームであるので、そのセンスを磨く為にも
ドバは毎日このゲームをゲーセンでプレイする事を日課としている。

余談だが、このゲームの設定はあらゆる世界に存在する機械生命体が力による頂点の座を極める為に
多元世界なる舞台に集められたと言う設定であり、作中で使用可能と確認されているキャラは
ダブルオーライザーとスレードゲルミル、キャスモジェニスの三体となっている。

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最終更新:2011年02月25日 23:23