あらすじ


次元境界線崩壊の原因は何者かによって操られたネオブラックドラゴン(暴竜カイザーワイバーン)が発動させた
24世界から奪取した時空振動弾による物がスペリオルドラゴン達の旅によって解き明かされ、そしてスダ・ドアカを含む
スペリオルドラゴン達の旅した世界は一つとなり「多元世界」として再誕したのである。
そして多元世界におけるスペリオルドラゴンとネオブラックドラゴンの決闘で両者は黄金色の光に包まれたまま相打ちとなり、
その姿を消した。更にその直後多元世界の上空に突如、SRXゲートが出現してこの世界の空は大いなる門によって覆い隠されてしまった。

それから10ヶ月後・・・多元世界の情勢は混迷を極めていた。
各世界に存在していた敵勢力が突如、一致団結して「Dimension Chaos」(通称DC)なる秘密結社を結成し、多元世界の統一に乗り出した。
「Dimension Chaos」のメンバーによってこの多元世界が統一されれば、どのような未来が到来するかはかつてスペリオルと共に
旅してきたメンバーにとってそれがどのようなものであるかは予測することは難しくは無かった。
かつてスペリオルの旅をナビゲートしてきたハロは各世界でスペリオルと共闘してきた仲間達・・・そうSRX達に対して、
「Dimension Chaos」に対抗する為に「Plan:ZEUTH」の実現に向けて動き出したのである。
しかし、そうしていく内に驚愕の事実が判明する・・・何と「Dimension Chaos」の総帥を務める男の名は、
「デスペリオルドラゴン」・・・しかも姿は違えど、その声に実力、そして敵対して逝った者たちに告げていく『希望するな、息絶えるまで絶望しろ』
言葉からして、それはスペリオル本人にしか思えないのだ・・・
そして多元世界上空からのSRXゲートから出現する新たな機体、「鎧闘天使ダブルオーガンダム」を味方にしたハロ達は、
多元世界を舞台に始まった一大大戦を繰り広げていくことになる。
だが、この物語の為に集められたキャスト達は誰も知らなかった・・・そう、裏で大いなる存在が蠢いていた事を・・・
そしてこの物語が次元銀河そのものを破滅に導いていく壮大な黙示録という名の脚本のページが開かれた事さえも・・・


第一章「鎧闘天使降臨と特務部隊オリュンポス篇」

ある日、多元世界上空に位置するSRXゲートから一機の機体が降臨した・・・
その名はダブルオーガンダム・・・謎の声によってこの世界に導かれ、多元世界で与えられた目的を果たさんがために、
この地にやって来たのだという。偶然、遭遇したDCの部隊を瞬く間に一掃したダブルオーは、かつてスペリオル達と旅した
ハロ、ゼロ、ガンク―アと邂逅を果たし、激突するも、自分の与えられた目的を達成する為には
彼等と共に行動することがベストではないのか、と悟ったダブルオーは彼等一行が為そうとする
対DC対抗プラン「Plan:ZEUTH」の実現に力を貸す事にするのであった。
そして、「Plan:ZEUTH」を実現させる為には、かつてハロ達が共に戦った八人の戦士達を探し出す事である。
しかし、その動きをDC側は既に察知していたのであった。DCの幹部「八部衆」はそれを阻止せんが為に、特務部隊「オリュンポス」を結成
オリュンポスの総責任者に任命されたOOアバランシュや復讐鬼としてヴォーダの闇から復活したエピオンらを中心とした
メンバーがその妨害に当たるが、ダブルオー達はそれらをかわしながらも順調に8人の戦士たちを探し出していく・・・


第二章「暗黒破壊神と八部衆篇」

オリュンポスを打倒し、多元世界に「Plan:ZEUTH」の全貌を宣言したハロ・・・その全容は、
Dimention Chaosを打倒する為にその対抗組織「ゼウス機関」を結成し、彼等と全面抗戦を構えるというものであった。
かくして様々な要素が一つに融合して混沌を極める多元世界「ゼウス機関VSDimention Chaos」の構図が誕生した。
そんな折、今まで暗黒のベールにその正体を隠してきたDCの総帥がその姿を現す事となる・・・
彼の名は「デスペリオル」・・・なんと、姿はやや違えど、その声に実力、そして敵対して逝った者たちに告げていく
『希望するな、息絶えるまで絶望しろ』・・・それらは何とかつて、ハロ達と共に旅し、8人の戦士とそれぞれの世界で共闘した
スペリオルドラゴン本人としか思えなかったのであった・・・ZEUTHのメンバーはただ、驚愕し、かつて時空の友と呼びあった
仲間に裏切られた事に対する事に絶望し絶句するほかに術は無かった・・・

第三章 「黙示録、解禁篇」
Dimention Chaos壊滅から二カ月経過した、多元世紀二年二月・・・
その時、「終わりの始まり」と呼べる出来事の発端が発生した。
多元世界上空を覆い尽くすSRXゲートから、突如、無数の機械生命体のスパークらしきものが、
この多元世界に瞬く間に降り注ぐ・・・そして、そのスパークの正体は、かつてスペリオルを始めとした
過去にZEUTHメンバーが倒した筈の敵のスパークであった・・・・!!
それらと戦闘を重ねるうちに驚愕の事実までもが判明する・・・なんと、それらはいわば「あの世」とも言える「ヴォーダの闇」から
送られて来たものであり、SRXゲートを通じて、ヴォーダの闇からこの多元世界に大量の死霊達が流れ込んできているのだという。
更にそれらの原因を作ってしまったのは、アナザーゼロを多元世界に呼び戻す際にSRXゲートによって封じられていた
次元を無理やりこじ開けたスぺリオルの行動がこの大惨事を招いてしまった事までもが明らかとなってしまう・・・
それらに追い討ちをかけるかのごとく、ZEUTHメンバーの前に姿を現すアサルトバスターは語り続ける。

「SRXゲートと言う媒介を通じて多元世界とヴォーダの闇の融合・・・云わば、あの世とこの世が一つになろうとしている事。」
「次元銀河に内包されている世界は破滅の雨によって多元世界以外全て滅びているので、他の世界へ逃げる等この世界の住人に逃げのびる手段はは無いという事」
「結果的に世界を滅びの危機へと招いてしまったスペリオルは世界の破壊者そのものである」と。

そしてアサルトバスター自身は、嘲笑うかのように姿を消し、その様子を傍観者として立ち会う意思を告げたのだった。
破滅の危機はこれだけで終わっているわけでは無かった。
この状況に乗じるかのごとく、あれから姿を晦ましていたドーベンウルフもまた、己自身の本懐を遂げるべく独自に行動を開始する。
最早、機械生命体に逃げ場なし。
次元銀河そのものを破滅に導いていく壮大な黙示録が、今、解禁されたのであった・・・


「ゼウス機関」(味方組織)

「Dimension Chaos」の多元世界統一を阻止する為に元スペリオルドラゴン一行の一人であった、ハロが発起人として
「Plan:ZEUTH」の元、結成されていったそれぞれの世界の平和を守る為に戦っていた戦士達が中心となって組織された存在。
主なメンバーは各々の世界でスペリオルと共闘したSRX等8人の戦士を中心に元スペリオル一行として旅をしていた
ゼロガンダム達も加勢し、SRXゲートから出現した新メンバーダブルオーも加入している。。
8人の戦士はそれぞれ八武衆のメンバーに対して因縁めいたものを感じており、彼等と決着を付ける目的もあってこの組織に参加した。
通称として「ZEUTH」という名称が使われる場合もある。




「Dimension Chaos」(敵組織)

これまでスペリオルが旅してきたあらゆる世界の敵勢力が世界の融合により誕生した、
混沌とした多元世界を統一される為に結成された秘密結社で通称「DC」。
それぞれの独立した敵勢力が一つに融合した形ではあるが、そこに総帥であり「デスペリオルドラゴン」が降臨し
絶対的指導者として組織の行く末を決めている
そして「八武衆」と呼ばれる八人の各世界出身の幹部らがデスペリオルの元に控えており、それぞれの軍団が形成されているようだ。
しかし、八武衆の中にもDimension Chaosによる多元世界統一が為された際の支配者の座を裏で虎視眈々と狙っている者も少なくは無い。

以下は八武衆のメンバーについて挙げるものである

第一部枠:グルンガスト終式
第二部枠:ズフィルード
第三部枠:ツヴァイザーゲイン
NEO枠:ラフトクランズ
COMPACT枠:コンパチカイザーロア
X END枠:呂布トールギス
24枠:ソルリアス
VS枠:ストライクフリーダム

原則、八武衆のメンバーは歴代SRXシリーズに登場した敵キャラを一作品ずつ選任する者とする。


それぞれ八武衆と対決することになるメンバー

第一部枠:SRX
第二部枠:アナザーゼロ
第三部枠:ヤルダバオト
NEO枠:凱皇
COMPACT枠:コンパチカイザー
Χ END枠:ダンクーガ
24枠:エクスカイザー
VS枠:ガンクーア


「多元要塞ゼウステーション」
ハロ達が来るべきゼウス機関発足に備えて建造したZEUTHの拠点となる要塞。
ハロがアストラナガンのデータベース内に存在するそれぞれの世界に存在する基地のデータを
寄せ集めた上で設計図を作成したことにより様々な世界が融合して誕生した多元世界に相応しく様々な世界の
テクノロジーが一つに融合したことにより、どのような重傷を負った者でもわずか三分で完全に修復してしまう
再生カプセル等といったこれまでに類を見ない様々な画期的ツールが大量に配備してある事が最大の特徴である。




「特務部隊オリュンポス」
Dimention Chaosが多元世界統一に当たっての反乱分子を鎮圧するために結成した特務部隊。
スペリオルが旅した第一の世界~第八の世界の出身者がこの部隊のメンバーとして占めており、
それぞれ価値観の異なる様々な世界の出身者が所属しているにも関わらずあまり指揮系統は乱れる事は無い。
(エピオンのように所属しているにも拘らず指揮系統を無視する無法者が僅かながらも居るが)
これは一重に部隊の総司令官を務めるOOアバランシュの手腕とも過言ではないだろう。





「多元世界」

この物語の舞台となる世界。
かつてスペリオルドラゴンが旅してきた9つの世界とスタ・ドアカが次元振動弾によって一つの世界に融合した存在。
年号は「多元世紀元年」という全く新しい物が使用されており、多元世界の統治機関として「多元連合政府」が発足はしているが
各世界に存在していた軍事力を保持していたあらゆる勢力は敵味方問わずそれぞれ、
「ゼウス機関」と「Dimension Chaos」に統合されて両陣営に二分化されたと言っても過言ではない状況である。
また、地球と宇宙を往復する事は上空に巨大なSRXゲートが出現したことで遮られてしまった為に、行き来することが不可能となっている。


「アストラナガンのデータベース」
次元銀河全体を見守りし「アストラナガン・マギ・デウス」に内包されている膨大という言葉を優に超越するほどの
次元銀河に内包されている全ての世界の情報が集約されているアストラナガンの巨大頭脳とも言える虚構空間。
どうやって各世界の情報がこのデータベース内に集約されているのかと言うと、それぞれの世界に派遣されている
「マギ・デウス」及び「マギカ・マギウス」を通じて、彼らが目にした情報は全てこのデータベース内に保存されて行く。
アストラナガンが全ての次元銀河に内包されている世界に何故上記の者たちを送りこんでいたのか、と言う理由についてだが、
このデータベース内の情報をその都度、瞬時にリアルタイムに更新させていくで情報の正確性を常に高めておくと言う意味もあるのだ。
そしてハロを始めとした、このデータベースへのアクセス権を有する一部の者達は、自分が置かれている状況を元に
それにまつわるKEYWORDでデータベース内の情報の絞りこみ検索を行い、そこから有益な情報を得て行くことで、
その危機を乗り越えて行くこととなる。
云わば、このデータベースは無限に広がりつつある次元銀河全土を完全にフォローした巨大な検索エンジンなのだ。

「Dimension Chaos-X」

ダブルオーを始めとしたZEUTHメンバーによって壊滅させられたDimention Chaosが、
ドーベンウルフの手によって新たに結成されたDC残党が結集した新組織。
前身となった組織同様、多元世界へ融合して行った様々な世界の出身者が参加していることは確かだが、
戦力的には旧DCの1/3程度しか揃っていないので小規模・弱体化しか印象は否めない。
が、しかし、組織の中心的存在であるドーベンウルフが所持しているアルティメットセルを始めとした、
歴代SRXタイムに登場したテクノロジーの産物やアイテムを戦力として有しているので、
デスペリオルが直接的な武力で率いていた時よりも、また異なった組織像が与えられている。
過去に「世界の統一」の興味は無いと断言したドーベンウルフ・・・ならば、この組織を結成した真の狙いは一体・・・?



「ディメンジョン・イーター」
ドーベンウルフが己の野望を果たす為の手段として、時空振動弾のテクノロジーを利用して創り上げた大量殺戮兵器。
時空振動弾が各世界の次元境界線を破壊して、様々な世界が融合した多元世界を作り上げたように
このディメンジョン・イーターは発動と同時に空間の重粒子崩壊を引き起こすことで、
次元の歪みとも過言でも無い、云わばブラックホールの様な物を発生させて最終的にはそれが
ディメンジョン・イーター(次元を喰らうもの)の名が指し示す通りにその世界は次元の歪みによる
ブラックホールによって完全に蝕まれてしまい破滅する運命を辿るのだ。

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最終更新:2010年12月30日 20:56