762 :咲×和with優希(仮) ◆sMMbxw5Iik [sage]:2009/07/18(土) 23:46:32 ID:BSxBU5J8
『のどちゃんは、私の嫁だかんな!!』
原村さんのことを想う度に引っ掛かる、優希ちゃんの言葉。
優希ちゃんには悪いことしちゃったかな……。
図書室で借りてきた本を読みつつ、いつもの木の下でぼんやりしていたら、
丁度原村さんがこちらに来るところだった。
「こんにちは、原村さん。」
「宮永さん、こんにちは。一緒に参りませんか?」
「そうだね。」
………
……
…
――麻雀部にて、真相を教えてくれました。
「優希は、こちらに来て初めての親友だったんです。」
ご両親、特にお父さんの仕事柄、転勤や他の都道府県への出張も多く
長期出張の時には、引越しするしかないこともあるそうだ。
「去年の夏、私が進路に悩んでいた時、
励ましてくれた優希の言葉に精一杯答えたかったんです。」
ホッとしたような、ますます申し訳なくなるかのような
少し複雑な思いで満ちていくかのようだ。
「私も、本気なのか冗談なのか解りませんでした。
でも、恥ずかしながら、私はどちらでも良いと想ったんです。」
クスクスと笑う原村さん。
いつもより何だか嬉しそうで、活き活きとしていて、
「ヤキモチ妬いてくれていたんですね、嬉しいです。」
「ち……違うの。優希ちゃんから原村さんを取っちゃったから、
京ちゃんにちょっかいかけてるのかなって、
申し訳なくなっちゃって……」
「ふふ、ごめんなさい。」
お詫びですと言って、そっと私の頬に触れ、スッと目を閉じる原村さん。
私も、原村さんに倣う。瞳を閉じて、しっとりとした頬に触れる。
お互いの心臓と時計の他には、音のない空間。
ちょっぴり心地良くて、このまま壊れるのが惜しくも思えた。
コンコン……ガララ
「タコス買ってきたじぇ♪」
………
……
…
「おぉ、ラブラブなところをお邪魔しちゃったか?」
「……ゆ、優希ちゃん。そんなことないよ?」
からかうような調子の言葉に、思わずちぐはぐしてしまう私。
「……優希、タイミング悪すぎです。」
でもそれ以上に、少し悲しそうな原村さんが、印象的でした。
「優希には、お仕置きです。……宮永さん、手伝って下さい。」
「ふぇ?……う、うん」
………
……
…
「んふぁ…ぁあっ……!! の、のどちゃん……咲……ちゃ、ぁんっ……」
「……っ……ふぁ……ぁんっ……宮永さん、お上手、ですぅ……」
優希ちゃんと原村さんが、私の上で、おっぱいの先を擦り付けあい、熱に浮されるているかのように
飛沫を飛ばし、二人の世界に入ってしまっているかのような原村さん達。
独り取り残された気がした私は、舌では原村さんの大切なところを、
指では優希ちゃんと大事なところと原村さんの背中を刺激するのだった。
「咲ちゃんの、指ぃ……癖になりそぅ……だじぇ」
「宮永さん……素敵、です……」
「(已む無く覚えた小手返しが、役に立った?かな……)」
<閑話休題>
「それにしてものどちゃん、種明かしが速すぎだじょ?
そんなに、私とのことが忘れられなかったのか?」
「……違うの、優希ちゃん。……私が、その……聴いたの。」
「気にすることはないじぇ。咲ちゃんも気になっていただろうしなー。」
「ところで優希、あれって、今でも有効なんでしょうか?」
「当然だじぇ、のどちゃんは私の嫁だかんな♪
咲ちゃんと幸せになるにせよ、私との子どもも産んで貰うかんなー
その代わり、いつでも来てくれて良いからな♪」
<了>
お待たせしてごめんなさい。以上です。
次のネタができましたらまた来ますねノシ
最終更新:2009年08月03日 18:02