ひょんなことから女の子
◆pnDQZGmPTQ 2
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hyon
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50 名前: VIP足軽ktkr [sage] 投稿日: 2006/11/25(土) 16:23:42.41 ID:reVsunDS0
※7
友1「しっかしなぁ……凄い勢いで髪が伸びたときは、バケモノにでもなるのかと思ったぜ」
友1「しっかしなぁ……凄い勢いで髪が伸びたときは、バケモノにでもなるのかと思ったぜ」
ところ変わって保健室。あれ以来呼吸困難も体の痛みもなくなりはしたが、とりあえずこの姿のまま授業を続けるわけにはいかないので、3人に連れられてこられたワケだが…
友3「どうみても…オンナノコだよね」
友2「ああ。どうみてもオンナノコです。ほんとうにありがとうございました」
保健医「どうゆう、ことかしらね…生徒手帳の顔と照らし合わせても、男君の親族だとしか思えないわ」
保健医は生徒手帳をヒラヒラさせながら、俺の顔を訝しげに見下す。
友1「いや先生、こいつは俺等の目の前でこうなった。先生には信じる余地がないだろうが、俺たちには疑う余地がねえ」
保健医「ふーむ……とりあえず親御さんに連絡しないとね。男君、お姉さんか妹さん居る?」
元男「…………」
友2「コイツはヒトリッコ」
保健医「そう…じゃあ、女の子が着てても違和感がない服持ってる?」
元男「…………」
友1「おい、どうなんだよ」
元男「…………」
52 名前: VIP足軽ktkr [sage] 投稿日: 2006/11/25(土) 16:24:40.83 ID:reVsunDS0
※8
保健医「まあいいわ。服は親御さんに用意してもらうか…無理だったら学ランで帰るのね」
保健医「まあいいわ。服は親御さんに用意してもらうか…無理だったら学ランで帰るのね」
友3「あ、私が自分の服持ってきます。ね、私の服でいい?男」
元男「…………」
保健医「私、連絡してくるから。ここで待ってなさい」
保健室から保健医が出てってからも、元男は固くなに口を閉ざしたままでいる。
友2「どーして喋らないん?」
友2は相変わらず空気を読んでないテンションで問う。
元男「自分の声を…聞きたくない……」
正直自分の中でも心の整理がつかない。認めたくない。喋らなければ声が戻る…体が戻るとは思えないが…ただ認めたくない。
俺は頭を抱え込んでしまった。
俺は頭を抱え込んでしまった。
11 名前: 宿屋の女中 [sage] 投稿日: 2006/11/28(火) 00:00:32.53 ID:ePe1C2GYO
※9
しばらくして保健医が帰ってきた。
保健医「男君の御自宅、電話が通じないんだけど」
友1「どうする。友3が服持ってくるまで待つか」
男「…やむえんな」
しばらくして保健医が帰ってきた。
保健医「男君の御自宅、電話が通じないんだけど」
友1「どうする。友3が服持ってくるまで待つか」
男「…やむえんな」
ベッドのカーテンを閉め、中で着替える男。
友1「どーだ男」
男「む、胸が…きついんだが」
友3「う、うるさいっ!」
友2「wktk」
友1「どーだ男」
男「む、胸が…きついんだが」
友3「う、うるさいっ!」
友2「wktk」
数分後
男「なあ…友3」
友3「どう?着れた?」
男「これであってるか?おかしくないか?」
友3「どれどれ」
カーテンを脇からめくって確認する。
友3「いいんじゃない」
男「よし………」
友3「どう?着れた?」
男「これであってるか?おかしくないか?」
友3「どれどれ」
カーテンを脇からめくって確認する。
友3「いいんじゃない」
男「よし………」
96 名前: 門番の娘 [sage] 投稿日: 2006/11/29(水) 01:09:00.96 ID:4+Wawr7jO
※10
よし、と言ったきり、元男は出てこない。
友1「………?どうした、着れたんだろ?」
友2「焦らすなYO!」
カーテンの内側からひねりだすような声で、
元男「わ、笑うなよ…………」
―シャッ
友1「…………」
友2「ぅはwwwktkr!!」
保健医「あら、可愛いじゃない。やっぱり服が変わると違うわね」
元男「可愛いってゆーな!」
友1「いや、可愛いよ」
元男「うっ!?///………だからゆーなっつーのに…」
友2「元男ハァハァ(;´Д`)」元男「俺でハァハァすんな!」口調は変わず男のまま。
よし、と言ったきり、元男は出てこない。
友1「………?どうした、着れたんだろ?」
友2「焦らすなYO!」
カーテンの内側からひねりだすような声で、
元男「わ、笑うなよ…………」
―シャッ
友1「…………」
友2「ぅはwwwktkr!!」
保健医「あら、可愛いじゃない。やっぱり服が変わると違うわね」
元男「可愛いってゆーな!」
友1「いや、可愛いよ」
元男「うっ!?///………だからゆーなっつーのに…」
友2「元男ハァハァ(;´Д`)」元男「俺でハァハァすんな!」口調は変わず男のまま。
友3「………orz」
98 名前: 門番の娘 [sage] 投稿日: 2006/11/29(水) 01:30:43.83 ID:4+Wawr7jO
※11
元男「…つーかさ、切実な事頼んでいいか?」
元男が保健医のほうを向く。
元男「冗談抜きで胸が重い、苦しい、うざったい。何か絞める物……そうだ。包帯でさらし巻いてくれ」
友3「え?私が恥をしのんでブラも持ってきてあげたじゃん」
元男「『あげたじゃん』じゃねーよ!ホックがしまらないんだよ!」
保「えっ、じゃあ今貴方………」
友2「ちょwwwwノーブラwwwwww」
元男の顔が、また少し赤らむ。
元男「…つーかさ、切実な事頼んでいいか?」
元男が保健医のほうを向く。
元男「冗談抜きで胸が重い、苦しい、うざったい。何か絞める物……そうだ。包帯でさらし巻いてくれ」
友3「え?私が恥をしのんでブラも持ってきてあげたじゃん」
元男「『あげたじゃん』じゃねーよ!ホックがしまらないんだよ!」
保「えっ、じゃあ今貴方………」
友2「ちょwwwwノーブラwwwwww」
元男の顔が、また少し赤らむ。
友3「あっきれた。アンタ体硬いんだね~ ホラ、カーテン閉めた閉めた」
今度は友3もベッドにあがり、カーテンを閉める。
今度は友3もベッドにあがり、カーテンを閉める。
102 名前: 門番の娘 [sage] 投稿日: 2006/11/29(水) 01:39:32.25 ID:4+Wawr7jO
※12
友1「(なあ、男って別に体硬くないよな)」
友2「(ああ。多分ホックがしまらないのは…)」
友2「(ああ。多分ホックがしまらないのは…)」
元男「ちょ、バカ!痛ぇーよ!」
友3「う、嘘!認めないもん!男のくせに…男のくせにぃぃぃ(ノД`)・゚・。」
友3「う、嘘!認めないもん!男のくせに…男のくせにぃぃぃ(ノД`)・゚・。」
保「(哀れね………)」
帰り道、普段なら一人で帰るところだが、両親に説明するときの証人となってもらうべく、三人もついてくることになった。
元男「ったく…あの保健医、いらんことまでしやがって…」
元男の頭からはヘアゴムで結わわれたポニーテールが流れる。
友3「似合ってるのに」
元男「…るせぇな。お前も」
元男の頭からはヘアゴムで結わわれたポニーテールが流れる。
友3「似合ってるのに」
元男「…るせぇな。お前も」