□Sな蒼星石との幸せな日常
【3.マスターの誕生日・夜】

さて、夕飯も食べて風呂も入ったことだし寝るかな。
最近疲れが抜けないから、少しでも長く寝ないと。

俺「蒼星石、お休み。ちょっと早く寝るわ。」
蒼「随分早いね、どうしたんだい?」
俺「ん、最近疲れが抜けなくて。なるべく長く寝ないとね。」
露骨に寂しそうな顔をする蒼星石。でも仕方が無い。
明日からはまた一週間疲れが溜まるだけだからな。
蒼「そっか…仕方が無いね。あ、でもいいものがあるんだ、試してみない?」
やけに嬉しそうな蒼星石だ、これは断るわけにはいかんだろう。
俺「そうだな、お願いするよ。で、どうするんだ?」
蒼「多分マスターは眠りが浅いんだよ、この香木を使えば良いんじゃないかな。」
俺「なるほど、アロマテラピーって奴だね。有難く使わせてもらうよ。
  確か前に買ったセットがあるから…と、じゃあお休み。蒼星石。」
蒼「うん、お休み、マスター。良い夢を。」
俺の部屋を出る蒼星石。
構ってやらない割には妙に機嫌が良いのが気になるが…
俺「これで…良しと。」
素焼きの小皿の上で香木が煙を立て始める。中々良い香りだ。
これなら気持ちよく寝れるかも知れない。
ふかふかのベッドに倒れこむ。蒼星石が干しておいてくれたようだ。
いつも俺ばっかり何かして貰ってるのは悪いからな、今度何かしてやろ…あれ?
体が動かん。どうしたんだ…金縛りって奴か?
(ガチャッ)
不意にドアが開く。
俺「蒼星…石?」
蒼「やあ、マスター。気分はどうだい?」
俺「いや、どうも何も体が動かないんだけど…」
天井を向いたまま俺は言う。
蒼「フフ、翠星石に頼んで手に入れたんだ。中々良く効いてるね。。
  マスターはひとつ勘違いをしているよ…
  熟睡するには思いっきり疲れること、そう…運動なんて良いね。」
喋りながら俺の四肢に手錠をかける蒼星石。
タオルを巻いた上に手錠をかけるのには蒼星石の優しさを感じるが…
一体どうする気なんだろう。
俺「お、俺明日仕事なんだけど…な、また今度にしような?」
二日連続は流石にまずい、真性のマゾになっちまう…
昨日は断りきれない状況だったんだ、一度は仕方ない、きっとそうだ。
蒼「変態さんのマスターに断る権利なんてあると思ってるの?
  それに…もう下のほうは元気になっちゃってるしね。
  これじゃあ眠れないよね?(にっこり)」
蒼星石の言う通り俺の下半身は元気一杯だ。これが若さか…
そして顔は笑っているものの、目が座ってる…
でも、この表情ゾクゾクするなぁ…
蒼「マスター、もう体動くでしょ?反応が無いと楽しく無いからね。」
体もいつの間にか動くようになっている。
効き目は弱いようだが、こうも手錠をされていてはまるで意味が無い。
俺「今日は何をするんだ?もう諦めたから好きにしてくれ。」
半ば投げやりに言ってみた、上手くいけば飽きて開放してくれるかも知れん。
蒼「フフ、本当は好きなんでしょう?まだちょっと素直になれてないみたいだから、今日もいい子になるまで沢山してあげるね。」
「こうかはいまひとつだ」どころの騒ぎじゃない。やる気満々だよ…
蒼「さて、始めるよ…今日はくすぐっちゃおうかな。
  タオル巻いてあるから沢山暴れていいよ?」
俺「ちょ、まって、俺くすぐられるのにがっ!?」
蒼「んっ…ん…(ぺちゃ)」
蒼星石のキスで口を塞がれる。
蒼「いい子にしてたら気持ち良くしてあげるから。反抗すると
  鋏でオシオキしちゃうよ?」
こうなってはもう諦めるより他無い。
蒼星石の優しさに期待するか…でももうスイッチ入っちゃってるしなぁ。
蒼「ふぅっ」
俺「んんっ」
蒼星石の吐息が耳にかかる。ダメだ、もうくすぐったい!
蒼「感じ易いんだね、ま・す・た・あ」
耳元での甘い囁きもなんだかくすぐったい!体がくねる!
蒼「じゃあ、そろそろ本番だよ。こちょこちょこちょこちょ…」
わきの下をくすぐり始める蒼星石。なんか物凄く楽しそうだ。
俺「ひぃぃぃぃぃぃっ!やめ、やめ!らめぇえええぇぇっ」
恥ずかしい声を上げるも許してくれる筈も無い。
小さい手が滑らかに脇、脇腹、太腿…全身をくすぐる。
蒼「マスター、可愛い。フフッ、もっといくよ…
  足の裏とか首筋とかも一杯感じるでしょ?」
俺「ヒッ、ヒッ、むりい゙い゙い゙い゙い゙ぃ゙ぃ゙、ひんじゃうううぅ」
苦しい、死んじゃう、助けて!
蒼「ふぅ、おしまい。マスター、お顔がぐちょぐちょだね。
  あと…こっちもすごいことになってるよ?」
俺「はぁ、はぁ、はぁ…」
自分の涙と涎が付いているのは何となく感じる事がこっちもって?
今までに無い位ガチガチに勃ってる!
生命の危機を感じたとき人間は子孫を残そうと勃起すると聞いたことがあるが…
蒼「マスター、やっぱり変態さんだね?くすぐられてこんなにしちゃうんだもの。
  こっちも本格的にくすぐってあげようかな?
  あまえんぼさんにはキスしながらね♪」
俺「はぁ、はぁ、ちょ、蒼星せ…」
蒼「んっ…(こちょこちょこちょこちょ)」
俺「んーーーーー(ビュルルルル)」
蒼星石の香りが心地良い、もうなんか全てがどうでも良い感じだ。
今までに感じたことの無い快感を感じながら俺は果てた。
そして、俺の意識は暗い闇に落ちていった…
時間にして1時間程だったのだろう、永遠にも感じられた時間が終わった。
蒼「マスター…ぐっすり眠れるといいね♪体汗だくだからちゃんと拭いてあげるね♪風邪ひいちゃうよ?僕が居ないと全っぜんダメなんだから♪」
楽しげに体を拭く蒼星石。下着とパジャマも替え布団を掛ける。
そして、満足気な蒼星石は自分の鞄へ。こうして俺の一日は終わりを告げた。

疲れきった俺はぐっすり眠れ、朝いつもよりすっきりと起きる事ができた。
朝食を作る蒼星石も嬉しそうだ。いつもは夢うつつで食べてるからな。
しかしなぁ…熟睡できるからと言って毎日されたら開発されてしまう…
良いのか悪いのか、判断が付かなくなってきた。まずい傾向だ…


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年04月19日 16:40