電話が鳴った。
 マ「はい、はいはい・・・ええ、構いませんけど。今から?・・・いや、大丈夫ですよ。」
  手短に話が済まされ電話が切られる。
 蒼「なんだったの?」
 マ「みっちゃんさんが二人で来てくれって。なんかみんなでやりたい事があるとかでその相談だとか。」
 蒼「今からって言ってたよね。」
 マ「うん、そう言われた。」
 蒼「じゃあマスターは先に行ってて。僕はまだお夕飯の下ごしらえがあるから。」
 マ「少し遅くなるって連絡を入れておいて、後から二人でフィールドで行く?」
 蒼「うーん、たぶんマスターが一人で行ってくれた方が早いし・・・急ぎの用みたいだしね。」
 マ「それもそうか。じゃあ先に行っているよ。」
 蒼「うん、たぶん三十分くらい遅れて僕も着くから。」



(以下、時系列上では先だがネタバレ要素あり)



  みっちゃんさん宅で行われた“打ち合わせ”を終えて帰宅する。
 マ「さて、とりあえずみんなで旅行へ行く事になったわけだが・・・。」
 蒼「うふふ、マスターとジュン君はいろいろと大変だね、練習もしておかなきゃだし。」
 マ「もうその事は言わないで・・・。」
 蒼「だけど、二人ともあれなら問題ないと思うんだけどな・・・。」
 マ「お願い、今だけでも忘れさせて・・・気が重くなるから・・・。」
  とにもかくにも、みんなで旅行に行く事は決定した。
  まあとりあえず三日間だけ辛抱してしのげばいいんだ。
  別に何か事件も起こったりはしないだろうし、・・・・・・この時はまだそう考えていた。

続き

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最終更新:2006年10月23日 15:48