蒼「ここって、こんなに綺麗に星が見えるんだね……」
マ「うん……ちょっとだけびっくりした。翠星石を信じて正解だったかも」
翠「ふん。当然ですよ。今まで私が間違ったことを言ったことがありますか? 人間」
マ「今まで何度も、嘘はついてるよね」
翠「……聞いたですか、蒼星石? 
  私は、人間と蒼星石のためを思って、この場所を教えたですのに……」
蒼「まあまあ、落ち着いて……」
翠「こんなことなら、教えなければよかったです! もう知らんです! 勝手にするですよ!」
<翠星石、蒼星石とマスターから離れる>
蒼「怒らせちゃった……」
マ「いつものことだろ?」
蒼「そうだけど、でも……」
マ「まあまあ、ほっとけば勝手に戻ってくるって。そんなことより、せっかくここまできたんだから星を見ようよ」
蒼「うん……そうだね」

<数分経って>
蒼「まだ戻ってこないね」
マ「そんなに怒ってるのか……?」
蒼「謝ってきたほうが、いいんじゃないかな?」
マ「うーん、そうかも……だけど、もうちょっとだけ二人でいたい。かな」
蒼「……もう、マスターのばか」
マ「あ、流れ星!」
蒼「え? どこどこ?」
マ「ほら、左のほうに」
蒼「あ! ほんとだ! 願い事願い事……あ、消えちゃった……」
マ「あー……消えちゃったな」
蒼「マスターは何か願い事したの?」
マ「うん」
蒼「そうなんだ……。ねぇ、何をお願いしたか、教えてくれない?」
マ「……♪(口笛を吹きながら)」
蒼「ねえ、ちょっとマスター! ちゃんと教えてよ!」
マ「いやいや、何にも、そんなに大したことはお願いしてないよ?」
蒼「もうっ! はぐらかさないでよマスターッ!」

<そんな二人のやり取りを、遠くで見ながら翠星石>
翠「ぎゃーぎゃーうるさいですね。
  まったく、バカップルもほどほどにするですよ。
  はぁ……でも、妹が幸せそうで何よりですよ。
  蒼星石をよろしく頼んだです、人間。
  ちゃんとお前らの幸せを願ってやったのですから」