夕暮れ時の午後、
強風で木がざわめく。その拍子に落ち葉がゆらゆらと落ち、辺りは枯れ葉一色だ。
ふと外に目をやると蒼星石が落ち葉の片付けをしている。
普段と変わらない、和やかな日常だ。
と思った矢先にその静寂が破られる事となった。
蒼「マスター!!」
蒼星石の俺を呼ぶ声がまたたく間に辺りに広がった。
呼ばれているのを無視するわけにもいかず、俺は蒼星石の元へと向かう。
マ「どうしたんだ?」蒼星石に詰め寄る。
蒼「変な物を見つけたんだけど…マスターの物?」
それはおもむろに怪しい機械だった。何故庭にあるかが不自然なほど…
マ「…俺のじゃないよ」
蒼「ホントに?また怪しい物で僕と…その………したかと…」
良く聞こえなかったが、大体の内容は分かった。
マ「あれは…まぁ…すまなかった。欲望に逆らえなくて」
蒼「もう!マスター!」
そんな会話を交わしていた今日この頃。蒼星石が機械を見ていた
蒼星石「…あれ?ボタンがあるよ?押してみようかな…」
バシュ
俺と蒼星石、同時に驚き、声を挙げた。
蒼星石が押した瞬間、辺り一面妙な黒い霧に包まれた。

けほけほ…
蒼星石の声が聞こえた。が、どことなく体が不自然だ…
段々と霧が晴れ、俺は驚愕した。体が縮んでいる。視界に入る物すべてが大きい。だが、蒼星石は…大きくなっている…さっきの俺と同じくらい。
蒼「わぁ!?大きくなってる!?」
常識人な蒼星石も動揺を隠せないみたいだ。
蒼「マスター!?縮んでる…」
俺の視点から見たら、蒼星石とはかなりの身長差があった。
マ「な、なんでだ…?」
もちろんさっきの怪しい機械のせいだ。多分。
蒼「大変な事になっちゃったねマスター…でも大きいと世界が変わるね」
おいおい、まさかこのままで良いと言うのか。そこで、
マ「元に戻る方法を捜さないとな」
こう言ってみた。
蒼「このままでも…良いよねマスター…」
え。嘘だろ。あの機械の霧は性格をも変える能力があるのか。
蒼「冗談だよ」
ホッとした。心の底から…
蒼「…あれ?この装置のボタン下…小さい文字で何か書いてあるね…」
「逆転」「復元」
ボタンにそれぞれそう書いてあった。これは人形の為に作られたのか?身長だけなんて…
マ「そうと分かれば復元のボタンを押してくれ」
そう言ったはずだ。
だが、その言葉は書き消され…


蒼「…もうちょっとこのままでいたいなマスター。」
蒼星石の予想外の言葉が俺に届いた。
そして蒼星石は、俺を軽く持ち上げる。
蒼星石は怪しげな機械を奥に飛ばした…ボタンを押させないようにするためか?まさか…
マ「ど、どうしたの?蒼星石…」
蒼「ちょっと…マスターにやられた事…してあげようかな…」
そして勢いよく蒼星石に俺は口を舐められた。逃げる手段も無い。俺は情けない声を発したが、蒼星石は聞いてるのか聞いてないのかわからない。問答無用に舐めは続いた。
段々と全身を舐めはじめているような…
…俺が蒼星石にやった事かもしれない…
マ「蒼星石!ちょっ…はうっ…」
蒼「マスター…可愛いね…」
抵抗が出来ない。力も落ちてる気がする。
俺は…早く元に戻らないと…蒼星石に好きな様に扱われてしまう…そして俺は力を振り絞って蒼星石を離れ、走った。
ボタンを押すために。だが、蒼星石はいとも簡単にそれを妨げる。あえなく俺は捕まってしまった…
蒼「ダメだよマスター?逃げ出しちゃ…」
捕まるなり舐められた。飴のように。
マ「はう…」
もはや快感でしか無かった…力ももう出ない…

蒼「…マスターのいろんな表情…見てみたかったんだ…」
そういいながらも舐めて来る。
今までの鬱憤が爆発したように俺には見えた…
マ「そう…せい…せき…あぅ…」
蒼「…反省した?マスター…あまり僕にそういう事を頼んじゃダメだよ?」
俺はもう「はい…」としか言えなかった…


その後俺は元に戻れた。蒼星石の事も考慮するようにした。少し…
だがあの機械はどこへいったのだろう?
まさか…蒼星石が?
いつかまた「そういう事」を頼んだら…霧に包まれそうだ…