つけっぱなしになっているTVから天気予報が流れてくる。
TV『今日の午前中は関東全域で大雨洪水警報が出ています。所により雷雨となるでしょう。』
貴方「雨か・・・憂鬱だな・・・。」
 TVを消す為にリモコンを持ち上げた瞬間
 部屋を一瞬光が覆う、その直後
 ドォォォオオオオン
 と轟音が鳴り響く
蒼星石「キャッ」
 蒼星石の悲鳴と同時に、バシュって音と共に部屋中の電気製品が止まる
貴方『今落ちたのは大分近いな・・・しかもよりによって停電か・・・。』
蒼星石「マスター・・・どこぉ・・・? 怖いよぉ・・・。」
 蒼星石は何が起ったのか判ってない様だった。
貴方「ここだよ」
 そう言いながら蒼星石を腕に抱く。
蒼星石「うぅっ・・・ますたぁ・・・」
貴方「とりあえず、照明がないと困るな・・・。」
 蒼星石を抱きかかえたまま蝋燭を探し出し、火を点ける。
貴方「ほら、明かりも点いた事だし、雷で一時的に停電してるだけだから。」
蒼星石「う・・・うん」
 蒼星石は涙を拭いながらうなずいた。 

 電気が止まっただけでコレだけ生活に支障が出る物だと実感させられる。
 1時間経っても電気の復旧はしなかった。
貴方「今日はもう寝るか、起きたら復旧してるだろ。」
蒼星石「うん・・・そうだね・・・。」
 蒼星石を抱っこして寝室に向かう。
貴方「おやすみ、蒼星石」
 そう言うと、蒼星石の鞄の前で降ろす。
蒼星石「うん・・・おやすみ、マスター」
 蒼星石は鞄の中に入っていった。
 貴方は無造作にベットに横たわる。
 未だに、雷のゴロゴロという音が聞こえる。
 音から察するに大分遠くで落ちているようだった。
 雨音を子守唄に眠りにつく貴方。
 ・
 ・
 ・
「・・・ター・・・スター・・・もぅ・・・マスターってば」
 不意に貴方を呼ぶような声がして目を開ける。
蒼星石「マスター・・・。」
貴方「蒼星石・・・どうしたんだ?」
蒼星石「その・・・一緒に・・・寝て良いかな・・・?」
 やっぱりまだ雷が不安なのだろう。少し覚えてるように見えた。
貴方「嗚呼、良いよ。 こっちおいで。」
蒼星石「うんっ」
 今日は蒼星石が横に寝てるし良い夢が見れそうだ。

おしまい