蒼星石がマスターの恋愛関係のことで心配してから数日後

男「はあ・・・あと二週間で学校か・・・」
翠「さっさと卒業していいところに勤めて翠星石たちを一生楽にしやがれです」
男「ああ。だがまだ大学は始まってないぞ?気の早いやつだなww」
翠「うっうるせーです!」
蒼「マスター、今日はアルバイトの日だよね?」
男「うん。昼から出て夕方には帰ってくるよ」
蒼「がんばってくださいね」
男「おお」
翠「バイトもいいですけどたまには翠星石たちを遠くへ連れてけです!ねぇ蒼星石」
蒼「僕もたまには遠くへ行きたいですね」
男「そういやそうだよなぁ。よし!あさってから3日ほどバイト休みだしどっかいくか!」
翠「そうこなくっちゃですぅ♪」
男「どこかご希望は?」
翠「いざいわれると・・・」
蒼「う~ん・・・」
男「んじゃ、俺がバイトから帰るまでにでも決めといてくれ」
双子「はい(ですぅ)」


男「んじゃ、いってきます」
双子「いってらっしゃい(ですぅ)」

翠「蒼星石どこかいい案はねえですか?」
蒼「あったかくなってきているしどこか山へでも・・・というのはどうかな?」
翠「名案ですぅ♪」
蒼「詳しいことはおじいさん達にでかけることを伝えてから決めようよ」
翠「そうですね。」

そのことを伝え柴崎夫婦の家の鏡から帰った双子

翠「あいかわらず仲のいい人間ですねえ」

蒼(そういえば・・・おじいさんとおばあさんもお互いに好きだからあんなに長く一緒にいるんだよね・・・
マスターもそのうちに誰かいい人をみつけて・・・)

翠「そ~せ~せきぃ~」
蒼「えっ!?あ、うん!」
翠「どうしやがったですか?そんなに暗い顔して。なにかあったですか?」
蒼「な・・・なんでもないよ!」
翠「・・・人間のことで悩んでるですね」
蒼「!」
翠「どうやら当たりのようですね」
蒼「うん・・・」
翠「そりゃあ・・・翠星石だって人間のことは好きですよ・・・」
蒼「うん・・・それは薄々わかっていたよ・・・でも翠星石、君のことじゃないんだ」
翠「どういうことです?」


蒼星石は想いを打ち明けた。どうせ隠しても無駄であろう。相手は双子の姉なのだ。
その双子の姉よりも何よりも一番最初に立ちはだかるであろう相手は大好きなマスターとおなじ
‘人間‘である。もしマスターに好きな女性がいたとして、その女性もマスターのことを好きである、
なんてことになったらまずドールである僕らには勝ち目はないであろう。かといってマスターの恋愛を
邪魔するのは絶対に出来ない・・・。かといってマスターを諦めることもできない・・・、と。


翠「・・・そりゃあ人間には幸せになってもらいたいですけど・・・」
蒼「でも、もしマスターに好きな人がいたら・・・」
翠「・・・」

一気に二人の空気が重くなる。

そんなとき鏡が光り一人の訪問者が来た

金「おひさしぶりかしらー!ひなから二人が新しいマスターと契約したって聞いたかしらー!」
双子「・・・」
金「なっ・・・なんかすっごく暗いかしら・・・どうかしたのかしら?」
翠「・・・ウッ」
蒼「かっ・・・かなりああぁぁぁ~~!」

ガバッ!

金「どどどどうしたのかしら二人とも!おっおちつくかしらぁ~!」

金糸雀に泣きつき説明する二人

翠「グスン・・・」
蒼「ヒック・・・ヒック・・・」
金「落ち着いたかしら」
蒼「・・・ごめん・・・思わず・・・」
翠「迷惑かけたですぅ・・・」
金「それで、二人はいったいどうしたいのかしら?」
翠「ずっと人間と仲良くやっていきたいだけですぅ・・・」
蒼「でも・・・できれば婚約はしないでほしい・・・」
金「婚約も何もまだ相手がいないのでしょう?」
翠「そりゃあ・・・そうですけど・・・」
蒼「僕ら、まだマスターと出会ってそんなに経ってないからまだあんまりわかんないんだ・・・」
金「でもすきなんでしょう?」
蒼「うん・・・それにもっとしりたいんだ」
金「とりあえず、二人の力でマスターさんの夢の中をみてみるのがいいんじゃないかしら?」
翠「それが怖いんです・・・もし・・・」
金「遅かれ早かれわかってしまうことかしら。早めにわかれば何とかなるかもしれないかしら」
蒼「でも・・・」

今にも泣きそうな二人

金「大丈夫かしら!」
双子「・・・?」
金「ローゼンメイデン一の頭脳派、この金糸雀は二人の味方かしら!」

その言葉に双子から笑顔がこぼれる。

翠「まったく・・・今度までにいい手を考えておけこんちくしょう・・・ですぅ・・・感謝するです・・・」
蒼「ふふっ。ありがとう金糸雀」
金「なっなんかしんみりしちゃったかしら!いいこと思いついたかしら!いまから真紅たちのところで茶会でも開くかしら!」
翠「名案ですぅ!それではちび人間の家にレッツゴーです!」
蒼「あっ!待ってよ二人とも!!」