蒼「おじいさん、おばあさん、体に気をつけてね」
翠「これからちょくちょくお邪魔するです」
ば「ええ、いつでもいらっしゃい」
じ「男君、二人をよろしく頼むぞ」
男「はい。私にもなにかできることがお手伝いしに伺いますので」
ば「じゃあまた三人一緒にいらっしゃい」
じ「老人二人だけでは暇なもんじゃからな」
男「ありがとうございます。ではまた」

三人は柴崎家を後にする。
そして家を出たときと同じように双子は男に包まれている。

男「いい人たちだね」
蒼「はい、とっても」
翠「でもすこし老けちまってたですね・・・」
男「まあ人間だからね。そういえば翠ちゃんの元マスターさんにはいつ挨拶に行こうか」
翠「いまからいくです!善は急げ、ですぅ」
蒼「意味が違わないかい?でもそんなに遠くないし・・・マスター疲れてない?」
男「全く無問題さ」
翠「じゃ、今度は翠星石が道案内してやるです」
男「ほいほい」

歩き始めてすこし後

翠「そこのかどを右・・・
蒼「あ!マスター雪!雪だよ!」
男「おお~!」

雪が降ってきた

蒼「マスターどうする?傘持ってないし・・・」
翠「のりに借りれば問題ないですよ。さ、歩くです」
男「だいぶ歩いたし、まあこの際のりさんとやらに借りたほうがいいかもな」

そういって男はすこしばかり歩くペースを上げた

翠「着いたです♪」
男「へえ、普通の家じゃないか」
蒼「ここはご両親が海外に行ってて姉弟しか住んでないんだよ」
男「えらいなあ」

ピンポ~ン

の「はーい」
翠「のり~、遊びに来てやったですよ~」
の「あ、翠星石ちゃん、ちょっと待っててね」

がちゃ

の「あらあら久しぶりね、翠星石ちゃんに蒼星石ちゃん」
蒼「お久しぶりです」
の「こんなに寒い中・・・そちらのお方は・・・?」
翠「翠星石と蒼星石の新しいマスターです」
男「はじめまして」
の「あらあらこんな雪の中ご苦労様。さ、中へどうぞ」
男「すみません、お邪魔します」
翠「遠慮はいらねえですよ」
蒼「お邪魔します」

玄関では人形二体が出迎えている

翠「遊びに来てやったですよ~」
蒼「久しぶりだね。真紅に雛苺」

男は二人を下ろしてやり挨拶を交わす。

男「はじめまして。二人の新しいマスターになった男と申します」(どっちが真紅で雛苺なんだ?)
真「はじめまして翠星石と蒼星石のマスター。私はローゼンメイデン第五ドールの真紅なのだわ」
雛「まじめましてマスターさん。私はローゼンメイデン第六ドールの雛苺なの。よろしくなの~」
男「ああ、よろしくね」
翠「そんな挨拶はどーでもいいですよ。」
真「翠星石の言うとおりね。せっかくマスターも来たことだし。のり、お茶にしましょう」
の「そうね。さ、マスターさんもあがってあがって」
男「すいません」

そんなやり取りの後に部屋へ案内され、ソファーでも座っててくれといわれた。
部屋ではドールとの会話にちょくちょく混ざりながらお茶を待っていた。

翠「そしたらこの人間、いきなり蒼星石の唇を奪いやがったんですよ!」
蒼「ちょ、翠星石!」
真「やはり人間のオスは下劣ね・・・」
男「いや、あれは説明不足だろ」
翠「そんなことねーです!お前がおばかだったのがいけねえです!」
雛「翠星石ってばやきもちさんなの~♪」
翠「なに言ってくれてるですか!チビイチゴ!」
雛「きゃ~♪翠星石が怒ったの~♪マスターさん助けてなの~♪」

そういって雛苺は男に抱きつく

翠「っ!」
雛「べーなの♪」キャッキャ
男「おいおい、落ち着け二人とも!」

そんな三人のやり取りを見て

蒼「やれやれ・・・」
真「いい人ね」
蒼「うん。それに優しいんだ。自分の身を犠牲にして僕達のことを考えてくれて・・・」
真「出会って二日目にしてそんな信頼関係が築けるなんて、よほどいい関係ね」
蒼「♪」
真「契約のときのキスもいまでは・・・どうかしらね?」
蒼「な、なに言っているんだい!?」
真「冗談よ。なに赤くなってるのかしら?」
の「みんな~おまたせ~」