男「ふむ、つまり俺は君達と契約することによって君達に力をあたえる。」
男「そして君達はアリスゲームとかいう戦いでその力を使う...と」
翠「だいたいそんなところですね」
男「で、俺は何のメリットがあるんだい?」
翠「かわいい双子が家にいてやるですぅ♪幸せに思うですよ」
男「なんじゃそら...ま、いいか。ただ、学校が始まると俺は料理作ってやれないかもしれないぞ」
蒼「心配しないでください。家事は僕達がやりますよ。ほかに希望があれば何なりと申し付けてください」
男「家事任せちゃっていいのかい?」
蒼「はい」
男「よし、わかった。契約しよう。書類か何かに名前でも書けばいいのかな?」
翠「ちがうですぅ」
蒼「誓いのキスをしてくださればあなたの手に指輪が現れるはずです」
男「キスしていいのかい?」
翠「しなきゃ契約できないですぅ」
蒼「さぁ、誓いのキスを...」

そういって蒼星石は手を差し出したが、男は完全に勘違いしていた。

ちゅっ

男の唇と蒼星石の唇がふれた

蒼「!!」
翠「な!!ちょ、ちょっと何してるですか!!」
男「ん?誓いのキスだけど...指輪なんて現れないぞ」
翠「このアホ人間が!!キスするのは手にするのですよっ!!」
男「え?」

蒼星石は唇をごしごしと拭いている。だが、彼女の顔がほんのり赤くなっている気がしないでもない。

男「ごめん!!本当にごめん!!わざとじゃないんだ!!」
翠「かわいい妹になにしてくれてるですか!!」

男は必死に謝るも翠星石が蹴りを入れてくる。

男「すまない!!わるかった!!ゆるしてくれ!!」
翠「ぜぇ~~ったい許さんです!!このっ!このっ!」
蒼「お、落ち着いて翠星石!さっきは僕も説明不足だったんだし...ね!」

蒼星石が必死に翠星石を止める。
そして翠星石の怒りが多少収まったころ。

男「改めまして...」
蒼「...誓いのキスを...」
翠「手に!!ですよ!!」
男「...ああ」

ちゅ

男「なんだ...指が熱い...」
男「お、指輪だ。なんかかわいいなこれ。契約はこれでいいの?」
蒼「はい。ではマスターこれからよろしくお願いします」
男「おお」
蒼「さ、翠星石。次は君だよ」
翠「うう...気がすすまねぇですけど...しゃーねーですぅ...ほれ人間、誓いのキスを...」

翠星石は手を差し出す。男は軽く口付けし、契約を交わす。

翠「まったく...ばか人間、これからちゃんと私達のローザミスティカを護るですよ」
男「ああ。よろしくな」
蒼「一息ついたとこだしお茶にでもしませんか?」
翠「賛成ですぅ。紅茶が飲みたいですぅ」
男「わかった。じゃあ紅茶入れてくるから二人ともくつろいでいてくれ」
蒼「いえ、マスターは座っていてください。僕がやりますから」
男「いやいや悪いよ」
蒼「マスターのお役に立つのが僕達の役目ですから」

そういうと蒼星石はキッチンへ行ってしまった。

男「...悪いことしちゃったな。まださっきのこと怒ってるのかな?」
翠「しらんですぅ」
男「明日改めてあやまっておくか...」

翠(どうも変なやつですぅ...あ、あれは...)

翠「人間」
男「ん?」
翠「風呂入ってねえならさっさといってこいですぅ」
男「お、悪いね」
翠「ゆっくり入ってこいですぅ~」

そういうと男は風呂へ行った

翠(ヒッヒッヒ...この隙にPCの中身を確認してやるですよ♪)
翠(ジュンの家で少し覚えといてよかったですぅ♪)

PCを起動させる

翠(早くするですぅ~...)
蒼「なにやってるんだい?」
翠「ほあっ!!なんだ蒼星石でしたか...脅かすなですぅ。PCのチェックですよ」
蒼「ま~たそういうことする~。怒られても知らないよ」
翠「大丈夫ですよ。蒼星石はしんぱいs

バタン

翠「げげっ!!もう出てきやがったようです!!」
蒼「どうする!?まだ起動中だよ!!」
翠「こうなれば...」

ヒュンッッ

コンセントを引っこ抜いた。

翠「一件落着ですぅ♪さ、お茶にするですよ」
蒼(....)

そのすぐ後に男は部屋に入ってきた。そして三人で雑談を交えた。

蒼「ではマスター。そろそろ僕達は寝ますね。おやすみなさい」
男「うん。でもベッドは一つしかないぞ」
翠「なに変なこと考えてるですかぁ?私達は鞄で眠るから心配無用ですぅ」
男「あ、そうなの」
翠「そうです。おやすみ~ですぅ」

バタン

二人の鞄が閉じられた

男(しかし春先とはいえ、あんな鞄の中では寒いだろう)

男はそう思い自分の掛け布団を鞄の上に被せ、自分はコートを着て眠りについた。