【宮古島旅行記/年越しは宮古島で!!】
第7話)幻の年越し鍋
||沖縄旅行記|宮古島|平良|城辺|砂川|狩俣||
さて、今回の旅の宿であるが、事前にネットで検索していたら一泊980円!!という驚きのゲストハウスを発見した。無論この価格はドミトリーだが、いくらデフレ日本とは言え1,000円を切るなんて犯罪的な値段だ。
ただ残念なことに年末のドミトリーは満室だったので、取りあえず初日はこの「風家」というゲストハウスの個室・送迎・朝食付3,500円也の部屋を予約する。とはいえ、某・予約サイトRのポイント1,000円分と先着1500枚限定500円クーポンが使えたので、
1泊目め 3,500円 宿代定価
-1,000円 サイトRのポイント使用
- 500円 サイトRのクーポン使用
----------------------
2,000円 支払価格
しめしめ、2,000円になったゾ。
そして、予約を完了させると確認メールが届いた。そこには「夕食は、別途500円にて承ります。」とのコメントが。なんと500円でディナーだと!! なんかお得そうな宿だなぁ。じゃもう一泊するかと、再びサイトRから予約を入れる。すると限定500円クーポンがまた使えるではないか!! つまり、
2泊目め 3,500円 宿代定価
- 500円 サイトRのクーポン使用
----------------------
3,000円 支払価格
と、3,000円で2泊目を予約。ラッキーである。
500円割引やら、2,000円分のポイントが100円やら、お得なクーポンをフル活用
そうこうしていると、今度は別のサイトJから「今なら2,000円分のポイントが100円で購入できます」とメルマガが届いた。だったらこっちも使ってしまえ!!
3泊目め 3,500円 宿代定価
+ 100円 サイトJのポイント購入
-2,000円 サイトJのポイント使用
----------------------
1,600円 支払価格
こうして、3泊目はサイトJから実質1,600円で予約。
結局、3泊10,500円の宿代が6,600円、一泊あたり2,200円になってしまった。個室でこの金額はもはや犯罪を通り越している!!
- - - - - - - - - - - - - - - - - -
とまあ、こんなややこしい予約をしたものだからチェックインの際、宿の人は目をシロクロさせていた。
では、噂の500円ディナーも頼んじぇえ、
「今日は夕食、お願いできますか?」
「すいません、送迎などで立て込んでて晩の提供ができないんです」
それでは致し方ない。明日に期待しよう。
そして翌朝、
「今晩夕食、大丈夫?」
「ごめんなさい、今日も忙しくて、、、」
うむむ、これは500円ディナーは幻になりそうな雰囲気だ。こりゃ3日目の晩飯もムリだろうと諦めかけていたところ、
「明後日の大晦日17:00頃から、年越し鍋パーティーやります。参加費無料ですよ。」
と、衝撃のオファーが。
しかし大晦日はオイラが島を離れる日じゃないか!! なんとかフライトを翌日に変更できないものか?
しかし、また航空会社に電話してもコールセンターでは事務的に処理され断られるのがオチだ。僕は空港のエアライン事務所に出向いてみることにした。
わざわざ空港のエアライン事務所まで赴いたものの、、、
情に厚い島人の職員なら、何とかしてくれるのではないか? そんな淡い期待を抱いて空港に赴き、職員さんにお願いする。
「フライトを1月1日に変更しください」
「すいません。こちらで端末を操作しても動かないのですぅ」
職員さんはハートフルな島民でも、航空会社は無慈悲な本土資本。ましてや感情のないコンピュータープログラムってヤツは一切の例外を受け付けてくれない。
僕は思わず宮古島人情ウイルスを開発してこの会社のシステムに感染させたくなったが、そんなウイルス、オイラに作れる分けがないじゃん。
- - - - - - - - - - - - - - - - - -
こうして最後まで予約の変更はできず、大晦日昼のソバ打ち大会も、宿の無料年越し鍋パーティも泣く泣く棒に振り、東京に戻ることになってしまった。
年越しは宮古島でするに限る!!
結局おいらの年越しは、島のコンビニで買った沖縄ソバのカップ麺。なんともトホホ~な1年の幕切れであった。
最終更新:2016年08月26日 22:16