851 :名無しさん@秘密の花園:2009/08/08(土) 10:04:09 ID:ek17cYrR
>>595です。
モモかじゅ続きを書いてみた。
ほぼ全編エロのくせに相変わらず貧弱な描写なので各自脳内補正ヨロ。
かじゅ先輩は変態から乙女へとジョブチェンジした模様です。
三人称は「ゆみ」に変更。
長くなりすぎたかなー…。




自分の下で真っ赤になって羞恥に震えるゆみの姿は、酷く桃子を興奮させた。
固くなるゆみの緊張を解そうと、色情を含まない手つきで肌を撫で、唇を落とし、言葉を紡ぐ。
話題は煽るものではなく、日常の延長を選んだ。

「先輩、初めてっすか?」
「あ、ああ…」
「意外っす。
先輩ってかなりモテるのに」
「そうか?
自分ではよくわからないが…」
「そうっすよ」

現実に、鶴賀には『加治木ゆみファンクラブ』まがいのものまで存在している。
余談だが、最近度を越え出したファンクラブ(仮)会員たちは次々と謎の闇討ちにあっているとかいないとか。
誰も姿を見たことがないため、未だ犯人の特定には至っていない。

「先輩は格好良くて、優しくて凛々しくて。
でもこんなに可愛くて。
好きにならないわけないっす」
「私は、モモに好いてもらえたならそれで良い」
「…すぐそういうこと言うからモテるっす」

少し面白くなくて、ゆるゆると右手を胸元へ伸ばし軽く持ち上げるように揉むと、ゆみは小さく声を漏らした。
その声に気をよくして、固くしこった先端を舌で一周し歯を当てる。
口腔へ誘い入れ赤子のように吸い上げると、蕩けた甘い声を上げて桃子の頭を抱えた。
ぎゅうっと抱き寄せられるのが愛おしく、桃子は一層舌を駆使し胸へとキスを続ける。

「こ、こんなこと、普段から言うわけないだろ」
「…私だけっすか?」
「モモだけだ。
……あまり恥ずかしいことを言わせるな…」

真っ赤な顔のまま恥ずかしそうに視線を逸らすゆみに、頬の筋肉がだらしなく緩むのを止められなかった。


無駄な肉のない細い腰に口付け、今度は明確な意図を持ってくすぐるように指で辿る。
くねる腰は尿意を耐える幼児のそれに似て、幼児には到底真似の出来ない恐ろしいまでの色香と艶を含んでいた。

自身の鼓動の速まる音が聞こえ、桃子は生唾を飲んだ。
ゆみは耳まで朱に染め、期待と不安に瞳を潤ませている。
視線を合わせ「…モモ?」と小首を傾げられ、自制心を保つどころではない。

荒くなりがちな呼吸を最後の理性でどうにか整え、大きく深呼吸する。
焦って嫌われてはいけない。
獲物は目の前にいて逃げも隠れもしないのだから、あくまでクールに。

「先輩があんまり可愛いんで、心臓が持ちそうにないっす」

わざと明るく振る舞って声をかけ膝に割り入ろうとするが、恥ずかしがったゆみは中々力を抜こうとしなかった。
桃子は掌をぴったり閉じた内股へ滑らせ、文字通り下腹部へと置く。

「怖いことなんかないっす。
先輩がしてくれたみたいに、ちゃんと出来るかはわかんないっすけど、頑張るっす」

出来るだけ優しい声で囁くと、ゆみは少しバツの悪そうな顔をした後無言で腕を伸ばし、桃子の背中へ回した。
肩甲骨辺りを探ったかと思うと「モモも」と蚊の鳴くような声でねだる。

「抱っこっすか?
先輩の甘えたさん」

からかうような言葉にも「ん」と小さく返しただけで、しがみついたまま放そうとしない。
まるで子供のような態度に桃子は嬉しさ半分苦笑する。
そこには二つも年上の先輩ではなく、一人の可愛い女の子がいた。

「いつもとキャラ違い過ぎっす…」
「…嫌か?」
「大丈夫、可愛いっすよ。
大好きっす」

返事も聞かないまま唇を重ねた。
薄く開いた隙間から舌を差し込み丁寧に絡めると、ゆみの体から力が抜けていく。
それでも焦らず肌を撫で続け、自然と膝の開くのを待ってから身体を滑り込ませた。




もう陽もほとんど落ちかけ気の早い星のいくつかは瞬いているが、それでも部室はやや明るい。
普段自分でも見ないような場所を無防備に晒され、ゆみはどこか居心地悪そうに姿勢を直そうとするが、足の間に桃子がいて上手くいかなかった。

「モモ…?あの、恥ずかしいんだが…」
「先輩はもっとすごいことしたっす。
汚いって言ったのに私のここを、それはもう犬のように舐」
「あー!すまない!私が悪かったな!
だからそれ以上言うな!!」

真っ赤になって叫ぶゆみの姿は、先刻まで桃子を攻めていたのと同一人物とは思えない。
桃子は「冗談っす」と話を切り上げると、膝から内股へ、内股から核心へと、そろそろと手を伸ばす。
小さな水音が、ゆみの高ぶりを如実に表していた。

「聞こえたっすか?」
「…知らない、聞こえない」
「じゃ、聞こえるまで」

冗談とも本気とも取れることを言うと、今度はわざと音を上げて嬲った。
花弁を柔らかく開き、指に付いた蜜を秘芯の根元から絡ませ、一気に刺激を与え過ぎないよう留意する。

「っあ…!」

花芯を親指で押し込むと、一際高い声が上がった。
普段ハスキーだからか高い声は少し掠れ、それが想像以上に甘美なもので桃子に脳天直下の衝撃を与える。

(可愛い、可愛い、可愛いっす!)

意思を無視して指が暴れ出しゆみは更に甘い声を漏らしたが、すぐさま両手でしっかり口を覆ってしまった。
桃子がさっきと同じことをしても返ってくるのは荒い吐息だけで、正中線を突き抜けるような先程の衝撃とは比べるまでもない。

「せーんぱい」

声を出すよう名を呼んでも、真っ赤な顔で首を何度も横に振られる。
涙目で耐える姿はいじらしいが、背筋を揺らしたあの声をもっと聞きたいし、何より背中から手が離れたのも面白くなかった。
面白くないついでに、思いつきで少し意地悪をしてみる。
覆いかぶさるようにして抱いていた左腕を伸ばし、密着していた肌に隙間をあける。
近いは近いが、これでゆみの求めた『抱っこ』は解消されてしまった。
突然のことに困惑したゆみへ、桃子は悪戯っぽく告げる。

「先輩がちゃんと抱いててくれないと、抱っこしないっすよ?」
「え?」
「抱っこしながらするのって意外と難しいんっすよね。
先輩がいらないって言うなら別に」
最後まで言い切らないうちに手は戻ってきた。
ただし左手だけ。
右手は相変わらず涙目の下、口元にある。

「そっちのは先輩の手じゃないんっすか?」
「あー…モモ…?」
「駄目っす」
「………」
「………」

静寂の中暫し二人は見つめ合ったが、桃子が折れなさそうなのを悟るとゆみは渋々右手も背中へと戻した。
それを合図に桃子は再びゆみを抱き、指の動きを再開する。


「はっ、あぅ…ん!」
「先輩、加治木先輩。大好きっす」

興奮と愛情とが乗った指はもう止まらない。
同じく我慢の限界だったゆみの声も止められなかった。
抱きしめあっているために桃子の耳元へ直接喘いでいるような格好になってしまい、恥ずかしいことこの上ない。

「可愛いっす…」

けれど、ゆみが恥ずかしい声を出せば出すほど桃子は嬉しそうだ。
普段全く言われない『可愛い』を連発し、わざと羞恥心を刺激するような言動でゆみの心を掻き乱す。
ただ、その全ては『好き』に基づいて行われ、ゆみ自身桃子に抱かれているのは途方もない幸福でもあった。

視線が合うと、二人は求めあうまま貪るようにキスをした。
その間も桃子は快楽を与え続けるが、行き場を失った声はくぐもって恥ずかしいくらい高い音が聞こえない。
そのことに気がついたゆみは、桃子と僅かな息継ぎの間隔だけしか離れようとしなかった。



桃子は唇を重ねながら十分に解れてきたことを確認すると、ゆみの中へ指を入れた。
熱いほどの粘膜は、まるで元々そこにあったかのように易々と桃子を受け入れた。
繋がった唇はくぐもった嬌声を吸い込み、卑猥な水音だけが部室に響く。

桃子はゆみが何を考えてキスを続けるかわかっていたが、どんな理由であれ自分から求めてくれるのはたまらなく嬉しいものであったし、目くじらを立てるほどのことでもない。
声が聞けないのは残念だったが、離れようとすると嫌がってキスを深くしてくるというのもまた捨てがたいものだった。
本当はしたいことはまだ山ほどあったが、初めてでこれ以上焦らすわけにもいかない。
桃子は必死に絡んでくるゆみの舌を甘噛みしながら、ラストスパートをかけた。
それ程深くない半ばがいいらしい、とあたりをつけ、中指を押し上げる。
素早くリズムをつけて追い込むと、背中に鋭い痛み、指に強い収縮を与えてゆみは達した。
その二つだけで、桃子は軽くイったような気さえした。

この背の痛みは、きっと一生忘れない。





おまけ

「モモ、悪かったな」
「何がっすか?」
「背中。痛かっただろう?
あ、結構大きいな」
「先輩も爪長くないし、そんなでもないっすよ。
舐めとけば治るっす」
「そうか。…ん?
背中なんでどうやって舐めるんだ?」
「それは…んー…先輩が?」


…第3R?

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最終更新:2009年08月08日 15:14