- 佐助(狼)×かすが(猫)
- どっちも獣耳、尻尾付のつもりだが今一活かし切れてない
- 御館様×けんしんさま(♀)要素が数行
- ↑の二人は人間(飼い主?)
発情期だ。
私はそう思って溜め息を付いた。
獣である身が恨めしい。こんな事に左右されるなんて。
そう思いながらも体がうずく。
欲しい。
欲しい。
気を抜けば直ぐに胎に捻り込まれる感覚を望んで体が熱くなる。
何て浅ましい。
気を反らしたくて自らを抱くようにして肩に爪を立てる。
獣である身が恨めしい。こんな事に左右されるなんて。
そう思いながらも体がうずく。
欲しい。
欲しい。
気を抜けば直ぐに胎に捻り込まれる感覚を望んで体が熱くなる。
何て浅ましい。
気を反らしたくて自らを抱くようにして肩に爪を立てる。
あのお方に、愛しいあのお方にこの欲を満たして欲しい気持はあった。
だけど、思い人は女性なのだ。
例え慰めて頂けるのだとしても、今の自分がどれ程の恥態を晒すのか想像できない。
知らせる訳にはいかなかった。
だけど、思い人は女性なのだ。
例え慰めて頂けるのだとしても、今の自分がどれ程の恥態を晒すのか想像できない。
知らせる訳にはいかなかった。
「っ!」
嫌だ。
ふと浮かんだ顔に頭を振る。
嫌だ嫌だと思うのについ脳裏に浮かぶだらしない笑顔。
向こうが発情期になると自分を求めてふらりと現れるお調子者の狼をかすがは拒みきれずにいた。
「うっくぅ…。」
一度考えてしまえば駄目だった。
体がその快楽を思いだし、子宮の奥がきゅうとうずく。
熱くなり身体中があいつを求めているのが分かって、情けなくて涙が溢れた。
ふと浮かんだ顔に頭を振る。
嫌だ嫌だと思うのについ脳裏に浮かぶだらしない笑顔。
向こうが発情期になると自分を求めてふらりと現れるお調子者の狼をかすがは拒みきれずにいた。
「うっくぅ…。」
一度考えてしまえば駄目だった。
体がその快楽を思いだし、子宮の奥がきゅうとうずく。
熱くなり身体中があいつを求めているのが分かって、情けなくて涙が溢れた。
「馬鹿佐助。」
立てた爪がぷつりと刺さる。
血が溢れて痛みが走る。
それなのに。
「っう。馬鹿……佐助。佐助。」
立てた爪がぷつりと刺さる。
血が溢れて痛みが走る。
それなのに。
「っう。馬鹿……佐助。佐助。」
体が熱い。
助けて。
佐助。
佐助。
涙がぼろぼろと溢れ落ちる。
もう何故泣いているのかは分からない。
ただ嫌いな彼奴の名を呼んで体を強く抱き締めた。
もう何故泣いているのかは分からない。
ただ嫌いな彼奴の名を呼んで体を強く抱き締めた。
「あらら。大丈夫か?」
気の抜けた声が聞え顔を上げる。
「発情期か?うわっ。」
「馬鹿!来るのが遅いだろう!」
私は我を忘れて佐助に飛びかかり押し倒した。
気の抜けた声が聞え顔を上げる。
「発情期か?うわっ。」
「馬鹿!来るのが遅いだろう!」
私は我を忘れて佐助に飛びかかり押し倒した。