本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジスン。
- キャロルの母は多産で、キャロルは男四人、女七人の家族の長男だった。
- 父は教会の牧師。のちにリッチモンド教会の大執事となり、リボン大聖堂の聖堂参事会員も務めた厳格な人物だったとか。
- キャロルには吃音障害があったと言われている。また兄弟姉妹も全員言語障害があったという
- 大学の数学教師となったキャロルは、クライスト・チャーチ学寮の居室に写真スタジオを持っていた。
その名も「ガラスの城」。
1883年(W)から
1897年(W)まで、同協会の会員名簿にキャロルの本名が記載されており、
またキャロル研究者が調査したキャロルの銀行口座出納録にも、死の直前まで同協会に会費が支払われていた事が確認されている。
- なお、英語圏での医学用語に「不思議の国のアリス症候群(Alice in wonderland syndrome)」がある。
作中のアリスのような、空間と大きさの知覚異常の事。薬物常習者や神経疾患患者などに見られると云々。
年表
キャロルがピクニックへ行くボートの上で、
アリス・リデルに初めて「地下の国のアリス」の話を即興で語った。
7月に初版2000部が出版されたが、印刷不備のため回収。世に出回ったのは11月発行のもの。
- 1886年(W)12月23日、オペレッタ『不思議の国のアリス』初演。観客・評論家に好評を博す。
参考文献
『アリス狩り』高山宏
『「不思議の国のアリス」の誕生』
『ユリイカ』2015年3月増刊「150年目の『不思議の国のアリス』」所収「チェシャー猫と不可視のワンダーランド」
JK『医学英和辞典』
最終更新:2016年12月09日 03:34