気になった和歌



  • 神ならば ゆららさららと 降りたまへ
   いかなる神か もの恥ぢはする
                    ――『梁塵秘抄』
(神でしたら、ゆっくりゆっくりお降り下さいませ。
 いったいどんな神が恥ずかしがって降りるのをためらうでしょうか、の意)



  • (世の中に大事いで来て、新院あらぬさまにならせおはしまして、
  御ぐしおろして、仁和寺の北院におはしましけるに、
  まゐりて、兼賢阿闍梨出あひたり、月かかくてよみける)

かかる世に 影も変らずすむ月を
   見るわが身さへ怨めしきかな
                    ――西行


  • 芦原よ しげらばしげれ おのがまま
   とても道ある 世とは思はず

1629年後水尾天皇が退位の際に残した和歌。
 徳川幕府に様々な権威剥奪と屈辱を味あわされた末の一首)