- 中世イタリア説話集『ノヴェッリーノ』に、カール大帝が死後煉獄で苦しんだという話がある。
カール大帝が遺言状にて、自分の馬と武器をとある男爵に託してそれを売り払った金額で貧民に施しをせよと命じたが
男爵はそれを着服した。後、男爵の前に死んだシャルルマーニュが現れ、その行為のせいで八代にわたる苦しみを
煉獄で味わったのだと述べる。が、神に許されて自分は天へ行く、かわりに男爵が苦しみながら罰を支払う事になると言い残す。
と、そこにいた大勢の目の前で、天から稲妻が落ちてきてそのまま彼を地獄へ連れ去ったという。
参考文献
『中世イタリア民間説話集』
最終更新:2016年11月22日 04:17