- プリニウス『博物誌』第十五巻に、リウィアがテヴェレ川畔の別荘にいた際に、
座るリウィアの膝に白い雌の
ワシが降りてきたという逸話が紹介されている。
占い師たちの助言によりそのワシは捕えられ飼育された。またそのワシは口に実の付いた
月桂樹の枝をくわえており、
その枝は地面に植えて、「宗教的な配慮をもって」世話をされたという。
以降、歴代皇帝は凱旋行進を行う際、このワシが運んできた原木からとられた枝を持ち、その葉で作った花輪を頭にいただくようになったという。
参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅲ』
最終更新:2016年07月30日 02:22