- 『新約聖書』「マタイ伝福音書」によれば、イエスはアブラハムから数えて四十二代
(アブラハムから
ダビデまで十四代、ダビデから
バビロンに移されるまで十四代、
バビロンに移されてからイエスまで十四代という)にあたり、アブラハムやダビデ、
ソロモンの
血筋を引いていることが記されている。
- 「マタイによる福音書」などで、十字架につけられたキリストが口にする言葉「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」は
詩篇22からの引用。
- もともと、磔刑の一種である十字架刑はローマにおいては不名誉な罪、特に国家反逆罪という政治犯に行われた刑罰。
イエスの死刑を最終決定したのがローマから派遣された総督
ピラトであり、
従ってイエス・キリストはあくまでローマ帝国への反逆罪で処刑されたことになる。
またピラトの決断までの過程でユダヤの人々が「十字架につけろ」と要求したとする記述が各福音書にあり、
律法を破った罪ではなくローマへの反逆罪で処刑される事を望んでいたことになる。
参考文献
『文語訳新約聖書』
『聖書 スタディ版』
最終更新:2017年03月14日 04:42