日食に関する記述があり、この日食はミレトスのタレスがその発生を預言していた、と記している。
なお、現在では、この日食は通例
BC585年(W)5月28日に発生した皆既日食が比定されるという。
ハリュス川をどのように渡るかで思案していると、たまたま陣営に居合わせたタレスが
川の陣地上手側に運河を掘り、陣地の後方に水が流れるように仕向けて本来の川から水を干上がらせて
渡らせたという、ギリシアで広く唱えられた説があるという。ただし、ヘロドトスはこの説に懐疑的な模様。
(zsphereコメント:ヘロドトス先生に曰く、そんな方法とったら帰りはどうするんだよ、という事だが、
帰る時は行きと同じ場所に陣地を敷いた上で、運河の入口を埋めて
元の川筋に水が流れるようにすれば良いのでは……?)
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
最終更新:2015年07月17日 02:10