こぎつね座CK

  • 17世紀に観測された、天体爆発の残骸を指す。
   ダンベルのような形をした暗い星雲。

   この星は秋になって消えたが、翌1671年(W)に再度出現し、かつてなく明るく輝いた。
   同年10月まで観測されていたがその後消滅、翌1672年(W)にわずかに観測された後、
   二度と見られなくなった。



  • 当初、この天体は記録に残る最古の新星だと考えられていた。
   しかし2015年『nature』に発表された論文は、これは二つの星が激しく衝突する、
   レッドトランジェント(高輝度赤色新星)と呼ばれる珍しい現象であったとする。
   観測の結果、多量の重窒素や、普通の新星には見られない荷電された分子などが見られたためとか。


      参考文献

ナショナルジオグラフィック日本版 2015年3月26日記事
最終更新:2015年03月26日 23:57