- 「イソップ伝」では、イソップはデルポイの人々に憎まれ対立していた事が強調されている。
イソップがデルポイ人に憎まれたのは、
ムーサに寓話の才を授けられた事でムーサやその母の
ムネモシュネ(記憶)ばかりを崇拝してデルポイの
アポロンを軽んじたほか、
またイソップがデルポイ人を奴隷の子孫などと侮辱したためだとされる。
- ヘロドトス『歴史』巻二に、アイソポスはイアドモンというサモス人の奴隷であった、という記述がある。
アイソポスを殺害したデルポイの人々が神託に基づき補償金の受取人を求めて触れを出したが、
その受け取りに現れたのはイアドモンの孫で同名のイアドモンただ一人であった、という。
参考文献
『イソップ寓話集』
『歴史(上)』ヘロドトス
最終更新:2015年09月15日 17:35